集英社の2021年5月期の決算は、売上高は2010億1400万円(前年同期比31.5%増)、当期純利益は437億1800万円(同118.3%増)と大幅な増収増益を記録した。

 売上高の内訳は、雑誌が817億円100万円(同27.9%増)で、このうちコミックスが617億1300万円(同43.1%増)と75%を占め、定期発行雑誌は199億8800万円だった。同社が発行する大人気のコミックス『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』『僕のヒーローアカデミア』が業績に寄与したようだ。一方で、部数の減少が顕著だった看板雑誌「セブンティーン(SEVENTEEN)」を10月号(9月1日発売)で、「マリソル(MARISOL)」を11月号(10月7日発売)で休刊すると発表しており、雑誌の市場縮小は止まらない。

 また、書籍は178億円(同72.4%増)、版権ビジネスや物販などの事業収入は936億3900万円(同35.6%)の売上高だったが、広告売上は78億7300万円で同18.1%減と唯一減収だった。

文・西岡愛華/提供元・SEVENTIE TWO

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