「iPhone 13」シリーズの販売がスタートしたが、アップルは「iPhone 12」シリーズに引き続き今回も充電用の電源アダプタを同梱していない。日本ではあまり取り沙汰されていないが、海を越えたブラジルではこれが大きな問題になっているという。いったい何故なのだろうか…?
今回は、アップル製品が電源アダプタを同梱しなくなった理由や、それに対するブラジルの反応についてお伝えしていきたい。
ブラジルでは電源アダプタの別売は違法

(画像=(Image:leungchopan / Shutterstock.com)、『オトナライフ』より引用)
たしかに電源アダプタを余らせているiPhoneユーザーは多そう
iPhone 13シリーズの販売が9月24日からはじまった。バッテリーの性能アップや動画撮影機能の向上などまた新たな進化を遂げたiPhoneだが、昨年のiPhone 12シリーズからアップルは“ある問題”を抱えたままになっている。それがブラジルにおける「iPhoneに電源アダプタが同梱されていない」問題だ。
電源アダプタを同梱していないことはブラジルに限った話ではない。アップルはiPhone 12シリーズから本体販売の際に電源アダプタを同梱しないと決めており、日本でも同様だ。しかしブラジルの消費者保護規制当局であるPROCON.SPは、電源アダプタを同梱せず別売りにする販売方法を「ブラジルの消費者保護法に違反する行為である」と指摘。2021年3月、アップルに対して1,050万レアル(約2億2,000万円)の罰金を科している。