新型コロナウイルスのワクチン接種が話題になると同時に、副作用に備え「有給休暇を取るべきかどうか」という話もよく耳にする。
「有給休暇」といえば、殆どの社会人が好むであろうワードであるが、一つだけ多くの人を悩ませている問題がある。それは、「ゆうきゅう」と略すときどう書くか問題だ。
■有休と有給どっち?
「有給休暇」の正式名称は「年次有給休暇」。会話で使用される際は、略称である「ゆきゅう」が一般的だと思われるが、それを文字に起こそうとすると、有給と有休どちらを使えばいいか悩む人も多いだろう。
そこで、しらべぇ編集部がツイッターユーザー259名にアンケートを取ったところ、「有給」が56.0%、「有休」が44.0%と、有給に軍配が上がる結果となった。

■正解は…
アンケートでは有給派が多かったが、正解は「どちらでも可」であるという。
基本的にどちらを使用しても問題がないようだが、有休は「有給休暇」の略称という意味しか持たない一方、有給は「給料が支払われる」という意味も持つため、有休のほうが適切という意見もあるようだ。
ちなみに、『広辞苑』では両者が、『大辞林』では有休のみが「有給休暇」の略称であると記されている。また、厚生労働省においては、「年次有給休暇」が用いられ、日本経済新聞では表記のブレを防ぐため、「有休」に統一しているのだとか。
■もう一つの略称も
ネット上でも「有給なのか有休なのかどっちなんだろ?」「有給と有休って有休が正解?」「ゆうきゅうって漢字どっちが正しい?」との声が上がっており、多くの人がふと疑問に思ったことがあることが伺える。
なお、「有休」「有給」の他にも「年次有給休暇」と同じ意味を持つ単語があり、それは「年休」。「ゆうきゅう」と比べて認知度は低いため、使用するシーンは少ないかもしれない。
いずれにせよ、「有給休暇」を取得する際は「年次有給休暇」「有給休暇」と書くのが無難だろう。
(取材・文/しらべぇ編集部・ステさん)
提供元・しらべぇ
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