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紅葉狩りを計画するなら山梨県に決めてみてはいかがでしょうか。湖や寺院、渓谷や滝など美しい紅葉を満喫できる場所が目白押しです。本記事では山梨県でおすすめの紅葉スポットを9ヶ所に絞り込んでご紹介します。見どころや見ごろの時期など内容盛りだくさんでご覧ください。

秋の山梨で紅葉三昧！

日本は四つの異なる季節を楽しめる大変恵まれた環境にあり、春夏秋冬それぞれに素晴らしい景色を楽しむことが可能です。特に秋の紅葉の美しさは日本ならではといわれており、海外から訪れる多くの外国人観光客も日本の秋の紅葉の美しさについて大絶賛しています。

今回注目するのは山梨県の紅葉スポットで、関東甲信地方の中でも美しい紅葉が楽しめる場所が多い県として有名です。豊かな自然に恵まれた山梨県で素敵な紅葉スポットを見つけてみましょう。

山梨のおすすめ紅葉スポット【9選】

それでは山梨県で綺麗な紅葉を満喫できるスポットをご紹介しましょう。今回の記事でセレクトしたのは全部で9ヶ所のスポットです。「湖」、「寺院」、「渓谷と滝」の3つに分けて掲載しました。

それぞれのスポットの特徴や見どころ、見ごろの時期など役に立つ情報が満載です。紅葉狩りの計画を立てる際にはぜひ本記事をご活用ください(山梨県の紅葉スポットについての情報は2021年9月25日現在のものです)。

山梨のおすすめ紅葉スポット【湖3選】

山梨の紅葉スポット①：河口湖もみじ回廊

富士山を眺めながら紅葉狩りを満喫できるのが魅力の山梨県の紅葉スポットです。河口湖といえば山梨県の人気観光スポットのひとつですね。河口湖の標高は830メートルで、雄大な富士山の絶景が湖のそこかしこから眺められます。

この河口湖の湖畔にあるのが「もみじ回廊」と呼ばれる紅葉スポットで、紅葉したモミジの巨木が60本並ぶ景色は圧巻です。このモミジの木々は大正時代に地元の人々によって植えられました。

紅葉祭りが見どころ

標高が比較的高いため紅葉の見ごろは平地よりも早く訪れると考えていいでしょう。モミジが真っ赤に色付くのはおおよそ11月上旬で、この時期には地元の人々による「富士河口湖紅葉祭り」も開催されます。

昼間の紅葉の景色も素晴らしいものがありますが、夜のライトアップされた紅葉の景色も見逃せません。紅葉祭りは午後7時で終了しますが、ライトアップは午後10時まで楽しめます。ぜひ防寒対策をして出かけてみましょう。

もみじトンネルにも立ち寄ろう！

もみじ回廊を訪れるならついでに「もみじトンネル」にも立ち寄ることをおすすめします。この紅葉スポットはもみじ回廊から車で10分ほどの場所にあり、もみじ回廊とは一味違った紅葉狩りを堪能することが可能です。

何といっても魅力なのは富士山と紅葉のコラボレーションで、道路沿いにあるモミジの木々がトンネルのようになり、その間から富士山の姿を拝むことができます。11月中旬ごろが見ごろとなるのでぜひチェックしておきましょう。

紅葉スポットは山梨のココ！

河口湖もみじ回廊

山梨の紅葉スポット②：旭日丘湖畔緑地公園

富士山と湖のコラボレーションが素敵な山梨県の紅葉スポットです。山中湖は富士山に近く最も美しく富士山が見える場所のひとつといわれていますが、その山中湖の富士山眺望の場所として頻繁に名前が挙がるのがこの公園です。

公園は山中湖の南岸に整備されており、園内には自然の木々がたくさん生えています。季節の花々が楽しめる公園としても知られており、春はサクラ、夏はアジサイと写真撮影のネタに困ることはありません。

遊歩道を散策しながら紅葉狩り

公園内には遊歩道が整備されているので、観光客はそこを歩きながら紅葉狩りを満喫することが可能です。カエデやケヤキなど紅葉する木々がたくさんあり、10月下旬には見ごろとなって観光客の目を楽しませてくれます。

中でも見どころとなるのが「夕焼けの渚展望台」からの眺めで、紅葉と湖、富士山という三つ巴の絶景が大変見事です。この三つ巴の風景を撮影できる湖は山梨県内でもきっと少ないに違いありません。

紅葉祭りも見どころ

見ごろの時期に合わせて行われる「夕焼けの渚紅葉祭り」も見逃せません。毎年10月下旬から11月中旬まで開催されており、山梨県の名物グルメの販売ブースや山梨県のお土産の販売ブースなどが設けられて盛り上がりを見せます。

祭りの期間中は紅葉のライトアップが行われるため、幻想的な夜の紅葉を撮影することが可能です。特にサンセットぎりぎりの時間帯に展望台を訪れると、ロマンチックな夕景を堪能することができます。

紅葉スポットは山梨のココ！

旭日丘湖畔緑地公園

山梨の紅葉スポット③：みずがき湖

県民以外の観光客にはあまり知られていない山梨県の穴場の紅葉スポットです。北杜市を流れる塩川につくられたダム湖で湖は緑豊かな山々に囲まれています。湖に向かうアクセス路の周辺には里山の景色も広がっていて実にのどかですね。

ダム湖周辺には手つかずの自然が残されていて、秋には赤や黄色の美しい紅葉の景色を眺めることができます。標高が900メートルと高いため紅葉の色はとても鮮やかです。見ごろは11月上旬からとなります。

アーチ橋が紅葉撮影のワンポイント

みずがき湖の周囲にはほぼ湖を一周することが可能な道路が整備されています。車で走りながら紅葉が綺麗に見える場所を探して歩くのもいいですね。道路の途中には湖を渡る「鹿鳴峡大橋」があり、この橋が紅葉撮影のワンポイントになります。

鹿鳴峡大橋は白色のアーチ橋で、山々が紅葉すると橋が紅葉の中に浮き上がって見えるのが魅力的です。ぜひ橋から離れた場所に移動して湖と橋を入れた紅葉の景色を撮影してみましょう。

紅葉狩りの後は温泉も！

紅葉の絶景を撮影した後は車で10分ほどの場所にある温泉地で、山梨県の誇る名湯を満喫してみてはいかがでしょうか。増富温泉は日本のみならず世界有数のラジウム含有量を誇っており、飲用したり蒸気を吸入したりすることでその効能が高まるとされています。

その天然温泉を日帰りで体験できるのが「増富の湯」で、温度差をつけた4つの湯舟で天然温泉を体験することが可能です。湯が茶色く濁っているため温泉好きにはたまりません。

紅葉スポットは山梨のココ！

みずがき湖

山梨のおすすめ紅葉スポット【寺院2選】

山梨の紅葉スポット①：身延山西谷

美しいカエデの紅葉が特徴的な山梨県の紅葉スポットです。身延山は山梨県身延町と隣の早川町にまたがる標高1,153メートルの山で、山そのものの名前と共にこの地に建立された日蓮宗総本山久遠寺の山号ともなっています。

身延山総門の内側は約300万坪という広大な敷地となっており、本堂にある宝物館には日本の歴史を物語る国宝級の文化財などがいっぱいです。身延山仏閣など歴史を感じる建造物が大きな見どころとなっています。

西谷のカエデの紅葉は絶景

身延山西谷は身延山総門を入り門前町を通り過ぎた先にあるエリアで、こちらには日蓮聖人がかつて居住していたとされている御草庵跡などがあります。10月下旬になると周辺の木々が徐々に色付き始め、11月上旬になると見ごろとなり11月中旬まで綺麗な紅葉を満喫することが可能です。

カエデの紅葉が特に素晴らしく、常緑樹の杉の木と真っ赤に色付いたカエデが見事なコラボレーションを見せてくれます。見ごろ後半が特に綺麗でおすすめです。

紅葉を眺めながら街歩き

久遠寺の総門から三門までの間には風情ある街並みが続いており土産店などが軒を並べています。身延町や山梨県の名産品などが販売されているので、紅葉狩りのお土産を購入するにはぴったりでしょう。

また、街並みの中には飲食が楽しめるお店もあり、名物の身延まんじゅうや身延町名産の椎茸を使った丼物などを味わうことができます。こちらにも立ち寄れば紅葉の秋と一緒に食欲の秋も満足させてくれるに違いありません。

紅葉スポットは山梨のココ！

身延山西山

山梨の紅葉スポット②：恵林寺

国指定の名勝にもなっている山梨県の紅葉スポットです。元徳2年に夢窓国師によって建立された歴史ある寺院で、山梨県の名将「武田信玄」の菩提寺として信玄の墓も存在しています。

信玄が使用していたという兜や軍配団扇など武田氏にまつわる文化財が収蔵されており、そのほかにも国指定の文化財や山梨県指定の有形文化財など貴重な文化財がいっぱいです。敷地内には自然の木々がたくさんあり季節を肌で感じ取れます。

寺の境内を散策してみよう！

寺院には国の重要文化財である「四脚門」や山梨県の重要文化財である「三門」といった重厚な門があります。それらの門の周辺は紅葉する木々がたくさんあり、見ごろの時期になると赤や黄色の綺麗な紅葉と重厚な門とのコラボレーションを撮影することが可能です。

10月中旬ごろから徐々に色付きが始まり、10月下旬から11月上旬に見ごろを迎えます。歴史を感じる和の建造物と美しい紅葉のマッチングは最高です。

庭園の紅葉も見どころ

寺の境内で見逃せないのが国指定の名勝になっている「恵林寺庭園」で、夢窓国師が京都府の世界遺産である天龍寺庭園や西芳寺庭園に先んじて作庭したとされています。

この池泉回遊式庭園の周辺には広葉樹と常緑樹が混在しており、秋にはそのコントラストが大変見事です。特に湖面に映り込む紅葉の景色は素晴らしく、一日中見ていても飽きることがありません。国の名勝だけに紅葉が見ごろになると山梨県外からも大勢の観光客が訪れます。

紅葉スポットは山梨のココ！

恵林寺

山梨のおすすめ紅葉スポット【渓谷・滝4選】

山梨の紅葉スポット①：西沢渓谷

非常に高い人気を誇る山梨県の紅葉スポットです。山梨県内の紅葉名所の中でも3本の指に入るほどの定番スポットで「日本の滝百選」にも選ばれています。

「秩父多摩甲斐国立公園」内に位置しており、渓流の流れが花崗岩を長い時間をかけて侵食することで風光明媚な渓谷をつくり上げました。渓谷の周辺には深い原生林が広がっていて、春は新緑、秋は紅葉と季節によって素晴らしい景色を見せてくれます。冬場以外は観光が可能です。

トレッキングで紅葉狩り

西沢渓谷で紅葉狩りを楽しむには渓谷沿いに整備されたハイキングコースを歩かねばなりません。ハイキングコースは一周約10キロメートルほどの距離があり、高低差もあるためトレッキングのための準備を整えておくのが最善でしょう。

市営駐車場が国道にかかる西沢大橋の真下に確保されているので車はそちらにとめることができます。もし満車の場合には近くにある道の駅の駐車場を利用することが可能です。ただし紅葉シーズンは有料となります。

滝と紅葉のコラボレーションが絶景

西沢渓谷といえば渓流にいくつもある滝が見どころです。三重の滝や竜神の滝、恋糸の滝どいくつもの滝がありますが、何といっても素晴らしいのが「七ッ釜五段の滝」でしょう。

その名の通り7つの釜と5段の滝から成っているスポットで、滝が階段状に落ちていてそれぞれの滝壺はエメラルドグリーンの色をしています。10月中旬からは西沢渓谷の紅葉がシーズンインとなるので、ぜひ美しい滝と紅葉のコラボレーションを撮影してみましょう。

紅葉スポットは山梨のココ！

西沢渓谷

山梨の紅葉スポット②：御岳昇仙峡

「日本遺産」にも選ばれている山梨県の紅葉スポットです。山梨県北部を流れる荒川にある峡谷で、荒川の流れが長い時間をかけて花崗岩を侵食して険しい峡谷を生み出しました。高い断崖絶壁が続いていて奇岩や奇石がそこかしこに点在しています。

断崖絶壁の上部や川沿いには緑の木々がたくさんあり、春は新緑、秋は紅葉、冬は水墨画のような絶景を撮影することが可能です。その美しい風景は日本一の渓谷美ともいわれます。

紅葉狩りのコースはいろいろ

昇仙峡の紅葉の見ごろは11月上旬から中旬で、峡谷沿いに整備された遊歩道を利用して紅葉狩りを楽しむことができます。コースがいくつかあるので自分の体力や観光のスケジュールに合わせてコースをチョイスするのがおすすめです。

片道1時間半ほどのトレッキングコースもありますが、昇仙峡の名所のみを巡る20分ほどの短時間コースもチョイスできます。どのコースでもダイナミックな昇仙峡ならではの紅葉の絶景が楽しめるでしょう。

昇仙峡の新名所もお見逃しなく！

近年誕生した新名所「クリスタルファウンテン」にもぜひ立ち寄ってみましょう。昇仙峡は水晶発祥の地として知られており、山梨県の県庁所在地である甲府市の甲府駅前にはかつてその特産品の水晶を模した噴水塔が設置されていました。

昭和60年に噴水塔は撤去されてしまいましたが、それをモデルとして地元の企業が水晶の噴水を昇仙峡に復活させました。約600キログラムの天然水晶を使った豪華版の噴水は圧巻です。

紅葉スポットは山梨のココ！

御岳昇仙峡

山梨の紅葉スポット③：甲斐の猿橋

国の名勝にも指定されている山梨県の紅葉スポットです。山梨県東部を流れる桂川にかかる橋で、山口県にある岩国の錦帯橋と長野県にある木曽の桟と共に「日本三奇橋」と呼ばれています。

長さ30.9メートル、幅3.3メートル、高さ31メートルというこじんまりとした橋ですが、橋の形状が非常に独特です。川の谷間が深いため橋の橋脚を立てることができず、その代わりに両岸からせり出すはね木を使って橋を支えています。

紅葉と橋のコラボレーションは見事

10月下旬ごろから渓谷周辺の木々が色付き始め、11月上旬には猿橋の紅葉シーズンが始まります。渓谷周辺に生えるモミジやカエデ、ケヤキなどが赤や黄色の美しい色に染まった景色はまさに絶景です。

猿橋の上から見た渓谷の紅葉も魅力的ですが、下から見上げるモミジに彩られた猿橋の景色も素敵ですね。歌川広重の「甲陽猿橋之図」や十返舎一九の「諸国道中金之草鞋」にも登場する山梨県きっての名所です。ぜひ観光してみましょう。

近くの公園も紅葉の見どころ

猿橋で紅葉狩りを楽しむついでに「猿橋近隣公園」にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。この公園は猿橋とつながる遊歩道を歩いてアクセスできるスポットで、山梨県のアジサイの名所として知られています。

この公園内にもたくさんの紅葉する木々が植えられていて、11月中旬になると綺麗な紅葉の写真を撮影することが可能です。散策を楽しんだり、芝生広場でお弁当をひろげたりなど充実した紅葉狩りを堪能できるでしょう。

紅葉スポットは山梨のココ！

甲斐の猿橋

山梨の紅葉スポット④：竜門峡

景観保存地区に指定されている山梨県の紅葉スポットです。竜門峡は甲州市を流れる日川にある渓谷で、最寄りのインターチェンジから15分もかからずにアクセスできる便利な観光スポットとなっています。

「竜門峡景観保存地区」として管理がなされているため、観光用の駐車場や清潔なトイレなど設備は万全です。約350ヘクタールという広大なエリアに美しい渓谷と自然の木々が広がっていて、10月下旬になると渓谷の紅葉が始まります。

三段の滝が見どころ

竜門峡には遊歩道が整備されているので、紅葉狩りはその遊歩道を歩きながら堪能します。遊歩道は約2キロメートルほどの長さで、比較的歩きやすいため子供連れや高齢者でも問題はないでしょう。

遊歩道の途中には「落合三つの滝」と呼ばれる見どころがあり、紅葉の景色と共にマイナスイオンをいっぱいに浴びることができます。岩場に設置されている階段を上るので足元には注意が必要ですが、水量たっぷりの滝は見ごたえ抜群です。

近くの温泉でひと風呂

竜門峡で紅葉狩りを満喫した後は近くの温泉で温まってみてはいかがでしょうか。竜門峡から車で4分ほど移動すると「やまと天目山温泉」にアクセスできます。リーズナブルな料金で日帰り温泉を楽しめので歩き疲れた体を癒すにはぴったりです。

温泉は肌がツルツルになると評判の強アルカリ性の単純泉で、ガラス張りの浴場で紅葉の景色を眺めながら入浴を楽しめます。食事処もあるので山梨グルメに舌鼓を打ってみるのもおすすめです。

紅葉スポットは山梨のココ！

竜門峡

紅葉狩りは山梨で決まり！

ここまで山梨県のおすすめ紅葉スポットをご紹介してきましたがいかがでしたか？山梨県にはたくさんの紅葉の綺麗な場所があります。まだ秋の旅行先を決めかねているならぜひ本記事を参考にして、山梨県の紅葉スポットをセレクトしてみてはいかがでしょうか。

文・iiyudana／提供元・暮らし～の

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