これからパラグライダーを始めたい人にとって、気になるのは「パラグライダーでの墜落事故死」ですよね。しかし、意外と墜落死は少ないと知っているでしょうか?それよりも、他の事故率の方が高いことも。今回は、そんなパラグライダーで多い事故について紹介していきます。

目次

  1. 意外!パラグライダーは墜落事故死が少ない!
  2. パラグライダーは事故率が高い?
  3. パラグライダーはどんな事故が多い?
  4. パラグライダー事故を防ぎ安全性を高めるには?
  5. 事故なく安全にパラグライダーを楽しむコツ
  6. 事故に気を付け楽しいパラグライダーを

意外!パラグライダーは墜落事故死が少ない!

そもそもパラグライダーとは?

墜落死は意外と少ない!パラグライダーの死亡事故の原因や、安全性を大解剖!
(画像=出典: unsplash.com/photos/aT2jMKShKIs、『暮らし〜の』より引用)

パラグライダーとは、特殊な形をしたパラシュートで空を滑空するスポーツの一種です。山の斜面を利用しながら助走し離陸、そして思うように空を楽しめるので、空を愛する人々の間で人気があります。

しかし一方で、パラグライダーは死亡事故が多いという印象が強いため、体験に対し抵抗を持つ人もいるでしょう。よりパラグライダーを楽しむためにも、今回はそんなパラグライダーの事故について詳しく紹介していきます。

なぜパラグライダーは墜落死が話題になりやすい?

墜落死は意外と少ない!パラグライダーの死亡事故の原因や、安全性を大解剖!
(画像=出典: unsplash.com/photos/bmBLu_oAEj8、『暮らし〜の』より引用)

パラグライダーは落下死や墜落死が印象に残りやすいスポーツですが、実際には墜落死亡事故は少ないと言えます。ではなぜ、パラグライダーは死亡事故が話題になりやすいのか。

これは、空を飛ぶスポーツだからと言えるでしょう。飛行機と同じように、空を飛ぶものが落ちてしまうと強い衝撃を受けますよね。滅多に怒らない事故でも、衝撃が強い出来事ほど、そのものの印象として残ってしまうのです。

墜落事故死よりも気にすべきことが多くある

パラグライダーは墜落事故が多いように思えますが、実は墜落よりも気にすべきことが多くあると言えます。それは、事故が多いそもそもの瞬間は「空を飛んでいるとき」だけではないからです。

パラグライダーで一番事故が多い瞬間は、まさに「飛び立つとき」と「降り立つとき」です。障害物が多い、失敗の可能性があるといったことから、実はこうした要因による事故が多いとされています。

パラグライダーは事故率が高い?

事故は確かに高い

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(画像=出典: unsplash.com/photos/u53KxQTUuIA、『暮らし〜の』より引用)

パラグライダーは、やはり空中や斜面滑走という状況から事故が多いスポーツと言えます。しかしこれは、他のスポーツと比べて障害が多いからとも考えられるでしょう。斜面滑走時に周囲に木々や電柱などがあれば、当然事故の要因も増えてしまうからです。

事故を防ぎ安全にパラグライダーを楽しむためにも、なぜ事故が起こるのかを知りましょう。落下や墜落死だけでなく、どんな危険が潜んでいるか知るだけでも事故防止に繋がります。

起こり得る事故に備えることが大切

パラグライダーの事故は、何も落下や死亡事故だけに限った話ではありません。だからこそ、起こり得る事故すべてに対し備えることが大切です。一つの事故だけに囚われていては、万が一の際に命を落とすことになってしまうでしょう。

また、そのためにも普段からの準備やパラグライダー訓練が重要です。自分は大丈夫と驕らず、ベテランでも初心者でも事故を引き起こさないよう常に安全には気を付けていきましょう。

パラグライダーはどんな事故が多い?

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(画像=出典: unsplash.com/photos/P1dGwlSJiE8、『暮らし〜の』より引用)

パラグライダーでは、主に次のような原因や要因で起こる事故が多いと言えます。パラグライダーを楽しむ前に、どんな危険が潜んでいるのかをよく知っておきましょう。

事故原因①点検ミス

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(画像=出典: unsplash.com/photos/37_EqM1Ga-g、『暮らし〜の』より引用)

パラグライダーは、専用の機器を使って空を滑空します。その機器の点検を何らかの形で怠ると、滑空時や斜面滑走時に機器トラブルを引き起こし、大事故へと繋がってしまうのです。

パラグライダー機器のトラブルは命を左右しかねないもの。だからこそ、経験に関係なく、機器の管理は常に徹底していかなければいけません。パラグライダーを楽しむためにも、点検を怠らないでくださいね。

毎日使っているものでも毎回の点検が大切

毎日パラグライダーを楽しんでいるという人でも、毎回の点検を怠れば大きな事故に繋がります。どんなに慣れた人であっても、些細なミスが死亡事故のような大きなトラブルや被害を引き起こしてしまうのです。

そのため、パラグライダーを行う頻度が多くても毎回機器の点検を行いましょう。事故の被害を抑えるためにも、パラグライダー毎の点検を意識づけてくださいね。

事故原因②慢心

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(画像=出典: unsplash.com/photos/WvQDU-8KMUU、『暮らし〜の』より引用)

「自分は大丈夫」「事故なんて起こりっこない」といった慢心もパラグライダー事故の要因と言えます。主にこの要因は、ベテランに多いとされ、経験の豊富さから浮かれた気持ちを引き起こしてしまうのです。

また、事故はベテランも初心者も関係ありません。いつ誰に起こるかわからないものだからこそ、慢心せず、できる対策をしていく必要があります。自分の気持ちも事故の原因になるのだと心に刻み、パラグライダーに挑みましょう。

事故原因③判断ミス

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(画像=出典: unsplash.com/photos/vRqcK5jydPg、『暮らし〜の』より引用)

空を飛んでいるときは、急に降りようとしてもそれは叶いません。また、斜面にいるときでも、些細な判断ミスが命取りになることも多いです。他にも、自分勝手な判断が、周りのパラグライダーを巻き込んでしまう恐れもあるでしょう。

こうした判断ミスによる原因は、主に初心者に多いと言えます。しかし、ベテランも慢心から判断ミスを引き起こしやすいため、楽しいからと気を緩めすぎないことが大切です。

初心者は特に勝手な判断をしない

初心者パラグライダーの人は、知識や経験等わからないことも多いでしょう。しかし、わからないからと勝手な判断をしてしまうと、周囲のパラグライダーを巻き込んだ事故を引き起こす可能性が高くなってしまいます。

また、いくらか経験のある人でも、身勝手な判断が命取りになることも。落下や墜落事故だけでなく、周囲を巻き込む事故を引き起こさないためにも、教えてもらっているときは身勝手な判断をしないよう気を付けましょう。

事故原因④予期せぬトラブル

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(画像=出典: unsplash.com/photos/pv2ZlDfstXc、『暮らし〜の』より引用)

どんなに機器の点検を完璧に行い、周囲に注意してパラグライダーを楽しもうとしても、時には予期せぬトラブルに見舞われることもあります。例えば、滑空時に鳥と衝突したり、大きな風が吹いて巻き込まれてしまうといったことも可能性としてはゼロとは言えないのです。

こうした事故は、未然に防ぐことは難しいもの。予期せぬトラブルによる被害を最小限に抑えるためにも、こうしたトラブル時の対処法を知っておくことが大切です。

対処法を知っておこう

予期せぬトラブルが起きたときに身を守るためには、パラグライダーに挑む前から万が一を考えた準備をしておくことが大切です。例えば、滑空時に鳥とぶつかったらどうするのか、風にあおられたらどうするのか知っておくだけでも、事故から身を守れます。

また、予期せぬトラブルについて先輩パラグライダーに聞いておきましょう。どんな事故が起こり得るか知識を付けておくことで、より多くの事故を防げますよ。

事故原因⑤着地ミス

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(画像=出典: unsplash.com/photos/0gF_VwwNeYM、『暮らし〜の』より引用)

パラグライダーで事故が多いのは、離陸時と着地時と言えます。障害物が空よりも多いからこそ、着地による事故が増えているのです。パラグライダーの着地は、訓練しているベテランでも予期せぬトラブルが起きれば対応が難しいもの。

だからこそ、慢心せず着地の訓練やレクチャーを怠らないことです。パラグライダーは降り立つまでが事故の危険があると理解し、着地までは安心しきらないようにしましょう。

パラグライダー事故を防ぎ安全性を高めるには?

墜落死は意外と少ない!パラグライダーの死亡事故の原因や、安全性を大解剖!
(画像=出典: unsplash.com/photos/rtQ8yehXiHw、『暮らし〜の』より引用)

パラグライダーで事故を防ぎ、安全性を高めるためにはどうするのか。それを事前に考えておくことで、よりパラグライダーによる事故を未然に防いでいけるでしょう。

飛び立つ前に必ず隅々まで点検する

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(画像=出典: unsplash.com/photos/lf9w39QK7sg、『暮らし〜の』より引用)

パラグライダーで使う機器や装備は、必ず飛び立つ前に隅々まで点検しましょう。何かおかしい、心配な点があるなら、早めに改善させることも大切です。「少しの時間だからいいか」「早くパラグライダーを楽しみたい」といった気持ちは、事故を引き起こすので注意しましょう。

また、適当な点検も事故を引き起こす原因になります。自分や周りの命に係わる点検作業だからこそ、簡単なものでも怠らないでくださいね。

なかなかできない体験だからこそ浮かれない

空を飛ぶという体験は、人によってはなかなかできないものでしょう。飛行機などと違い、実際に風を感じて飛ぶという体験はとても気持ちがいいものです。しかし、だからといって浮かれていては、落下や死亡事故に繋がります。

パラグライダーによる事故を防ぐためにも、飛ぶ直前には気持ちを落ち着かせましょう。点検や装備の確認を一つずつ丁寧に行うだけでも、パラグライダー事故を防いでいけますよ。

普段から装備の点検はしっかりやっておく

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(画像=出典: unsplash.com/photos/aX3gRx6SGow、『暮らし〜の』より引用)

いざというときに大きな事故を引き起こさないためにも、普段から装備や機器の点検はしっかりと行っておきましょう。例えば、パラグライダー本体に傷や破損があるなら、修理したり新しいものと交換したりする必要がありますよね。

他にも、足りないものがあるならしっかりと揃えましょう。落下事故や死亡事故を引き起こさないためにも、普段から準備はきちんと行っておいてくださいね。

自分のレベルを把握しておく

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(画像=出典: unsplash.com/photos/r8A08fISrHg、『暮らし〜の』より引用)

落下事故や死亡事故は、自分の慢心が原因で引き起こされる場合もあります。これを防ぐためにも、自分のレベルは正しく把握しておきましょう。基本的にパラグライダーは、初心者、中級者、上級者の三段階で分けられます。

自分がどのレベルに位置するか把握するだけでも、落下事故といったトラブルは未然に防げます。能力を過信しすぎず、自分のレベルに合わせた内容やルートでパラグライダーを楽しみましょう。

いいところを見せようとしない

パラグライダーの事故は、慢心が原因で引き起こされやすいです。これは、彼女や彼氏に「いいところを見せよう」「自分が先輩だから」といった気の緩みや見栄が少なからず生まれやすいため。たとえベテランであっても、初心を忘れないことが大切です。

また、なかなかできない体験だからこそ気持ちも浮かれてきます。パラグライダーを安全に楽しむためにも、誰と行うにしても気持ちが浮かれすぎないよう気を付けましょう。

事故なく安全にパラグライダーを楽しむコツ

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(画像=出典: unsplash.com/photos/AbduW9-wnOA、『暮らし〜の』より引用)

事故のことばかり心配すると、パラグライダーは心から楽しめません。だからこそ、事故なく安全にパラグライダーを楽しむコツについても知っておきましょう。

当日の天気状況をよく把握しよう

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(画像=出典: unsplash.com/photos/Bkci_8qcdvQ、『暮らし〜の』より引用)

滑空中は、予期せぬトラブルが起きると対応しにくいというデメリットがあります。特に、突風や雷は落下や死亡事故に繋がりやすくなり、安全面でも危険が勝るため無事では済まないでしょう。これを防ぐためにも、パラグライダー前に当日の天気状況や雨雲をよく確認しておいてくださいね。

また、パラグライダーは山での滑空も多いです。山の天気は状況変化が激しいからこそ、適度な天気確認をおすすめします。

状況によっては無理にパラグライダーしない

天気が怪しい場合には、無理にパラグライダーを強行するべきではありません。ちょっとの雨であっても、場所によっては大嵐に変わってしまう恐れがあるからです。少しでも「怪しいな」「危ないかもしれない」と感じるなら、パラグライダーの日時を変更しましょう。

また、スクールでパラグライダーを行っている場合には、上層部の判断に従います。身勝手な判断での滑空は他を危険に晒すので、絶対にやめましょう。

装備の点検は忘れずに行う

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(画像=出典: unsplash.com/photos/15I0MTCuN4c、『暮らし〜の』より引用)

安全にパラグライダーを楽しむためにも、装備の点検は忘れずに行いましょう。また、共に楽しむ人が点検を忘れているなら、声かけをすることも大切です。自分だけでなく、周囲の安全にも気に掛けることで、パラグライダーによる落下や死亡事故を防いでいけますよ。

また、装備を新しくした場合にも点検は必要です。正しく機能するか確認し、正常な状態でパラグライダーを楽しみましょう。

初心者ならスクールに通おう

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(画像=出典: unsplash.com/photos/BgFhs1MIHXM、『暮らし〜の』より引用)

パラグライダー初心者であるなら、スクールに通うことをおすすめします。独学でパラグライダーを楽しむ人もいますが、危険が伴うためあまりおすすめできません。スクールに通った方が知識もつきますし、ベテランも多いので経験が増えていきます。

また、スクールに通う際にはきちんとベテランの指示を聞きましょう。身勝手な判断は落下や死亡事故を引き起こすため、絶対にしないでくださいね。

レベルに合わせたスクールに通おう

パラグライダーのスクールは、さまざまなものがあります。それぞれで対象者やレベルが異なっているので、自分のレベルに合わせたものに通いましょう。あまりにレベル違いのスクールに通うことも事故に繋がるため、自分の実力を正しく把握してくださいね。

また、落下事故を防ぎ安全にパラグライダーを楽しむためには、周囲の状況をよく把握することも大切です。同時滑空もあるからこそ、周囲確認のくせをつけましょう。

事故に気を付け楽しいパラグライダーを

墜落死は意外と少ない!パラグライダーの死亡事故の原因や、安全性を大解剖!
(画像=出典: unsplash.com/photos/DE_jg6w_tTk、『暮らし〜の』より引用)

楽しくパラグライダーで空を飛ぶためには、事故について事前に準備したり、知識をつけておくことが大切です。パラグライダーによる事故は少ないとはいえないからこそ、普段の備えが被害の大きさを左右します。

安全にパラグライダーを楽しむためにも、当日の天気状況や装備についてよく確認してくださいね。空を飛ぶという体験はなかなかできないからこそ、事故に気をつけ、パラグライダーを心から楽しみましょう!


文・watanabe/提供元・暮らし〜の

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