ストリートシーンから派生し、最近では様々な着こなしで注目されているコーチジャケットですが、着回しやすいライトアウターとしても人気があります。今回は、コーチジャケットの魅力やおすすめのアイテムについて、詳しくご紹介していきます。
目次
コーチジャケットとは?
コーチジャケットとは、春先や秋口などの少し肌寒いと感じる時期に活躍する、薄手のジャケットです。ナイロン素材で、フロントをスナップボタンで開閉する襟付きタイプのものが基本となっています。また、袖口や裾全体がゴムで絞れるようになっているデザインも、比較的多く見られます。
もともとは80~90年代に流行したファッションアイテムであり、その名前の通りアメフトの「コーチ」が着用していたジャケットですが、有名なヒップホップアーティストが自身のコーディネートに取り入れたことで、ファッション界でも一気に認知される存在となりました。
ヒップホップカルチャーの中で、ストリートファッションというのは欠かせないスタイルであり、こうしてコーチジャケットはその仲間入りを果たしたのです。
現在では、ストリートファッションにおけるマストアイテムとして人気であることはもちろん、カジュアルスタイルにストリートテイストを加えられるアイテムとしても注目を集めています。
コーチジャケットの魅力
まずは、ここまでコーチジャケットが幅広く着用されるようになったのはなぜなのか、その魅力について見ていきましょう。
魅力①軽量なのに保温性がある
コーチジャケットは薄手でナイロン素材のものが主流となっているため、非常に軽量でずっと羽織っていなくても手軽に持ち歩くことができます。
また、スポーツシーンが発祥というだけあって、機能性が高いのも魅力的です。表地のナイロンは防水効果もありますし、裏地にはコットンやウールなどを使用しているものもあり、適度な保温性も備えています。裾が絞れるタイプのものは、ある程度サイズ感も調整でき、風を通しにくくしてくれます。
魅力②シンプルでコーディネートしやすい
比較的シンプルなデザインのものが多く、ベーシックなカラーを中心に販売しているブランドも多いため、どんな着こなしにも合わせやすいという魅力もあります。ストリートだからとインナーやボトムスもその系統に寄せなくとも、デニムとカットソーの上に軽く羽織る程度でおしゃれなコーディネートが完成します。
魅力③ストリートカルチャーとの関係性
ヒップホップシーンでコーチジャケットが頻繁に着用されるようになったのが、西海岸ヒップホップの伝説とも称されるヒップホップグループ「N.W.A」の影響だと言われています。彼らはもちろん、アーティストとして素晴らしい功績を残したのですが、ファッションの面でも新たなスタイルを築いたグループだと言えます。
全員でコーチジャケットを羽織り、キャップを合わせるという着こなしは非常に印象的であり、彼らのコーディネートを真似する人は後を絶ちませんでした。そして、スケーターやサーフ系ファッションとしても浸透するほどとなったのです。
こうした音楽シーンとファッションとの結びつきを色濃く示す背景も、ストリートファッションを楽しむ醍醐味となるでしょう。
コーチジャケットの上手な選び方
コーチジャケットは現在、様々なブランドから販売されているからこそ、どれを購入したらよいか迷ってしまうことも多いでしょう。ここで、選ぶ際のポイントについて詳しく解説していきたいと思います。
選び方①素材
基本の素材はナイロンであり、一番多く販売されています。しかし、ナイロンの中でも光沢感の度合いや肌触りは様々です。
光沢が強くシャカシャカしたタイプのものは、スポーティーな印象やカジュアル感が強くなります。それに比べて、光沢があまりないマットな質感のものは、きれいめな着こなしにもマッチする大人な雰囲気が出ます。自分が求めているイメージやコーディネートに合う素材を選ぶと、より馴染みやすいでしょう。
例外として、ナイロンではなくコットンやレーヨンなどの素材を使用したアイテムを展開しているブランドもあります。原形に寄せたいのであればナイロンを選んだほうが良いですが、他とは違ったコーチジャケットを求めている場合は、こういった素材のものもおすすめです。
選び方②好みの色
やはり、ベーシックカラーと言えばブラック、ネイビー、グレー、ベージュとなるでしょう。ブラックやネイビーは、スポーティーな印象を出しつつもどんなアイテムとも合わせやすい汎用性があるため、1着持っていると非常に便利なカラーです。
グレーやベージュは大人な印象が出て、きれいめカジュアルなスタイルをよりおしゃれに仕上げてくれます。そして少し冒険したいときは、カーキやボルドーなど明るすぎない色味のものを選ぶことで、ごくシンプルなインナーでもシックな印象やこなれ感を演出することができます。
また、無地のモノトーンやオールブラックなどをインナーやボトムスにチョイスしている場合は、思い切ってレッドやイエローなどアクセントカラーになるアイテムを選んでみても良いでしょう。
選び方③サイズ感
コーチジャケットは基本的に、ジャストサイズよりゆったりしたサイズ感のものを選んでルーズさを出したほうが、ストリート感がより強く演出できます。
カジュアルなコーディネートに合わせたい場合は少し大きめ程度で良いと思いますが、ストリートスタイルに合わせる場合は、オーバーサイズにかなりのゆとりを持たせても問題ないでしょう。
メンズコーチジャケットおすすめブランド商品15選
コーチジャケットはストリートブランドはもちろんのこと、スポーツブランドなどからも販売されているため、普段からカジュアルスタイルの着こなしが多い方でも、気軽に取り入れやすいアイテムとなっています。ここで、おすすめのアイテムをブランド別にご紹介していきましょう。
ブランド①ステューシー(STUSSY)
ステューシーは1980年にアメリカの南カリフォルニアで誕生した、ストリートファッションブランドです。創業者は、当時秘かに人気を集めていたサーフボードシェイパーのショーン・ステューシーです。
彼の手掛けるサーフボードのデザインは、ある一部のサーファーから非常に人気があり、そんなファンたちのために彼の名字である「STUSSY」の文字を筆記体であしらったロゴのTシャツやハーフパンツなどを、特別に販売していました。
やがてそのアイテムたちが広まりそのままブランド名として、サーフボードだけでなくアパレルやファッショングッズを扱うショールームをオープンしたのです。
ストリートスタイルを基本としつつも、ごく普通のカジュアルアイテムやモード系デザインのアイテムなども手掛けた、自由度の高いラインナップは非常に魅力的であり、若者だけでなく40~50代のファンも多数いるほど幅広い層から人気のあるブランドです。
おすすめ商品【ジャケット メンズ Cruize Coach】
2019年のAWアイテムとして登場したCruize Coachです。高密度に織り込まれたポリエステル素材が耐久性をアップさせており、裏地は肌触りの良いコットン100%素材で保温性も備えます。構造はベーシックなコーチジャケットのスタイルを崩さずに、裾部分もゴムで絞ることが可能になっています。
カラーバリエーションが豊富で、様々なカラーを楽しむことができます。胸元とバックに大きく落とし込まれたブランドロゴが印象的な一着です。いたってシンプルなデザインのため、様々な着こなしに合わせることができるでしょう。
ブランド②リップンディップ(Ripndip)
リップンディップはアメリカのロサンゼルスにて、2009年に誕生したばかりのスケートブランドです。創業者はデザイナーも務めるライアン・オコナーであり、自宅にあったプリンターを使用してプリントTシャツを製作したことがこのブランドを立ち上げるきっかけとなりました。
中指を立てた猫「ロードナーマル」がブランドアイコンとなっており、このロゴが世界中から人気を集めました。日本での展開が開始したのも2019年のことで、今後が楽しみなブランドでもあります。
おすすめ商品【Beautiful Mountain】
バックに描かれた印象的なプリントが目を引く、Beautiful Mountainです。キャンバスにはしっかりと、ブランドアイコンである猫のロードナーマルが登場しています。袖の片側にはピンクの文字で大きくブランドロゴが配されており、裏地にはバックに描かれたアートワークが大きく施されています。
スケートシーンでのストリートスタイルを大きく印象づける、非常に個性的なコーチジャケットです。ただ、ベースカラーはあくまでもブラックのため、着まわしやすいアイテムとなるでしょう。
ブランド③ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)
ノースフェイスは、1968年にアメリカで誕生したアウトドアブランドです。創業者は登山家のダグラス・トンプキンスで、ブランドがブレイクしたきっかけは画期的なスリーピングバッグ(寝袋)を発表したことでした。
ノースフェイスというブランド名は、山の中で最も登頂することが困難だと言われている「北壁」を指しており「険しく困難な道のりも最初から諦めずにチャレンジしていく」という強い精神の現われやブランドへのこだわりを感じることができます。
そんなノースフェイスのアウトドアアイテムは、品質の良さや耐久性の高さから日本でも非常に人気があり、ダウンジャケットやマウンテンジャケットなどは抽選で当たらないと購入できないアイテムもある程です。
おすすめ商品【ザ コーチジャケット NP71930】
ノースフェイスの定番コーチジャケットです。表地には150デニールナイロンのオックス生地を使用しており、程よい厚みとハリのあるしっかりした生地感や光沢感が印象的です。表面には撥水加工と静電気の発生を抑える静電ケアが施してあり、非常に実用的なのも魅力の一つです。
裏地には滑らかなタフタ生地を使用しているため、肌触りが良く着心地も抜群です。フロントは、襟部分を開いて着用してもきれいな形を保てるよう、ボタンの配置にもこだわっています。
外見はノースフェイスらしい、ごくシンプルなデザインで、カラーバリエーションも全体的に落ち着いた色味となっています。ブランドロゴは、胸元、左腕、バック右上の三か所にあしらわれており、唯一左腕のロゴをワッペンにして、さりげないポイントとしています。
ブランド④ユナイテッドアスレ(United Athle)
ユナイテッドアスレは、1930年に名古屋で創業されたアパレルメーカーです。創業当時はアメリカ軍の放出品を取り扱っていましたが、供給が減ってしまったためにオリジナル製品の製作に力を入れるようになりました。
当時日本とは比べ物にならないほどアメリカ製品は高品質で高機能だったため、徹底的にこれらを研究し数々の製品を作り出しました。ユナイテッドアスレと言えば、バリエーション豊かな無地Tシャツが有名ですが、こういった工程があったからこその、高品質なTシャツづくりを実現しています。
ちなみに無地Tシャツはプリント加工に対応しているため、学校の部活用Tシャツやユニフォーム、世界に一つしかないオリジナルTシャツを作れるというのは、知っている方も多いでしょう。
現在ではユニフォームブランドであるユナイテッドアスレワークスも展開し、シャツやジャケット、エプロンなども製作しています。素材や品質にこだわった耐久性のある製品たちは、仕事用のユニフォームだけでなく普段のカジュアルアイテムとしても、多くのファンから人気があります。
おすすめ商品【T/Cコーチジャケット】
90年代を彷彿させる、ベーシックなストリートスタイルのコーチジャケットです。ポリエステルとコットンを組み合わせたTCウェザーのマットな質感と、ハリのあるしっかりとした素材感が特徴となっています。耐久性にも優れており、型崩れしにくいため非常に実用的です。
裏地にはポリエステルツイルを使用しているため、滑りが良く快適な着心地も実現しています。一切無駄のない非常にシンプルなデザインが特徴であり、どのようなコーディネートでも合わせることができるでしょう。
ブランド⑤チャンピオン(Champion)
チャンピオンは1919年にアメリカのニューヨーク州で誕生した、スポーツアパレルメーカーです。創業者はユダヤ人移民であったサイモン・フェインブルームで「ニッカーボッカー・ニッティング・カンパニー」という名前で会社を設立したのが始まりでした。
創業当初は、セーターをメインに製作していました。しかし、サイモンが亡くなった後に彼の息子たちであるエイブ&ウィリアム・フェインブルーム兄弟が「チャンピオン・ニッティング・ミルズ社」と社名を変えて受け継ぎ、Tシャツやソックス、防寒用の下着などを販売することとなりました。
彼らは高品質かつ低価格の商品を数々と生み出していたために、瞬く間にその評判は広まりアメリカ全土から世界へと進出していったのです。現在では他ブランドとのコラボレーションも頻繁に行い、チャンピオンを取り扱うセレクトショップなども多数存在します。
おすすめ商品【アクションスタイル C3-K604】
チャンピオンの定番コーチジャケットで、ポリエステルの高い耐久性とマットな質感が特徴のアクションスタイルです。表面には撥水加工が施されているため、多少の雨に濡れても心配ありません。裏地は、TCスレキ素材となっており、肌触りが良く快適な着心地を実現しています。
左胸と左手首あたりにチャンピオンお馴染みのブランドロゴが刺繍されている他は、非常にシンプルでカラーバリエーションも豊富なため、着こなしに合わせて様々な雰囲気を楽しむことができるでしょう。
ブランド⑥デウス エクス マキナ(Deus Ex Machina)
デウスエクスマキナは、2006年にオーストラリアで誕生したファッションブランドです。デウスエクスマキナとは、ラテン語で「機械仕掛けの神」という意味があります。
創業当初はカスタイムバイクブランドとしてスタートし、やがてサーフとモーターサイクルをメインとしたカルチャーブランドへと成長しました。日本に初めて上陸したのは2011年のことでした。
基本的にはサーフボードやバイクのカスタムデザインなどを行っているのですが、日本ではアパレルとしての認知度が高くなっています。「デウス」と呼ばれ、その特徴的なロゴマークはブランド名を知らずとも一度は目にしたことのある方が多いでしょう。
サーフィンやスケートボード、音楽シーンなどとストリートスタイルを融合させたラインナップの数々は、多くのファンから愛されています。
おすすめ商品【VENICE COACH JACKET】
ナイロン100%で構成された、光沢感のあるベーシックなコーチジャケットです。印象的なバックプリントには、ブランド名とモーターサイクルの文字などが記されています。左胸には、お馴染みのデウスロゴが配されています。
ブラックベースでシンプルなデザインながらも、ルーズなサイズ感とシルエットがストリート感をより引き立たせてくれるでしょう。
ブランド⑦スラッシャー(THRASHER)
スラッシャーは1981年にアメリカのサンフランシスコで創刊された、スケーターのための雑誌である「THRASHER MAGAZINE」から派生して世に広まったスケーターブランドです。
この雑誌の創刊者であるエドワード・リギンズ氏は、スケーターの聖地とも呼ばれるほどスケートボードが主流となったサンフランシスコで、多くのスケーターたちがさらにスケボーを楽しめるようにと発刊しました。
そしてこの雑誌の販促として「THRASHER」のロゴをあしらったファッションアイテムを製作し販売したことが、スケーターのみならず多くの若者の目に留まりました。こうして正式にスラッシャーというファッションブランドが誕生したのです。
現在日本でも、スケーターを中心とした多くの若者がファッションアイテムとして取り入れ、非常にファンの多いストリートファッションブランドとなっています。
おすすめ商品【ペンタグラム コーチジャケット】
バックに大きくあしらったペンタグラムデザインのプリントが目を引く、ペンタグラムコーチジャケットです。表地はナイロン100%素材のため光沢のある質感が特徴で、適度な防水性も備えます。裏地はポリエステルで肌触りを良くし、保温性も持つため肌寒い時期でも安心です。
左胸にスラッシャーのマグロゴを配置したシンプルなデザインで、ベーシックなブラックと個性的なマルーンの2色展開となっています。ストリートカジュアルのスタイルをより引き立ててくれる、定番アイテムと言えるでしょう。
ブランド⑧カーハート(CARHARTT)
カーハートは1889年にアメリカのミシガン州で誕生した、歴史の深いワークウェアブランドです。創業者であるハミルトン・カーハートは「ハミルトン・カーハート・マニュファクチュア」として労働者のための衣服を製作する会社を設けました。当初は非常に小規模体制でスタートし、なかなか結果も出ませんでした。
しかし、研究を重ねて生み出したオーバーオールが注目を集めたことをきっかけに、大きな躍進を遂げました。それからは、ターゲットをワーカーだけでなく様々な年齢層の人々へと広げ、カジュアルなアイテムも多数製作するようになりました。
ワークウェアブランドならではの、頑丈さとストリートテイストでラフな外見を持ちながらもリーズナブルな価格を実現しているため、現在では世界中から人気を集めています。
おすすめ商品【SPORTS COACH JACKET】
表地がナイロン100%で構成された、光沢感のあるライトなコーチジャケットとなっています。非常に軽い作りになっているため、持ち歩きやすいのが魅力的です。裏地はポリエステルを使用し、肌触りの良さと快適な着心地を楽しむことができます。
左胸にカーハートの特徴的なロゴを配しており、ライトピンクの個性的な色味はコーディネートのポイントとなるでしょう。
ブランド⑨ハフ(Huf)
ハフは、2002年にアメリカで誕生したスケーターブランドです。創設者はプロスケーターのキース・ハフナゲル氏で、サンフランシスコにセレクトショップ「HUF」をオープンしたことをきっかけに、スタートしました。
オープン当初は、入手困難なストリートアイテムやスニーカーなどを取り扱い人気を集めていましたが、後に店名であるハフをそのままブランド化し、スケーターファッションを中心としたオリジナルアイテムを次々と販売していきました。
キース自身が非常に人気のあるトップスケーターということもありますが、シンプルかつストリートテイストなシルエットはあっという間にヒットし、現在日本でも男女問わずファンの多いブランドとなっています。
おすすめ商品【HUF ESSENTIALS TT COACHES JACKET ELMWOOD】
バックに大きくプリントされたトリプルトライアングルが目を引き、印象的なバックスタイルを演出するコーチジャケットです。このトライアングルは、ブランド名であるHUFの文字を組み合わせたデザインになっており、左胸元にも同様のロゴが配されています。
表地がナイロン100%で構成された光沢のあるベーシックな作りになっており、裏地にはポリエステルを使用しているため着心地も快適です。シンプルなストリートカジュアルスタイルで仕上げたいときに、大人な印象を与えてくれる一着となっています。
ブランド⑩アディダス(adidas)
アディダスは、1920年にドイツで設立されたスポーツブランドです。創業者は、靴職人の息子であった兄ルドルフ、弟アドルフ・ダスラー兄弟であり、靴を専門に製造する会社「ダスラー兄弟商会」を立ち上げたことがきっかけです。
主な役割は、ルドルフが営業や販売を中心に、アドルフが製造を中心に担当しました。スポーツごとに適した高品質なスニーカーはアスリートを中心に非常に人気を集めていましたが、兄弟で意見が食い違い論争が多発したために、ダスラー兄弟商会は解消となりました。
以降、アドルフは自身の愛称であるアディと名字のダスラーを組み合わせ、アディダスが誕生しました。ちなみに、ルドルフは川の対岸にRUDA社を設立し、これが後のプーマとなったという話は非常に有名です。
独立したアディダスは次々と実績を積んでいき、スタン・スミスやスーパースターと言った数々のヒットスニーカーを生み出しました。現在ではオリンピックでも数多くの競技で当たり前のように着用されており、アパレルラインも含め世界中から人気のあるブランドとなりました。
おすすめ商品【トレフォイル コーチジャケット EMX34】
アディダスオリジナルスから展開される、現在ではストリートスタイルの定番ともいえるトレフォイルのコーチジャケットです。耐久性の高いナイロン100%で構成された非常にライトなアウターとなっています。
胸元にお馴染みのブランドロゴをあしらった、ごくシンプルなデザインとなっており、ストリートだけでなくスポーティーカジュアルなスタイルにも合わせやすい一着です。
ブランド⑪ナイキ(NIKE)
ナイキは1964年にアメリカのオレゴン州で誕生した、スポーツブランドです。創業者のフィルナイトは、来日した際にオニツカタイガーのスニーカーを非常に気に入り、その場でオニツカのアメリカでの販売権を獲得しました。そして、アメリカでブルーリボンスポーツ社を設立しオニツカの靴を販売したのでした。
売れ行きは好調でしたが、内部でのトラブルが重なりオニツカとの契約を解消し、新しいオリジナルシューズブランドを立ち上げたのです。こうして誕生したのがナイキです。ブランド名は、ギリシャ神話に登場する勝利の女神である「ニケ」が由来となっています。
その後はナイキエアやエアジョーダンシリーズが爆発的ヒットとなり、当時スポーツメーカーで群を抜く存在であったアディダスと肩を並べる、世界的なスポーツブランドへと発展したのです。
おすすめ商品【SB シールド コーチジャケット】
ナイキスケートボーディングシリーズの、シールドコーチジャケットです。表面に撥水加工を施し、雨風に耐えるナイキシールド素材を採用しているため、悪天候でも着用できる実用性を備えています。身頃裏地にはポリエステルメッシュ、袖裏地にはナイロン生地を使用し、細かい機能面にもこだわっています。
胸元に、NIKE SBのプリントとバックに織りネームを施したシンプルなデザインとなっており、ストリートスタイルにもスポーティースタイルにも対応できる着まわしやすいアイテムです。
ブランド⑫プーマ(PUMA)
プーマは1948年にドイツで誕生したスポーツブランドです。創業者は、アディダスの創設者であるアドルフ・ダスラーの兄であるルドルフ・ダスラーです。現在は、グッチやバレンシアガなども属するフランスの大手企業、ケリングの傘下となっています。
創業当初の社名はルドルフのRUとダスラーのDAを組み合わせた「RUDA」でしたが、スポーツブランドらしい軽快な印象が足りなかったために「PUMA」に変更しました。プーマがヒットするきっかけとなったのは、サッカーの王様とも呼ばれるペレとの契約を果たしたことでした。
プーマの特徴と言えば、スポーツスニーカーとしての機能性を持ちつつも、スタイリッシュなデザインにもこだわっていることでしょう。それを象徴しているのが、数々のデザイナーズブランドとコラボシューズを展開していることだとも言えます。
その高いデザイン性は、アパレルラインにも色濃く映し出されており、スポーツシーンだけでなくおしゃれなファッションアイテムの一つとしても非常に人気のあるブランドです。
おすすめ商品【ftblNXT Casuals Coach】
マット感のあるポリエステルをメイン素材に使用した、カジュアルコーチジャケットです。右胸にブランドロゴを配置し、左側には大きなストラップをあしらったジップ付きポケットが付けられています。バックは無地ですが、下部が切り替えデザインになっています。
プーマらしい、細部のデザイン性にこだわったシンプルなアウターなので、スポーツシーンだけでなくカジュアルな着こなしでも、おしゃれに仕上げてくれる一着となるでしょう。
ブランド⑬エクストララージ(XLARGE)
エクストララージは、1991年にアメリカのロサンゼルスで誕生したストリートファッションブランドです。創業者はアダム・シルバーマンとイライ・ボナーツで「XLARGE STORE」というセレクトショップをオープンしたことがきっかけとなり、ブランドに発展しました。
ヒップホップが生まれたニューヨークで流行したストリートファッションとは少し異なり、スケートやアートなどの要素が加わった新たなストリートスタイルを打ち出した、革新的なデザインが非常に注目を集めました。
ブランドロゴでもあるオリジナルゴリラのイラストが、一層目を引きます。姉妹店にXgirlなどもあり、男女問わず人気のあるブランドです。1999年に日本のビーズインターナショナルが商標権を取得したために、現在では日本のブランドとして扱われています。
おすすめ商品【ダック ワーク ジャケット】
肉厚で頑丈なダック生地をメイン素材に採用した、ダックワークジャケットです。コーチジャケットとワークジャケットを織り交ぜたデザインが特徴であり、フロントはジッパーになっています。フロントに大きくXLARGEの文字が刺繍されており、インパクトを与えます。
男らしく重厚感のある印象で、これ1枚羽織るだけでもこなれたストリートファッションスタイルに仕上げてくれます。
ブランド⑭ニューバランス(new balance)
ニューバランスは1906年にアメリカで誕生した、スポーツブランドです。創業者はウィリアム・J・ライリーで、偏平足の人などに向けた矯正靴を製作する、アーチサポートインソールの製造メーカーとしてスタートしたのが始まりと言われています。
ニューバランスという社名には、自社の製品を履いた人に「新しいバランス」を提供するという意味合いがあります。1930年代になると、オリジナルのランニングシューズを製造し始めました。自然で快適な履き心地を持った、従来のスニーカーとは異なる製品たちは履いた人々を魅了し続けました。
現在はアパレルラインにも力を入れており、スポーティーカジュアルなスタイルをミックスしたアイテムは、若者を中心とした幅広い年齢層から人気を博しています。
おすすめ商品【クラシックコーチスタックドジャケット】
クラシックコートジャケットの、2019年モデルです。ポリエステル100%で作られた表地は、マット感のあるしっかりとした素材になっています。バックに大きくあしらったニューバランスのロゴが印象的で、左胸にも同様のロゴがプリントされています。
多少ゆったりとしたルーズなサイズ感が、普段のコーディネートにストリートテイストをプラスしてくれるでしょう。
ブランド⑮デサント(DESCENTE)
デサントは1935年に大阪で誕生した、スポーツウェアメーカーです。創業者は石本他家男氏で、デサントの前身となる「ツルヤ」を創業したことから始まりました。マンシングウェアやルコックスポルティフ、水沢ダウンなども同系列にあたります。
特に水沢ダウンは、2010年のバンクーバーオリンピックで日本選手団のために開発されたダウンとして大きな話題となり、スタイリッシュなデザインと細部まで非常にこだわり抜いた高い機能性は、値段相応の価値があると高評価を得ています。
スキーの基本滑降である直滑降・斜滑降・横滑りを表した、3本の下向きの矢を描いたブランドロゴが特徴的です。
おすすめ商品【DAYS コーチジャケット】
シワになりにくく耐久性の高い、ソロテックスハードウーブン素材を使用したコーチジャケットです。左胸には正方形で囲まれたブランド名が、手首にはデサントのブランドロゴがさりげなく配置されています。
非常にシンプルなデザインとルーズなサイズ感が特徴であり、ストリートファッションとしてもカジュアルスタイルとしても馴染みやすいアウターとなっています。
コーチジャケットを取り入れたメンズコーデ術
ここで、コーチジャケットを着用したおすすめのコーディネートをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
定番のストリートスタイル
ノースフェイスのコーチジャケットと、ブラックのワイドパンツを合わせ、白Tシャツのアートワークをポイントとした定番のストリートスタイルです。
グラフィックTシャツやプリントTシャツなどは、ストリートスタイルに頻繁に使用されるアイテムの一つで、シンプルなコーチジャケットとの相性も抜群です。やんちゃなイメージを与えやすいため、このようにモノトーンでシンプルに仕上げると大人な印象になります。
シャツやスラックスとの相性も良い
白シャツに黒のコーチジャケット、白ソックスに黒スニーカーとモノトーンでシンプルに仕上げ、スラックスのチェック柄と、デザイン性の高いコーチジャケットを引き立たせている、おしゃれなきれいめカジュアルスタイルです。
シャツとスラックスのみなら、完全にきれいめスタイルになりますが、オーバーサイズのコーチジャケットをルーズに羽織ることでしっかりとストリートテイストをプラスしています。
人気のコーチジャケットをおしゃれに着こなそう
コーチジャケットはヒップホップシーンからファッションアイテムへと広まったため、ストリートスタイルでの着用が定番化していましたが、最近ではカジュアルスタイルにストリートテイストをプラスできるアイテムとしても、非常に人気があります。
肌寒い時期にさっと羽織れるアウターとしても活躍するため、ぜひコーチジャケットを使用した自由な着こなしを楽しんでみてください。
提供元・KASHI KARI
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