「ナイキ(NIKE)」は、ブランド史上最もサステナビリティ志向の高い「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト ネイチャー」を10月17日に発売する。このシューズの制作にあたり、再生素材の利用目標はこれまでの重量比25%から重量比50%に引き上げられ、サステナビリティとパフォーマンスの包括的な進化が目指された。

「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト ネイチャー」は、ナイキの代表的な厚底ランニングシューズ「アルファフライ」をサステナビリティに着目して新たに作り変えたアイテム。「アルファフライ」は、ケニアの陸上長距離選のエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)がフルマラソンで人類初の2時間切りを達成した際に、そのプロトタイプを着用していたことでも有名だ。そのキプチョゲの挑戦をきっかけに生まれたソール「ナイキ ズーム X ミッドソール」を少しも無駄にしたくないという思いから、今回のシューズにはミッドソールで余った素材をソックライナーに使用するなど、シューズの部材が余すところなく使われた。そのほかにも、「アルファフライ」の特徴的なポイントである「ズーム エア ポッド」の生産過程で廃棄されてしまう部材を、3D印刷の工程で再利用するなど、貴重な素材の長所を最後まで無駄にしないためのこだわりが詰まっている。またミッドソールを、再生素材を利用していることをあえて見せるデザインにするなど、シューズ全体にサステナビリティ視点を散りばめた。

価格は3万8,500円。10月17日から「ナイキ」アプリ、「NIKE.COM」及び一部の「ナイキ」販売店などで発売予定だ。

「ナイキ」史上最もサステナビリティ志向が高いシューズ「アルファフライ ネクスト ネイチャー」が発売
(画像=『SEVENTIE TWO』より 引用)
「ナイキ」史上最もサステナビリティ志向が高いシューズ「アルファフライ ネクスト ネイチャー」が発売
(画像=『SEVENTIE TWO』より 引用)

文・松井香里/提供元・SEVENTIE TWO

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