【家電コンサルのお得な話・57】 修理に出していたノートPCが3週間ぶりに戻ってきた。途中、連絡のあった見積り金額は約6万5000円。家電量販店の長期保証に入っていたため悩まずに修理を続行してもらったが、修理期間が3週間もかかったのは不便でキツかった。購入から3年9カ月で修理になってしまったことに、ショックは小さくなかった。

「100%充電の状態が長く続くとバッテリの劣化を早める原因」との説明

 以前、当コラムで「前に使用していたモバイルPCはACアダプターをつないだままで使用していたため、約3年でバッテリーがダメになった」ことを記載したが、今回も3年9カ月という、結構、短い期間での修理となってしまった。

 今回の具体的な修理内容としては、
(1)メイン基板の交換
(2)冷却ファンの交換
(3)バッテリーの交換
 ――であり、「結構、修理箇所が多いな」というのが正直な感想だった。

 (1)に関して、筆者の使用しているノートPCはUSB Type-Cが二つあるモバイルPC(Windows)だが、両方の端子とも認識しなくなり、充電もできない状況になってしまった。これが、メイン基板の交換となったとのこと。

 また、冷却ファンは「音が大きくなった」ため、「念のため、見てほしい」ことを告げていたが、やはり異常が認められて交換になったらしい。

 この(1)と(2)は「こちらからの指摘した症状」であったが、(3)については「バッテリーの膨張が見られた」とのことで、見積り連絡で交換をすすめられた。こうしたメーカーの対応は丁寧で非常に好感が持てた。

 ただ、以前使っていたノートPCも約3年でバッテリーがダメになったので、修理引き取り時に、再度、バッテリーについて聞いてみたところ、「大変、失礼ですが、PCにAC電源を接続したまま、使用されることが多くないですか? AC電源に接続したままで、100%充電の状態が長く続くとバッテリーの劣化を早める原因となります。」という説明をしてくれた。

 ノートPCのバッテリーの充電については、以前より気を付けていたつもりであるが、やはり過充電になっていたのかもしれない。リチウムポリマータイプのバッテリーについても、その特性により、経年劣化に伴って内部にガスが充満するため、やはり消耗品であることは否めないだろう。

 ただ、使い方によって少しでも寿命を長くできるのなら、修理に出す手間と不便さを避けることができる。可能な限り、メーカーが推奨する「80~90%でACアダプターを外し、20~30%になれば、また充電する」という充電方法を意識して使用していきたいと思う。

文・堀田泰希/提供元・BCN+R

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