QRコード決済、70代以上の利用率は“5人に1人”
2020年に消費者庁が公表した「キャッシュレス決済に関する意識調査結果詳細」によれば、40代までは50%前後の利用率のあるQRコード決済だが、50代で「42.0%」、60代では「36.9%」と40%を下回り、70代となると「18.3%」とかなり下がっている状況が見受けられる。もはや使っている人を見つけるほうが苦労するレベルだ。70代の人たちからしてみれば、自分の年代で5人に1人も使っていないサービスで「優遇します!」と言われても、嬉しくないどころか「私たちのことは無視するつもりか?」と思ってしまっても仕方のないことかもしれない。
また、PayPayなど地方の店舗にも決済を導入してもらえるよう頑張っているサービスもあるが、それでも都市部と比べると普段の生活でQRコード決済を利用できる店舗の数は限定的になってしまうことは否めない。「使う店をどれだけ選べるか」という地域格差も考えておくべき部分だろう。
“現金派”、スマホを使えない高齢者、導入店舗の少ない地方。これだけ乗り越えるべき壁が山積しているようでは、日本のキャッシュレス社会はまだまだ遠いということだろうか。
参照元:スマホ決済特典の自治体200超【共同通信】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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