都内有数の紅葉スポットとしても知られている高尾山。紅葉シーズンには多くの人々が訪れます。初心者でも気軽に登山が可能な高尾山で、紅葉シーズンを思いっきり楽しみたい方に、紅葉の見頃やおすすめスポットなどを紹介していきましょう。
目次
高尾山に紅葉を見に行こう！
東京都心から1時間で行くことができる高尾山は年間を通して多くの登山客が訪れることで有名です。
都内の子供達は遠足で高尾山を利用することも多く、山道に慣れていない方や、小さい子供から大人まで、気軽に登山が楽しめるようになっています。誰でも安心して登山にでかけられるのも高尾山の魅力のひとつでしょう。そんな高尾山は紅葉の名所でもあり、紅葉シーズンには多くの観光客で賑わいます。
※下記情報は2021年10月1日の情報です。最新情報は公式HPなどをご覧ください。
高尾山への行き方は？
高尾山へ登山や紅葉を見に行く場合に一番近い駅は「京王線・高尾山口駅」。JR中央線には「高尾駅」があるのですが、こちらからのアクセスの場合は、「高尾駅」で下車して、京王線に乗り換える必要があります。間違えやすいので注意してください。
新宿駅からアクセスする場合、高尾山口駅直通の特急で約50分で到着。京王線を利用して高尾山へ向かう方で、ケーブルカー・リフトを使用する予定のある方は割引適用になる「高尾山きっぷ」の購入がお得な行き方です。
京王ライナーを利用した行き方も◎
普通列車に乗って行く場合に混雑が心配な方は、座席指定ができる「京王ライナー」の利用も◎。通常、京王ライナーは高尾山口への運行はしていません。しかし、紅葉など観光のハイシーズンに臨時列車として、高尾山口までの運行が実施されます。
座席の心配なく、新宿駅からノンストップで高尾山に到着できるので、ゆったりした気分で高尾山へ向かうことが可能。利用を検討している方は、公式HPなどで運行情報を確認の上、予約・検討してみてください。
紅葉シーズンの高尾山は混雑必須！
11月頃の紅葉が見頃のシーズンになると、高尾山にはとても多くの観光客が訪れます。高尾山口駅前にある駐車場は、あっという間に満車になるので、公共交通機関でのおでかけが一番のおすすめです。
また、ケーブルカーやリフトを利用予定の方も、混雑がひどい場合には、乗車するまで1時間待ちになることもしばしば。紅葉の見頃のシーズンに高尾山行く場合には、時間に余裕を持って行くことや朝早い時間に登山することをおすすめします。
高尾山は東京の紅葉の名所！
高尾山は東京都内でも有名な紅葉の名所。天気がよい日は山頂から富士山を眺めることもできるので、毎年高尾山の紅葉を楽しみにしている人も多く、紅葉シーズンはより多くの人で賑わいを見せます。
高尾山にはさる園やBBQスポッットなどのお楽しみポイントもあります。高尾山にある寺院の薬王院はパワースポットとして人気もあり、登山だけでなく観光も存分に楽しめるとあって高尾山の魅力のひとつでしょう。高尾山口駅には、日帰りの温泉施設もあり旅の疲れを癒してくれます。
いつ頃が紅葉の見頃？
高尾山の紅葉の見頃はいつごろなのでしょうか。高尾山の紅葉は例年11月中旬ごろ〜12月初旬です。東京都心に比べ高尾山の紅葉は、少々遅めに開始。紅葉する木々の種類にもよりますが、高尾山の紅葉の目玉でもあるもみじは、山頂〜ふもとにかけてだんだんと色づいていきます。
高尾山の中でも一番早く色づくのは駅前のイチョウでしょう。紅葉の時期は、高尾山周辺が一段と賑わいを見せる時期でもあります。
紅葉時期に合わせたイベントも
高尾山の紅葉シーズンには、紅葉の時期に合わせて「もみじまつり」が例年11月に開催されます。スタンプを集めながら登山を楽しんだり、駅前広場では名産品に、太鼓やダンス、音楽などが響きわたるイベントとなっています。
イベント開催については変更・中止の可能性もありますので、詳しくは高尾山の最新情報を確認するようにしましょう。
高尾山の登り方
「気軽に登れる」「都心から近い」「初心者でも大丈夫」とよく耳にする高尾山。高尾山への登り方にはどんなルートがあるのでしょうか。
気軽に登れると言っても山に登ることに変わりはありません。ここでは、主な高尾山登山のルートを紹介していきしょう。
登山ルートは6種類
高尾山のルートは自然研究路という高尾山の植物や生き物の解説案内が設置されたもので、6ルートあります。
初心者や小さい子供連れの方には、ケーブルカーやリフトを使って途中まで行って、1号路を通るルートがおすすめ。茶屋やさる園などを経由し、薬王院へ向かう表参道となっているので、路面も歩きやすくなっています。高尾山のまた、高尾山の山頂から裏高尾へ行けるコースもあり、高尾山の登山コースは自分の予定や体力などに合わせて選択できるのも魅力でしょう。
コースの組み合わせて登山も可能
4号路は吊り橋があるので、人気のコース。1号路から分岐しているので、行き帰りでコースを変更して楽しむこともできます。例えば、行きは表参道となっている1号路で登って薬王院を堪能しながら楽しみ、帰りは吊り橋コースへ行くなんてことも可能です。
6号路と稲荷山コース以外は、ケーブルカーやリフトの乗り場にも行けるので、疲れたらケーブルカーやリフトを使うのも◎。下山する人が多くなってくる午後はケーブルカーやリフト乗り場は混雑するので要注意です。
1号路はベビーカーでも大丈夫！
登山コースの1号路は、ベビーカーでも安心の塗装がされた比較的上りやすい道になっていて、薬王院ではベビーカーで参拝している方もよく見かけます。ケーブルカーでは、駅員さんが手伝ってそのまま乗せてくれるなど、小さいお子さん連れでも、紅葉を楽しみに行けるのも、高尾山登山の嬉しいポイントでしょう。
登山の服装に気をつけよう
気軽に行ける高尾山ですが、軽装で行くのはNGです。本格的な登山道ではなくても、紅葉シーズンの秋頃は高尾山は肌寒く感じることも多く、羽織る物を一枚持って行くことをおすすめします。また、靴は歩きやすいものを選びましょう。
稲荷山コースは麓から山頂までの登山コース、6号路は川や滝を横目に歩いて行くので登山の装いで向かったほうがよいでしょう。気軽な登山でもしっかり準備して行ってください。
高尾山の展望紅葉スポット3選
登山コースによってさまざまな魅力があふれる、高尾山。 6号路と稲荷山コースは登山に慣れている方におすすめのコースですが、他のコースは組み合わせもでき、行き帰りで高尾山の違った紅葉の景色も味わえることでしょう。
1.王道の山頂から眺める紅葉の景色
標高599mの高尾山の山頂は見晴らしもよく、紅葉のシーズンに赤や黄色に染まったパノラマ展望は必見です。山頂は八王子方面に面しているのですが、高尾山の紅葉の向こうにさらに八王子の紅葉が広がっています。
天気のよい日の紅葉シーズンは、街並みと紅葉のコントラストを山頂から楽しめることでしょう。広場のようになっているので、石垣やベンチに座ってゆっくり紅葉を眺めている方も。お弁当も広げて食べられるので、山頂で思いっきり景色を楽しみましょう。
山頂には3軒のおそば屋さんも
高尾山名物と言えば、「とろろそば」が有名です。山頂付近には3軒のおそば屋さんがあり、登山で疲れた体を癒してくれます。山頂付近で紅葉を眺めながら持参したお弁当などを食べるのもとってもいいですが、山頂で美味しいとろろそばを食べてるのもおすすめです。
紅葉の時期は肌寒くなってくるので、山頂で温かいおそばやなめこ汁をいただくと、体も温まり下山の活力に◎。秋は紅葉だけでなくキノコもおいしいグルメの季節なので、ぜひ山頂グルメを楽しんでみてください。
2.紅葉したもみじが美しいもみじ台
もみじ台という名前の通り、一帯にもみじの木々があるため、紅葉シーズンには紅葉のスポットとして写真に収めたりするのにも人気のスポットです。
実はこちら、高尾山の山頂から10分ほど歩いた場所にある場所なので、山頂について体力がまだある方にはぜひ進んで欲しい所。天気のよい日には、もみじ台の細田屋から富士山も望め、もみじの木々を眺めながら休憩できます。お弁当を食べたりしている方も多く、高尾山山頂の混雑に比べ比較的穏やかに過ごせるでしょう。
営業時間にも注意！
もみじ台・細田屋さんの営業時間は10時〜15時。お昼頃は混雑も予想されます。営業時間内に行けばいいかなと、遅めに登山を開始した方は、帰りの時間を十分考慮してください。
紅葉シーズンは日が落ちるのも早くなっています。初心者でも大丈夫と言える高尾山でも、暗くなり初めてからの下山は危険ですので、時間に余裕を持って出かけましょう。
もみじ台細田屋の口コミはこちらをチェック！
もみじ台の口コミや最新情報はこちらをチェックしてみてください。
3.ケーブルカー高尾山駅隣接のカフェレストラン
ケーブルカーの駅「高尾山駅」を降りるとすぐ、お土産やお団子が売っている売店があります。この2階「SUMIKA TABLE」はこじんまりとしていますが、お食事やカフェ時間をゆっくり楽しみながら展望が楽しめる場所。
窓際のカウンター席は特等席と言えるほど素晴らしい見晴らしで、紅葉シーズンは赤や黄色の鮮やかな木々と一緒に東京の街並みを見られます。天気のよい日は絶好のカフェタイムになること間違いなしの場所で美味しい食事も楽しみましょう。
展望台もあり！
スミカテーブルでの食事は、紅葉のシーズンには大変な混雑も予想されます。少しでもカフェでの紅葉展望を楽しみたい方は、スミカテーブルのある高尾山スミカの最上階に登ってみましょう。
スミカテーブルへ登る階段から続く展望台は、ちょっとしたスカイテラスになっていて、コーヒー片手に眺めるのにはとても素敵な空間。窓際席に座れなくてもちょっとした贅沢気分を味わえます。高尾山スミカには人気の天狗焼きも売っていますので、テイクアウト一緒に楽しんでみてください。
BBQスポットの展望も◎
高尾山スミカの脇の階段を登ると、「高尾山BBQマウント」の展望レストランへ。こちらの展望台も絶景スポットとして知られていて、展望レストランでは空調がしっかりあるので、夏は涼しく、冬は暖かく、景色をゆっくりと食事しながら楽しめます。
BBQプランなどもあるので、夏だけでなく紅葉の景色と一緒にBBQも楽しんでみてください。
高尾山の乗り物から見る紅葉2選
ケーブルカー・リフトなどを利用することで、高尾山の紅葉の見方が変わってくるのも高尾山の紅葉の楽しみ方のひとつといえるでしょう。高尾山の紅葉や景色が乗り物から楽しめる場所を紹介していきます。
1.ケーブルカーからの紅葉
高尾山の中腹までは徒歩登山でも可能ですが、京王高尾山口駅から徒歩5分ほど歩いて、お土産店を抜けて行くと、登山道の入り口「清滝駅」からケーブルカーとリフトを利用できます。
こちらのリフトとケーブルカーも立派な紅葉スポットとなっています。小さい子供連れにはベビーカーどと乗れるケーブルカーがおすすめ。ケーブルカーでは、電車と紅葉の景色がノスタルジックに映えます。乗っても見ても紅葉が楽しめるのも、紅葉シーズンのケーブルカーの魅力です。
2.紅葉を体感できるリフト
ケーブルカーの清滝駅を抜けて、階段を登るとリフト乗り場「山麓駅」からリフトの乗車が可能です。リフトは2人乗り(大人2人+未就学児は可能)で、片道12分程で運行しています。
リフトの魅力は、乗りながら高尾山の空気を体感できるところ。紅葉シーズンには、真っ赤に染まった紅葉や鮮やかな黄色の木々の間をリフトに乗りながら紅葉を感じられます。リフトは紅葉の季節だけでなく新緑の季節にもとてもおすすめです。
リフトは喧騒から離れられるメリットも
リフトは一緒に来た人と乗れるので、片道12分程、ゆったりと紅葉の景色を見ながら澄んだ空気をリフトで進んで行くので開放感も感じられます。
紅葉シーズンのケーブルカーは、運良く座れれば紅葉を楽しむ余裕もありますが、混雑時には車内に余裕がなくせっかく楽しみたいと思っていた景色があまり見られないこともしばしば。リフトも混雑時には乗車まで時間がかかることもありますが、12分のリフトで紅葉の独り占めを楽しんでみてください。
リフト乗車での写真サービス
リフトに乗っていると、高尾山のスタッフがリフトの途中で記念写真を撮ってくれるサービスもあります。
写真はベット料金で購入になりますが、高尾山の天狗が描かれたフレームとデータを一緒に購入できます。高尾山登山の思い出に、リフトで記念写真を撮れるのもデートにおすすめかもしれません。
建造物と一緒に楽しむ紅葉3選
高尾山の紅葉は燃えるような山々を眺めるだけでなく、建造物や登山道などと一緒に楽しめる紅葉も魅力的です。高尾山にはさまざまなスポットがあるので、紅葉も色々な楽しみ方ができます。思わず写真を撮りたくなるような、高尾山の紅葉の魅力を紹介していきましょう。
1.人気の吊り橋コースの紅葉
高尾山の登山コースで唯一ある「吊り橋」が人気の4号路は、小さい子供でも安全に楽しめるコースでしょう。また、１号路と途中までは一緒なのも安心です。4号路の吊り橋は大きくはないですが、吊り橋を渡る緊張感はなんともよい経験になるのではないでしょうか。
紅葉の時期には、吊り橋が紅葉した木々に囲まれてとても写真映えのするスポットになります。少し違った雰囲気で紅葉の写真や思い出を残したいなら、4号路もおすすめでしょう。
2.パワースポット薬王院の紅葉
薬王院もせっかく高尾山に来たなら寄っておきたいパワースポット。薬王院の境内にはイロハモミジの木々が多く、山門や天狗像などと一緒に綺麗な写真が収められます。
本社入り口にある鳥居の横のもみじはとっても綺麗な赤色に染まった紅葉が見られるでしょう。鳥居とあいまってとても素敵です。パワースポットの薬王院では御朱印もいただけます。ぜひ高尾山へ登山へ来たら薬王院でエネルギーを感じてみてください。
3.高尾山登山道入り口「清滝駅」
京王線高尾山口駅から徒歩5分ほどで、リフト・ケーブルカーの入り口が見えてきます。レトロな駅舎と駅前にある大木の紅葉は、なんともノスタルジックな風景が広がり、街並みと紅葉のコントラストが素敵なので、駅前広場も素敵な紅葉スポットとして知られています。
紅葉シーズンのケーブルカーやリフト待ちも、紅葉を眺めながら穏やかに過ごせるでしょう。
恒例の「高尾山もみじまつり」
高尾山のもみじまつりが例年、11月〜末日まで開催されます。リフトとケーブルカーの駅前広場で開催され、毎年多くの人で賑わいを見せます。名産品の販売や太鼓などの音色が響き渡ります。開催については公式HPなどを確認してください。
高尾山の紅葉登山の疲れを癒そう
紅葉シーズンの高尾山観光は人も多く、初心者でも気軽に登山できるとは言え疲労はたまります。普段登山に慣れてない方なら尚更でしょう。
京王線の高尾山口駅からすぐのところに「京王高尾温泉・極楽湯」があります。地元の方だけでなく、登山帰りに立ち寄る方もとても多く、露天風呂は天然温泉が楽しめます。食事処からは、京王線の時刻表や電車を見ながら食事をできるので、帰路に着くまでの時間管理もばっちり。ぜひ、疲れた体を極楽湯でいやして、紅葉登山を締めくくりましょう。
高尾山温泉極楽湯
住所
〒193-0844
東京都八王子市高尾町2229番7
電話番号
042-663-4126
営業時間
08:00～20:00
定休日
年中無休
高尾山極楽湯の口コミはこちらをチェック！
高尾山極楽湯の施設情報や口コミはこちらをチェックしてみてください。
高尾山の紅葉で秋を満喫しよう！
高尾山の紅葉は都心からも近く、思い立ったら紅葉狩りに行けるスポット。コースもたくさんあるので、足に自身のある人でも、小さいこどもから初心者まで誰でも気軽に行けるのも魅力的です。
ぜひ、高尾山の新鮮な空気と紅葉を満喫しに、高尾山に訪れてみてください。
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その他、全国の紅葉スポットを満喫したい方はこちらもチェックしてみてください。
文・KAIAO／提供元・暮らし～の
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