2×4材は扱いやすい材料です。そのためDIYがしたことがないという初心者の方にこそ、使っていただきたい木材となっています。今回は2×4材を使ってベンチをDIYする方法をご紹介していきますので、初心者の方はもちろん、ベンチを作りたい方も参考にしてください。
Contents 目次
01. 2×4材でベンチをDIY
02. 2×4材とは
03. 2×4材でベンチを作る場合に必要な道具
04. シンプルなベンチのDIY方法3選
05. おしゃれなベンチのDIY方法2選
06. 背もたれ付きベンチのDIY方法2選
07. まとめ
2×4材でベンチをDIY
2×4材は初心者にも使いやすいアイテムです。今回はそれを使ったベンチの作り方をお伝えしていくのですが、そもそも2×4材とはいったいどのような材料なのかはご存じでしょうか。作り方ももちろんですが、今回は初心者の方向けに材料についての知識もお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてください。
2×4材でベンチを作ってみよう

2×4材はDIYをやっている方ならほとんどの人が知っている材料で、実際に使っている方も多いことでしょう。それはやはり、それなりの理由があるからです。2×4材は初心者にとっても加工がしやすく、価格が安いというのが大きな理由となっています。
2×4材を使えば初心者でも手軽にベンチを作ることが可能です。今回はいろんなタイプのベンチに分けてDIY方法をご紹介していきますので、DIYで初めてのベンチを作ってみてください。
2×4材とは
ベンチのDIYの方法をお伝えする前に、今回使う材料についてお伝えしていきます。DIYの記事や動画を探していると、2×4材という文字は多く見かけることでしょう。でも、実際どのようなものなのかが分からないという方も多いはずです。2×4材がどのような材料なのかもDIYをする前に知識として知っておいてください。
2×4材とは何か
2×4材はアメリカで使われる建築工法に使用される木材となっています。そのため流通自体も多く、日本でも2×4材を使ったDIYが流行っているため、2×4材はホームセンターで手に入れることが可能です。
2×4材はSPF材とも呼ばれますが、SPF材にはほかにも2×2、2×3、1×6、1×8など種類があり、2、4などの数字はインチで表されています。SPFというのは素材を示し、SPF材自体が加工がしやすく安価なため、DIYをする方に人気です。
2×4材には関連商品が販売されている
2×4材がDIYでもよく使われているということから、関連商品も多く発売されています。例えばディアウォールやシンプソン金具、シェルフリンクスといったアイテムです。ディアウォールは天井と床に2×4材を張るアイテムで、壁を傷つけずに棚を作ることができます。
シンプソン金具は2×4材を接合させるアイテムで、シェルフリンクスもそれを使うことで頑丈な棚をDIYすることが可能です。このように、2×4材を使ったアイテムがDIYで便利に使っていただけます。
2×4材でベンチを作る場合に必要な道具
2×4材でベンチやチェアを作る場合に必要な道具について見ていきます。DIY初心者の方は特に、DIYにどんなものが必要なのかというのも全く分からないという方も多いことでしょう。
ここではベンチや長椅子を2×4材で作る場合に必要な道具についてご紹介していきますので、こちらもぜひ参考にしてください。また、DIYの工具は高いものもありますが、道具がなくてもDIYできる方法もあります。
2×4材DIYで使う道具とは

2×4材でベンチやチェアといったアイテムをDIYする場合に必要な道具は、木材をカットするための道具です。これはノコギリでもいいですし、電動の丸ノコといったアイテムでもいいでしょう。
他にはやすり掛けを行うやすり、もしくはサンダー、そしてビス止めをするためのドライバー。これはもちろん電動だとより簡単にできます。また、下穴を開けてからの方が木材が割れたりする心配もありません。ペンキを塗るなら刷毛やローラーといった道具が必要です。
道具がなくても大丈夫!
道具についてお伝えしましたが、例えば丸ノコを購入しようとするとかなり費用がかかってしまいまうため、できれば道具は買いたくないという方もいるでしょう。そんな方におすすめなのが、ホームセンターのカットサービスです。
ホームセンターにカットしてほしいサイズを伝えれば材料をカットしてくれるので、そういった便利なサービスを使えば高い工具を購入する必要もありません。またホームセンターによっては工具のレンタルサービスをしてくれるところもあります。
シンプルなベンチのDIY方法3選
ではさっそく、ベンチや長椅子のDIY方法を見ていきましょう。ここでお伝えするのは、2×4材を使ったシンプルなベンチのDIY方法です。初心者でもできるDIY方法がありますので、動画を見ながら作っていきましょう。
また作る際は設計図を書いてから作っていくのがおすすめです。特に初心者だと間違いやすいので、できるだけ設計図をしっかり描いてから作るようにしてください。そうすれば、カットサービスをお願いする場合も簡単にお店の人に伝えることができます。
①低予算ベンチ
■素材の色をそのまま生かしたベンチ
始めにご紹介するのは、素材の色合いが生かされたベンチのDIY方法です。素材の色合いを活かした作りになっており、簡単に安く作ることができます。ここでかかっている費用は2300円だそうです。
初心者の方は設計図を作ったほうがいいとお伝えしましたが、この動画では材料をどのように切り出せばいいかまで詳しく説明してくれていますので、同じものを作りたい場合は同じ寸法をホームセンターに伝えれば簡単にDIYができます。
■ベンチのDIY方法
2×4材はカットしたらやすり掛けをし、そのあとビスの下穴を開けていきましょう。もし道具がない方はこの作業は必要ありませんが、下穴の作業をしたほうがきれいな仕上がりになります。
脚の部分を組み立てたら支えと天板を取り付けていきましょう。ここではペンキを使っていませんが、もし好みの色を塗りたいのであれば自由に塗って仕上げてください。チェアとしても使えますし、荷物置きにも使えるベンチが完成です!
②積み重ねてDIYするベンチ
■積み重ねて作る頑丈なベンチをDIY

次にご紹介するのは、先ほどと全く違う作り方で作るベンチです。先ほどの動画では脚部分を作って組み立てていくDIY方法でしたが、ここではベンチを横に置いた形で積み上げていきながらDIYしていきます。面白いDIY方法ですし、簡単に作れる方法です。頑丈なベンチが欲しい方はこの方法で作ってみてはいかがでしょうか。
■ベンチのDIY方法
まずはベンチを横に倒した形に2×4材を配置し、その上に同じサイズの木材を置いて二枚をビスで繋ぎ合わせるように重ねていきます。ボンドを塗り、ビスで止めるのを繰り返していきましょう。
最後の端のビスの処理には木ダボを使い、ビスが見えないように工夫されています。もちろんこの作業を行わなくても気にならない方はそのままビス止めでもOKです。やすり掛けを行い、ペンキを塗ったら完成!素材の色合いを活かしたいなら、ペンキを塗る作業は必要ありません。
③細いサイズのベンチ
■収納もできる細いサイズのベンチをDIY

次にご紹介するのは、天板の下に収納もできるようになった細いサイズのベンチです。とはいえ、自分で設計図を書いて作っていけば自分の好みのサイズのベンチがDIYできます。
まずは自分が欲しいサイズのベンチをイメージしてから作っていくといいでしょう。サイズは違かったとしても、作り方を同じにすれば問題なく作れますので、まずは自分が欲しいベンチを紙の上に書き起こしてみてください。
■ベンチのDIY方法
ここでは道具にポケットホールジグというものを使っていますが、もちろん使わなくてもDIYすることは可能です。使わない場合、脚の外側からビスを打てば問題ありません。
枠を組み立て、天板、下の棚を組み立てていきましょう。この方も天板部分のビスには木ダボを用いて見た目もすっきりしたベンチを作っています。同じように木ダボで処理してもいいですし、ビスで打ったままにしても問題ありません。
おしゃれなベンチのDIY方法2選
次にご紹介するのはおしゃれなベンチです。せっかくDIYで作るなら、おしゃれなものがDIYしたい方が多いことでしょう。ここではペンキを使ったり組み合わせ方を工夫することでおしゃれにベンチをDIYする方法をお伝えします。
とはいえ、先ほどのシンプルなベンチもペンキの色によって雰囲気が違ったベンチを作ることが可能です。いろんな例を見て、それを組み合わせて自分好みのベンチをDIYしていきましょう。
①費用も安いおしゃれベンチ
■2500円でDIYできるおしゃれベンチなら

ここで使っている木材は、2×4材と1×4材です。ここでDIYするベンチは屋外でも使えるように、塗料には屋外用のものを使ってDIYしています。塗料の色によって見た目も変わってきますので、好みの色を塗っていくといいでしょう。
もし部屋の中で使うのであれば特に塗料にこだわる必要はありません。100均でもペンキや刷毛なども販売されていますので、そういったものでより安く仕上げることは可能です。
■ベンチのDIY方法
材料をカットしたらサンダーがけなのですが、サンダーがない場合はやすりでもOKです。やすり掛けの後はペンキを塗っていきます。乾いたら組み立てに入りましょう。
ビス打ちの位置を出すのに使っているのが2×4定規です。2×4に使える便利なものなので、持っておくといいでしょう。パーツの部分ごとに組み立てできたらそれらを合わせ、最後に天板を固定して完成です。
②積み上げるだけおしゃれベンチ
■2×4材と1×4材でDIYするおしゃれベンチ

シンプルなDIY方法でもありましたが、積み重ねる作り方でDIYする方法をご紹介します。シンプルなDIY方法では2×4材のみを使っていましたが、ここでは1×4材も使って隙間のあるおしゃれなベンチを作っていきましょう。これも作り方自体は積み重ねるDIY方法と同じなので初心者でも簡単に作れます。
■ベンチのDIY方法
まずは2×4材で枠を作り、その上に1×4材の脚部分を乗せて固定しましょう。天板部分は2×4材のみ、脚の部分は1×4材と2×4材が交互に組み合わさったような作り方になっています。
組み立てが終わったらやすりがけを行い、ペンキを塗って完成です。この作り方だと、ベンチの枠だけ作ればいいので設計図自体も複雑ではありません。1×4材を挟み込むことでまた違った風合いになりますので、ぜひDIYで作ってみてください。
背もたれ付きベンチのDIY方法2選
最後にご紹介するのが、背もたれ付きの長椅子のDIY方法です。人によっては背もたれがついていた方がゆったり座れるからその方がいいという方もいることでしょう。背もたれがついたものもDIYで作れますし、初心者でも簡単な方法はありますので、ぜひこちら作り方を参考にベンチをDIYしてみてください。
①2×6材も組み合わせた長椅子
■素材の色合いを活かした長椅子をDIY

ここで使っている材料は、2×4材以外に2×6材があります。同じものを作りたいのであれば、動画で寸法をしっかり説明してくれていますので、設計図を作りたくない方はこの方法で作るのがおすすめです。
ここでは塗料を使わず素材の色を活かした仕上がりになっていますが、インテリアに合ったものが作りたいのであれば塗料で塗って仕上げていくといいでしょう。
■ベンチのDIY方法
まずはパーツごとに木材をカットするのですが、もし道具がない場合はホームセンターのカットサービスを利用してカットしてください。カットができたらやすり掛けを行い、パーツごとに組み立てていきましょう。
パーツができたら組み合わせていくのですが、ベンチの座面、背もたれ部分は隙間が空いた設計になっているため、均等に置けるように注意しながら2×4材を配置してください。
②2×4材のみのベンチ
木材は2×4材だけを使った長椅子の作り方です。この長椅子には背もたれだけでなく、ひじ掛けもありますのでひじ掛けのある長椅子が欲しい方はこの作り方を参考にしてください。動画では特にペンキを塗っていませんが、外で使うものを作るならできるだけ屋外用の塗料を塗って仕上げることをおすすめします。
■ベンチのDIY方法
この方が木材のカットで使っているアイテムなのですが、2×4材に使えるのこぎりガイドです。2×4定規と共に持っているとツーバイフォー材のDIYで便利に使えるのでおすすめとなっています。
座面の枠を作ってから脚を取り付けていきましょう。ひじ掛けは手を置いても痛くないように丸く仕上げています。背もたれは2×4材を二つつけて取り付けていき、きれいにサンディングしたら完成です。
まとめ

今回は2×4材を使って作るベンチの作り方をご紹介してきました。2×4材は加工がしやすく、初心者にも使いやすい材料となっています。これを使えばベンチもとっても簡単にDIYできることが分かりました。
部屋の中にベンチが欲しい方、庭にベンチを置きたい方など人によって用途は異なります。サイズも背もたれ付きなのか、肘付がいいのかなどは人それぞれですので、必要なベンチをイメージしてからDIYをしてみてください。
文・ゆー/提供元・暮らし~の
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