1 ポールスミス(Paul Smith)とは?歴史と成り立ちを探る

ポールスミス辞書。徹底的にPaul Smithをリサーチ!
(画像=paulsmith.co.jp/shop、『KASHI KARI』より引用)

今やファッション業界の流れを左右する存在としても名を馳せているポールスミス。クラシカルモダンなスタイルに心奪われたファンは数知れません…。もっとポールスミスについて詳しく知っておきたい!ということで、ブランドの歴史をまとめてみました。ポールスミスのファンの方、もしくはにわかファンの方や興味本位だけの方も、みなさんよろしければ参考にご観覧ください!

■世界的なブランドへのホップ・ステップ!

ポールスミス辞書。徹底的にPaul Smithをリサーチ!
(画像=vogue.co.jp/collection/brand/Paul-Smith/13ss-mens、『KASHI KARI』より引用)

天才デザイナーのポール・スミスが誕生したのは1946年。今後ファッション業界を賑わす存在になるとは、ご両親は思っていなかったことでしょう。ポールスミスの原点となったのは、1970年に故郷のノッティンガムに自身のショップをオープンしたことです。当初はセレクトアイテムばかりを扱っていましたが、徐々に自身が手掛けるアイテムもラインナップに加わります。そして、ロゴ入りのオリジナルシャツやネクタイが好評を博したことで、その名を轟かせていくことになります。そしてついに、1976年にパリコレに参加。これを機に、ポールスミスの名が一気に広まり、事業拡大の流れが加速します。

■世界的なブランドの地位へジャンプ!

ポールスミス辞書。徹底的にPaul Smithをリサーチ!
(画像=paulsmith.co.jp/shop、『KASHI KARI』より引用)

ポールスミスは、決して現地点で満足することなく、常に時代よりも一歩先をリードし続けています。日本を含め、世界各地に店舗を拡大。さらに、レディースコレクション、カジュアルライン、ライセンスアイテムなど、ブランドの幅も拡大させていきます。そして、現在もグローバルな活躍は続き、自他共に認められる世界トップブランドへの道を一直線に突き進んでいます。

2 ポールスミス(Paul Smith)のデザイナー

ポールスミスは世界各地に店舗がある大人気ブランドですが、その中でも特に日本での人気は圧倒的。日本では、ポールスミスのファッションを身に纏っているというだけでオシャレ上級者の称号を得られるほどにイメージがいいですよね。そんなオシャレなファッションの数々を生み出している天才デザイナーが、ポール・スミスです。

ポールスミス辞書。徹底的にPaul Smithをリサーチ!
(画像=paulsmith.co.jp/paul-smith-world/history、『KASHI KARI』より引用)

■ポール・スミスってどんな人?
ポール・スミスは、元々ファッションの世界に興味があったわけではなく、自転車のレーサーという全く違う世界で生きていこうとしていた人物でした。しかし、事故で重症を負ってしまい、レーサーの道が閉ざされてしまいます。そんなポール・スミスの転機となったのは、心の傷を癒すために通っていたパブで出会った友人による誘いです。アートスクールの学生だった友人は、ポール・スミスにファッションの仕事の仲介を頼むようになります。ファッションに興味を持ち始めたポール・スミスは、後にブティックの手伝いをするようになります。そして、現在の奥さんとなる女性との出会います。学校でデザインを学んだ経験がなかったポールは、デザイン学校を卒業している彼女からデザインのことを教わります。そして、彼女のためにも、思い切って自身のブティックをオープンしました。こうして、デザイナーとしてのポール・スミスが誕生しました。

ポールスミス辞書。徹底的にPaul Smithをリサーチ!
(画像=paulsmith.co.jp/paul-smith-world/blog/memento-my-cycling-career、『KASHI KARI』より引用)

その後のポール・スミスの活躍は、言うまでもありませんね。数々の名誉あるデザイナー賞を獲得して、トップデザイナーの仲間入りを入りを果たしています。

3 ポールスミス(Paul Smith)の品質

ポールスミスを愛するファンは、ポールスミスのクオリティーに惚れ込んでいます。伝統的なブリティッシュスタイルに、ハイクオリティ感と一捻り効かせた要素を加え、独特で個性が光るラグジュアリーアイテムを提案しています。ウェアから革グッズなどの小物アイテムまで、品質の高さにはしっかりとこだわっています。

■ポールスミスの品質の評判は?
ポールスミスのアイテムは、高品質であることをベースにしています。ハイクオリティというベースがあることで、伝統的なブリティッシュスタイルの完成度が高くなり、そしてそのクラシックスタイルの中に、いかに上手く捻りを加えてポールスミス流に仕上げていくか、といったアプローチを仕掛けています。ポールスミスは、クラシックを現代風に味付けしていくデザインが魅力的です。高品質に遊びを加えて仕上がったポールスミスの力の抜けたラグジュアリースタイルは、現在も評判高く、世界中で親しまれています。

ポールスミス辞書。徹底的にPaul Smithをリサーチ!
(画像=paulsmith.co.jp/paul-smith-world/news/ss15-paul-smith-tailored-collection、『KASHI KARI』より引用)

■ポールスミスの高級ラインの品質は?
ポールスミスには、複数のブランドラインが存在しています。その中で高級ラインに位置づけているのは、ポールスミスコレクションです。最高峰の素材、最高の職人技がラグジュアリーで洗練された雰囲気を作り上げます。そして、英国伝統のスタイルにアートな感覚を取り入れ、上質で遊びのある着こなしを実現させます。ハイクオリティーでありながら、一味違う新鮮さを醸し出すポールスミスコレクションは、最高に良いものを提供するコレクションです。

ポールスミス辞書。徹底的にPaul Smithをリサーチ!
(画像=openers.jp/article/20830、『KASHI KARI』より引用)

【クラシックモダンなスーツが人気】
ポールスミスと言えばスーツのイメージが強いですよね。5万円くらいで手に入るスーツもあり、20代くらいの男性にも人気です。ポールスミスには様々なラインが展開されており、それぞれにデザイン、生地感が異なります。高級ラインのポールスミスコレクションのスーツは、10万円台~20万円台ほどの価格で販売されており、品位のある紳士達に支持されています。比較的リーズナブルで若年層向けなのは、ポールスミスロンドン、PSポールスミスのライン。ワンランク上のイメージがあるのは、ポールスミスコレクション、ポールスミスのラインです。デザインのテイストもラインによって多少異なっており、コレクションやポールスミスはクラシック寄り、ロンドンやPSはトレンドを意識したスタイルとなっています。

ポールスミス辞書。徹底的にPaul Smithをリサーチ!
(画像=paulsmith.co.jp/SS15-PC-IO、『KASHI KARI』より引用)

【他にはないオシャレな柄ネクタイ】
オシャレ好きの男性達の心を掴んでいるのは、ハイセンスな柄のバリエーションです。遊び心があり、かと言ってクラシックからも外れていない絶妙なデザインセンス。ポールスミスでしか出会えない魅力的なネクタイが揃っています。このクオリティーで1万円台くらいの販売価格なのは、コストパフォーマンスがいいと言えます。

5 ポールスミス(Paul Smith)のレディースライン

ポールスミスは、スーツなどのメンズアイテムのイメージが強いため、レディースラインってどのようなものがあるかわからない、といった声を耳にすることがあります。その一方で、ポールスミスのレディースラインは、オシャレに敏感なアンテナを張っている女性達の注目を集めているのです。クラシックなスタイルに現代的なテイストをミックスさせた独特のデザインセンスは、一度見たら惹き込まれます。

【レディースウェアの評判】
ポールスミスのレディースラインは、メインラインの「ポールスミス」、オフィス・キャリア向けの「ポールスミスブラック」、カジュアルラインの「ポール・バイ・ポールスミス」の3ラインが中心です。ポール・バイ・ポールスミスは、カットソーは1万円台、ワンピースやコートは3~4万円台となっています。メインラインのポールスミスの場合は、その倍くらいの価格設定のものもありますが、その分クオリティーは上がります。ポールスミスブラックはキャリアウーマンに人気です。しっかりとしたクラシックな仕立てとデザイン性のあるスタイルは、オフィスでさり気なく存在感を主張できます。価格帯は、カジュアルラインよりは高く、メインラインよりも少しだけ低めです。

ポールスミス辞書。徹底的にPaul Smithをリサーチ!
(画像=paulsmith.co.jp/shop/women、『KASHI KARI』より引用)

【レディースアクセサリーの評判】
ポールスミスのレディースのバッグ、財布などのアクセサリー類も大変人気が高いです。品質とデザイン性が共にハイレベルで、特にポールスミスならではのマルチで美しい色使いに心奪われる女性が続出です。

ポールスミス辞書。徹底的にPaul Smithをリサーチ!
(画像=paulsmith.co.jp/shop/women/accessories、『KASHI KARI』より引用)