GoTo事業の停止から約1年半が経った。いまはGoToイートもGoToトラベルも、なかなか再開できる状況ではない。しかし、飲食業・観光業ともに体力が尽き始めているのも事実。特に東京オリンピック開催によるインバウンド観光客の増加を見据えていた観光地や宿泊施設にとっては、相当苦しい時期に差し掛かっているはずだ。

「GoTo事業」観光事業者の再開希望は80%超えに

「GoTo」観光事業者の80%が再開を希望も、約7割は感染対策などの準備不足を不安視
観光事業者にとってGoTo再開の有無は死活問題なのかもしれない(訪日ラボ・mov調べ)(画像=『オトナライフ』より 引用)

 インバウンドニュースサイト「訪日ラボ」を運営する株式会社movは、訪日ラボWebサイト読者・訪日ラボメールマガジンユーザーを対象に調査を実施。この調査によると、「政府の経済復興支援策であるGoToトラベルやGoToイートなどの各種施策について、いつかは再開を希望しますか?」という質問に対して、「希望する」と回答したのは60.2%、「どちらかというと希望する」と回答したのは20.3%だった。つまり、全体の80%以上の観光事業者がGoTo事業の再開を希望しているというわけだ。