最近よく耳にする【AGA】という言葉ですが、AGAとはなにか知っていますか?男性の皆さんはAGAのチェックを行ったことはありますか?

「最近少し髪の毛が薄くなった気がする」「家族に髪が薄い人がいるけど自分はどうなの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。そう思っている方は病院に行く前にまずセルフチェックをやってみましょう。今回はAGAの原因から詳しいセルフチェックの内容をご紹介していきます。

目次

  1. AGAセルフチェックの前に
  2. AGAの原因とは?
  3. オンライン簡単セルフチェックでAGA診断
  4. AGAセルフチェックで多く当てはまった方へ
  5. AGAセルフチェックで自分の状態を診断しよう

AGAセルフチェックの前に

自分でできるAGA(薄毛)セルフチェック方法とは?病院に行く前に自己診断を!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

AGAのセルフチェックを行う前にまずは【AGA】について知ることが大切です。なんとなくAGAという言葉は知っていても詳しくは知らないという方も意外と多いので、正しい知識を身に付けてからセルフチェックを行いましょう。

AGAとは?

自分でできるAGA(薄毛)セルフチェック方法とは?病院に行く前に自己診断を!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

AGAとは[Androgenetic Alopecia]の略称で、【男性型脱毛症】という意味です。男性型脱毛症というのは成人男性特有の脱毛症ですが、生え際や頭頂部の毛髪が薄くなるのが特徴で側頭部や後頭部以外の髪がすべて抜けることもあります。

髪の毛には、毛周期という毛の成長サイクルというものがあり、「発毛→成長→休止→脱毛」の繰り返しで進んでいきます。通常は成長期が2年から6年程あるのですがAGAはこの成長期が短くなってしまうことが原因で弱くて細く短い髪が増えていき、そこの部分が薄くなって頭皮が見えるようになります。

基本的な原因として、生活習慣や遺伝、頭皮環境、男性ホルモンの影響と言われています。男性型脱毛症は治療をせずに放っておくことでどんどん進行していきますので、早めに治療することが大切です。

日本人に多いAGAの進み方

自分でできるAGA(薄毛)セルフチェック方法とは?病院に行く前に自己診断を!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

AGAの進行パターンには大きく分けて3つの種類が存在します。

  1. O字タイプ→頭頂部から進行するタイプ
  2. M字タイプ→額の生え際からくるタイプ
  3. U(A)字タイプ→前頭部からくるタイプ

皮膚科医の高島医師という方がアジア人に多く見られる進行パターンを作成した「高島分類」という図があるのですが、その図によると欧米人と比べて日本人は1の【O字タイプ】から進行していく方が多い傾向にあるそうです。また、日本人男性の場合は20代から30代にかけて発症する方が多いとも言われています。

AGAの原因とは?

自分でできるAGA(薄毛)セルフチェック方法とは?病院に行く前に自己診断を!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

AGAの原因には様々なものがありますが少しの意識で原因を改善できるものもあります。まずは原因を知って行動に移すことが大切です。

原因①一番の原因は男性ホルモン

自分でできるAGA(薄毛)セルフチェック方法とは?病院に行く前に自己診断を!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

AGAの原因は色々あるとお伝えしましたが、その中でも1番の原因は男性ホルモンにあります。髪のサイクルは、発毛→成長→休止→脱毛の順で進んでいきます。

成長期の期間は通常2年~6年ありますが、DHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性悪玉ホルモンが影響して髪の毛を作り出す毛包の成長が十分でなくなります。そのせいで成長期が数ヶ月ほどになり、髪の毛が育つ前に抜けてしまうため抜け毛が目立ち髪の毛が薄くなっていきます。

DHT(ジヒドロテストステロン)はテストロテン(男性ホルモン)が5αリダクターゼという頭皮のホルモンと結合することにより発生し、「TGF-β」という脱毛因子が毛母細胞へ髪が抜けるように指示を出します。

原因②遺伝の可能性もある

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(画像=『KASHI KARI』より引用)

AGAと遺伝は関係していると言われていますが、AGAがそのまま引き継がれるわけではありません。【5αリダクターゼの活性度】と【男性ホルモンレセプターの感受性】が遺伝で引き継がれるとされています。

5αリダクターゼの活性度が高ければ高いほど男性悪玉ホルモンを生成しやすいため、5αリダクターゼの活性度を強く受け継ぐとAGAになりやすく、男性ホルモンレセプターは母方から遺伝しやすいとされているため母方の親族に薄毛の方がいる場合は隔世遺伝しやすいです。

原因③ストレスや生活習慣の乱れ

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(画像=『KASHI KARI』より引用)

生活習慣の乱れはAGAに大きく影響します。無理なダイエットや偏りすぎている食事を続けることで髪の毛に必要な栄養が足りなくなりますし、睡眠サイクルの乱れや過度なストレスもホルモンを大きく乱すため薄毛の原因になります。

また、髪の毛を育てるのに必要なタンパク質は肝臓が合成してくれますので喫煙や過度な飲酒は肝臓に負担をかけてしまいよくありません。

遺伝は先天的なものですが、上記のような後天的要素は自分で気をつけて改善することができます。まずは自分自身の生活環境を見直すことも大切です。

オンライン簡単セルフチェックでAGA診断

ではいよいよここから詳しいセルフチェックの内容になります。自宅にいながら時間をかけずに簡単にできますので自分が何個当てはまるのか確認しましょう。

セルフチェック①両親の家系にAGAの人がいる

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(画像=『KASHI KARI』より引用)

AGAの原因の一つであるのが遺伝です。両親だけではなく、祖父母からの隔世遺伝で引き継がれている場合もあります。父方の遺伝子よりも母方の遺伝子を強く引き継ぎやすいとも言われているため、父方の親族だけではなく母方の親族もしっかり確認することをおすすめします。

セルフチェック②抜け毛や短い毛が増えてきた

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(画像=『KASHI KARI』より引用)

AGAの初期症状の1つとして抜け毛が目立つようになります。普段気にしていないと一気に抜けるわけではないので気が付かないうちに進行している可能性もあります。

ある程度の抜け毛は問題ないですが、髪の毛を洗っている時や髪をセットしている時などに抜け毛が増えていないか注意して見てみましょう。

セルフチェック③フケや痒みがある

自分でできるAGA(薄毛)セルフチェック方法とは?病院に行く前に自己診断を!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

フケや痒みはAGAの直接的な原因ではありませんが、フケや痒みが出ているというのは頭皮の環境が良くない状態です。頭皮環境が悪いと健康な髪の毛の成長を妨げてしまいますので、慢性的な痒みやフケがある場合はまず病院で見てもらったほうが良いです。

原因としては、皮膚に合っていないシャンプーの使用や熱すぎるお湯での洗髪、洗い過ぎによる乾燥などが挙げられます。原因が当てはまる方は少し意識するだけで良くなることがありますのでシャンプーの成分や洗い方を変えてみましょう。

セルフチェック④髪の毛にハリがない

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(画像=『KASHI KARI』より引用)

髪のサイクルに必要な成長期が短くなることで髪の毛1本1本がやせ細った状態になります。見た目にはあまり大きな変化がなくても触った時にハリ・コシがなくなってきたと感じる時は要注意です。

セルフチェック⑤喫煙の習慣がある

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(画像=『KASHI KARI』より引用)

ニコチンは毛細血管を縮小させてしまうため、必要な栄養が髪の毛に行き渡らなくなってしまいます。髪の毛の主成分であるタンパク質は肝臓で栄養素を合成してくれますが、喫煙することでタバコに含まれる「アセトアルデヒド」が肝臓に負担をかけてしまいますので髪の毛に悪い影響を及ぼします。

セルフチェック⑥ストレスや睡眠不足

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(画像=『KASHI KARI』より引用)

過度なストレスは薄毛の大敵です。もちろん薄毛だけではなく心身共にストレスを溜め込むことは良くありません。ストレスが日々続くことで薄毛も慢性化してしまいますので適度に運動をしたり、趣味の時間を作るなど自分にあったストレス発散方法で対処しましょう。

また、睡眠は髪の毛の成長に欠かせないものです。睡眠不足での不規則な生活は薄毛の原因になりますので夜ふかしは控え、健康的な生活を心がけましょう。

セルフチェック⑦明らかに薄毛が進んでいる

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(画像=『KASHI KARI』より引用)

見るからに薄毛が進んでいる場合はなるべく早く医療機関を受診しましょう。日本人男性はO字タイプが多いため、頭頂部にあるつむじ辺りから薄毛が進行する場合が多いです。

生え際であれば早い段階で気が付きますが、普段鏡を見ていても頭頂部は意識しないと見えない部分のため気が付かないうちに頭頂部の薄毛が進行している場合もあります。一度頭頂部のチェックをしっかり行って下さい。

AGAセルフチェックで多く当てはまった方へ

自分でできるAGA(薄毛)セルフチェック方法とは?病院に行く前に自己診断を!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

セルフチェックの結果はいかがでしたか?多く当てはまった方は予防法をしっかり覚えて対策をしていきましょう。AGAは放置することで進行が早まりますのですぐに行動に移すことが大切です。

日頃から気をつけたいAGA予防法

自分でできるAGA(薄毛)セルフチェック方法とは?病院に行く前に自己診断を!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

チェックが多く当てはまった方だけではなく、誰にでもAGAになる可能性はありますので、予防法は知っておいて損はありません。予防法は色々とありますが、今回は効果的な予防法を4つご紹介します。

  1. シャンプー
  2. サプリメント
  3. 育毛剤

1つ目の【シャンプー】ですが、まず界面活性剤が入っていないものを選びましょう。界面活性剤は泡立ちがいいのでしっかり洗えて良いのでは?と思われる方もいるかと思いますが、髪だけでなく地肌まで傷つけてしまう可能性がありますので良くありません。

髪に優しい天然由来のオーガニックシャンプーやアミノ酸系のシャンプーを使い、優しく頭皮をマッサージしながら洗うのをおすすめします。

2つ目の【サプリメント】は髪にいいとされているタンパク質・亜鉛・ビタミン群の足りない成分をサプリメントで補うという方法です。すべてサプリメントで補うのではなく、健康的な食事を摂取した上で足りない成分のみをサプリメントで補いましょう。

3つ目の【育毛剤】については市販でもたくさん販売されていますが市販の育毛剤だけでは十分な効果を期待できません。なぜなら市販の育毛剤は血行を良くするための成分は含まれていますが抜け毛を減らすことはできないのです。育毛剤にプラスして薬の使用をおすすめします。

最後は【薬】です。薬は一番効果を得やすく根本的な治療ができるためすでにAGAを発症した方だけではなく予防にも役立ちます。

ドラックストアやネットでも販売されていますが偽物だったり成分の配合量が少ない物もありますので、しっかり病院で処方されたものを服用する方が安心です。

セルフチェックの結果が悪いなら治療が必要

自分でできるAGA(薄毛)セルフチェック方法とは?病院に行く前に自己診断を!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

セルフチェックの項目に多く当てはまった方は医療機関を受診したほうがいいでしょう。病院では問診から始まり専用のカメラを使って頭皮の状態を確認したり遺伝子検査などを行いその人に合った薬を処方し、治療を始めてくれます。

AGAの治療にかかる期間は個人差がありますが基本的には約1年ほどです。しかし病院で処方されている薬の服用をやめると症状が進行する可能性があるので月に1回ほどの通院は必要です。

治療方法も様々なため費用は一概に決まっているわけではありませんが、1回あたり1万~2万円が相場とされています。

AGAセルフチェックで自分の状態を診断しよう

自分でできるAGA(薄毛)セルフチェック方法とは?病院に行く前に自己診断を!
(画像=『KASHI KARI』より引用)

セルフチェックの結果、AGAが発症し始めている方も全く当てはまらなかった方もまずは行動に移すことが大切です。AGAは放っておくと進行が早いため「まだ大丈夫だろう」と思わずに1つでもチェックがついた方は予防法を実践しましょう。

薄毛予防のためだけではなく健康的な生活を送ることは心身共に良いことですので、このタイミングで一度生活環境を見直してみるのはいかがでしょうか?

提供元・KASHI KARI

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