現在はガソリンエンジン搭載モデルの生産が中止となっており、ディーゼルエンジンモデルのみをラインアップする三菱・デリカD:5。グレードごとに比較すると、燃費や装備などの違いはどうなっているのでしょうか。

本記事では、三菱・デリカD:5ディーゼルエンジンモデルの燃費と、グレード別の違いなどについて解説します。

目次

  1. デリカD:5ディーゼルの燃費はいいの?
  2. デリカD:5のグレード別の違いは?
  3. デリカD:5の走りの特徴3つ
  4. 悪路にも強いデリカD:5。ピッタリのグレードを選ぼう

デリカD:5ディーゼルの燃費はいいの?

三菱 デリカ:D5ディーゼルの燃費はいいの?グレード別の違いもあわせて紹介
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

デリカD:5の燃費は、JC08モード燃費とWLTCモード燃費、さらに細分化した3つのWLTCモード別燃費(市街地モード、郊外モード、高速道路モード)で評価されています。 グレードこそ多くありますが、現行型のデリカD:5の燃費はグレード間での違いはなく、いずれも全て同じ数値となっています。

ディーゼルエンジンを搭載するだけあって、8人乗りのミニバンとしては十分高燃費だと言える数値ではないでしょうか。

燃費モード カタログ燃費(km/L)
JC08モード 13.6km/L
WLTCモード 12.6km/L
市街地モード 10.1km/L
郊外モード 12.6km/L
高速道路モード 14.1km/L

デリカD:5のグレード別の違いは?

三菱 デリカ:D5ディーゼルの燃費はいいの?グレード別の違いもあわせて紹介
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

現行型のデリカD:5のグレードには、アウトドア仕様の標準車シリーズと、都会的なデザイン・機能を備えたアーバンギアシリーズの2種類があります。 ラインナップはとしては8つのグレードが用意されており、価格はいずれも400万円前後〜450万円弱となります。

燃費性能はどれも同じですが、装備やデザインなどそれぞれの異なる点を知った上で選ぶのがおすすめです。

1:M

全デリカD:5シリーズの中で、エントリーグレードにあたるのが「M」グレードです。 こちらは8人乗り仕様のみの設定となります。

本グレードではワンタッチ電動スライドドア(助手席側)を装備。また、予防安全技術の「e-Assist」を搭載しており、衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)、車線逸脱警報システム(LDW)、レーダークルーズコントロールシステム(LCC)、オートマチックハイビーム(AHB)が標準装備となっています。

2:G

「G」グレードは、標準のデリカD:5シリーズの中間グレードにあたります。 標準車の中で7人乗りと8人乗りを選択できるようになるのはこのグレードからとなります。

エントリーグレードの「M」と比べると、運転席側のワンタッチ電動スライドドアが標準装備されているのが嬉しいポイントです。さらに、家庭用の電気機器が使用できる100V AC電源、アクセサリーソケットも追加されていることで、キャンプなどのアウトドアにもピッタリの一台となっています。 他グレードと比較すると、価格と装備のバランスが良く人気のグレードと言えます。

3:Gパワーパッケージ

「Gパワーパッケージ」は、標準のデリカD:5シリーズの上級グレードです。 乗車人数は7人乗りと8人乗りを設定。また、ボディカラーは8種類のバリエーションがあり好みで選ぶことができます。

こちらのグレードには、インテリアにステアリングヒーター、運転席パワーシート、運転席・助手席シートヒーターを標準装備。また外観にはエレクトリックテールゲートと電動ステップ(LEDステップ照明付)を標準装備しており、より居住性や利便性が高いモデルとなっています。

4:P

「P」グレードは、標準のデリカD:5シリーズの最上級グレードに当たるモデルです。 こちらもGパワーパッケージと同様に、乗車人数は7人乗りと8人乗りを設定。ボディカラーも8種類のバリエーションが用意されています。

「Gパワーパッケージ」と比較すると、マルチアラウンドモニター、自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)、運転支援システムの後側方車両検知警報システム、後退時車両検知警報システムを標準装備し、安全性能を高めているのが特徴です。

5:アーバンギア G

「アーバンギア G」は、アーバンギアシリーズの中では最も廉価なグレードとなります。7人乗りと8人乗りが用意されています。 アーバンギアシリーズは、外観に専用のフロントメッキグリルやフロントバンパーなどを採用し、都会に馴染むスタイリッシュなデザインとなっています。

基本的には、標準のGグレードと同様の装備が揃っています。さらに追加装備として、運転席・助手席側にワンタッチ電動スライドドアや、家庭用の電気機器が使用できる100V AC電源、アクセサリーソケットも標準装備しています。

6:アーバンギア Gパワーパッケージ

「アーバンギア Gパワーパッケージ」は、2019年の新型モデル発表後から登場したアーバンギアの上級グレードです。 こちらも7人乗りと8人乗りが用意されています。

ひとつ下の「アーバンギア G」と比較すると、ステアリングヒーター、運転席パワーシート、運転席・助手席シートヒーター、エレクトリックテールゲート、電動ステップ(LEDステップ照明付)が追加で標準装備されています。 居住性の良さや利便性を求める方におすすめです。

7:アーバンギア Pエディション

「アーバンギア Pエディション」は2019年11月の一部改良以降に登場したグレードで、アーバンギアシリーズの中でも最上級グレードにあたります。 それまで最上級グレードだった「G パワーパッケージ」の装備内容に加えて、後側方車両検知警報システム(BSW/LCA)と後退時車両検知警報システム(RCTA)を追加し、また自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)も標準装備するなど、安全装備をより充実させたモデルです。

なお、乗車人数は7人乗りの設定のみとなっています。

8:ジャスパー

現行型の特別仕様車・ジャスパーは、2020年に販売を開始しました。 こちらは「G」グレードをベースにしており、乗車人数は8人乗りのみの設定で、新車購入時にはJASPERコンプリートパッケージ(ディーラーオプション)の有無を選択可能です。

「アウトドアレジャーをより楽しむための特別仕様車」というコンセプトのもと、フロントには専用エンジンフードエンブレムや、タイヤ後方に土はねからボディーを守るマッドフラップなどを装備。また内装には、撥水機能付きのシートを採用しています。

デリカD:5の走りの特徴3つ

三菱 デリカ:D5ディーゼルの燃費はいいの?グレード別の違いもあわせて紹介
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

デリカD:5の燃費は、先述したように他のミニバンなどと比べても良い値となっています。 また、道路状況に合わせてドライブモードを選択できるため、いつでも快適な走りを楽しむことができるのがデリカD:5の魅力です。

1:道路によってドライブモードを選択できる

デリカD:5では、走行シーンや路面の状況などに応じて「2WD」「4WDオート」「4WDロック」の3つのドライブモードを選択することができます。

「2WD」は前輪のみで走行するモードで、低燃費で軽快な走りが特徴。街中を走行する時などに向いています。 「4WDオート」は、横風の強い高速道路や濡れた路面、雪道などで優れた走行安定性を発揮してくれます。 「4WDロック」は悪路走行に最適で、4WDオートより高めに後輪へ駆動力を配分して強力な直進性、優れた走破性を発揮するモードとなっています。

2:加速時のシフトアップもスムーズ

デリカD:5は加速時のシフトアップがスムーズで、ストレスを感じることなく運転することが可能です。また、雪道ではトラクションコントロール機能を発揮してスムーズに加速します。

3:スリップ防止の機能もある

スリップ防止の機能であるトラクションコントロールは、スリップする道を発進する時に駆動するタイヤのスリップを感知する機能です。 スリップした際には車輪にブレーキをかけて、エンジンやトランスミッションをコントロールしてくれます。

悪路にも強いデリカD:5。ピッタリのグレードを選ぼう

運転する女性 デリカD:5は、同サイズのミニバンの中では比較的燃費がよく、都市でもアウトドアでも活躍できる走行性能も備えています。

グレード別に燃費性能は変わりませんが、都市向けのアーバンギアシリーズやアウトドア向けのジャスパーなど、用途に合わせて様々なグレードが用意されています。 デリカD:5の購入を検討している方は、グレードごとの特徴や欲しい機能を抑えた上で車選びをするのがおすすめです。

文・車選びドットコムマガジン編集部/提供元・車選びドットコムマガジン

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