イーロン・マスクは、AI Dayイベントにおいて、ニューラルネットワークなどの技術的な話を約90分にわたって行った後、頭部が黒く、全身白いボディスーツに包まれた人物が、ロボットのように歩いてステージに登場しました。
「2022年中に、このようなプロトタイプが完成すると思います」とマスク氏。
ウェルス・ファーゴ証券のアナリストで、テスラ株を「ホールド」に評価しているコリン・ランガンは、「ロボットの公開による興奮は、短期的に株価を押し上げる要因となりそうだ」とレポートに記しています。
*テスラの株価は、8月20日の午前9時40分、ニューヨークで1.8%上昇し、685.47ドルとなりました。
登場したテスラ・ロボット:オプティマス
イベントの最後に行われた質疑応答では、「オプティマス」に注目が集まりました。
オプティマスは、胸部にFSDコンピューターが内蔵されていて、頭部にはAPのカメラが入っている「完全自動運転」ロボットです。ボルトを拾ってレンチで車に取り付けることや、店に食料品を取りに行くことができます。
「将来的には、肉体労働は選べられるようになり、やりたければやればいいし、強制的にやる必要はなくなる」と述べています。
マスク氏は、実際の製品を発表するよりもずっと前に、プロトタイプや大きな展望を発表する傾向があります。例えば、2017年11月にテスラはまだ生産に入っていないセミトラックを発表しました。バッテリーセルの大型化の課題もあって、生産は早ければ来年に延期されました。
Loup Venturesのアナリスト、Gene Munsterは、「イーロン・マスクは大きなビジョンを持っている」と述べています。「投資家にとって、テスラ ・ボットは夢のある新しいものです。」
提供元・AINOW
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