こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
日本海側沿いの山形県鶴岡市に鶴岡市立加茂水族館(つるおかしりつ・かもすいぞくかん)があるのをご存知ですか?
数々の困難を乗り切り、今やクラゲの展示種類は世界一の水族館となり、一時は閑古鳥が鳴いていた館内も活気あふれる水族館になったことでも有名です。クラゲって何か気持ち悪いと思われがちですが、実際に行ってみるとゆらゆらと泳ぐ?クラゲを見ていると心が癒されると僕は感じました。入館料も大人1,000円ととてもリーズナブル。さぁ加茂水族館にご案内しましょう!
外観
現在の加茂水族館の建物は、2014年(平成26年)6月1日に移転し、開館しました。白く波打つ建物が特徴です。

現在の建物はクラゲドリーム館の愛称で親しまれています。

入口
緩やかなスロープを進むと入口へ到着。

当日の催し物の案内や順路が案内が入口横に貼りだされています。

入口で手の消毒と体温検査を済ませ入館します。チケットは有人窓口での購入になります。

新型コロナウイルス対策として、代表者の連絡先の提出を依頼されました。

さぁ、加茂水族館を楽しみましょう!まずは館内の案内マップを確認します。基本的に一方通行です。

磯釣神社を手を合わせて...。展示室へ入りましょう!

庄内の魚
まずは庄内地方の魚の紹介です。淡水魚と海水魚を紹介しています。

このように庄内平野を模して展示しています。


地元の山形県立加茂水産高等学校の企画展示をやっていました。

こちらは海水魚。庄内沿岸の魚です。

角度を変えて水槽を観察できるような構造になっています。

「川から海へ」の水槽です。昨年(2020年)の冬に産まれて今年(2021年)の3月に戻ってきたシロザケのこどもです。

シロザケのこども...。たくさんいます!

由良(庄内浜)の漁業を図に描いて説明しています。

普段食べている魚が泳ぐ姿を見られるのも水族館ならでは。


種類によって細かく水槽で展示紹介しています。

冬の庄内地方は「鱈文化」というものがあり、毎年2月には『どんがら鍋(たら鍋)」を食べる習慣があります。これが絶品で僕はわざわざ庄内まで2回も食べに来たことがあります。
どんがら鍋を食べたのは湯田川温泉の九兵衛旅館です。

ウミガメの水槽。空を飛んでいるみたいに縦横無尽に泳いでいました。

子供用の観察水槽もあります。

クラゲ展示室クラネタリウム
クラゲ展示室クラネタリウムに入る前に写真撮影の注意書きがあります。特にフラッシュ撮影や三脚での撮影は禁止です。

1997年から始まったクラネタリウムです。

このような水槽にクラゲごとに展示されています。

クラネタリウムはクラゲを最適な状態で観察できるように工夫されています。

鶴岡市クラゲ研究所というところに出てきました。

ここではクラゲ解説コーナーを設け、大人から子供までクラゲのことを黒板に書き出して解説し、目の前にクラゲを展示しています。

さすがクラゲの展示種類が世界一!このような円柱の水槽にも。

このような丸型の水槽にも。

さらにこのような楕円形の水槽にもクラゲが展示されています。

鶴岡市立加茂水族館のクラゲコレクション
しばし多種多様なクラゲをご覧ください。


















クラゲドリームシアター
加茂水族館で一番人気の「クラゲドリームシアター」です。

この光景、ガイドブックやパンフレットに必ず掲載されるシーンです。

水槽の中にいるクラゲは日本各地で見ることができるミズクラゲです。

クラゲドリームシアターの様子を動画で撮影しました。

海獣エリア
海獣エリアにある「ひれあし広場」です。海獣と言っても怪獣のような凶暴なものではありません(笑)

ひれあし広場ではアシカやアザラシの解説を1日に何回か開催しています。(時期により開催回数が異なります)それ以外の時間は悠々と泳いでいます。

アシカの様子を動画で撮影しました。
ひれあし類の紹介ボードです。ひれあし類とは手や足が鰭(ひれ)状になっている哺乳類のことだそうです。ここではアシカやアザラシのことになります。あら、大阪の天王寺動物園や海遊館出身の子もいるのですね。

海獣エリアにはキタゾウアザラシの「なおみ」ちゃんがいます。体長は2mくらいです。

それではキタゾウアザラシのなおみちゃんです!あり...。寝ています...。

ギャラリーが増えてきたからか手を振りながら泳いでくれました(笑)。それにしても大きいですね!

キタゾウアザラシのなおみちゃんの動きが面白かったので動画で撮影しました!
キタゾウアザラシのなおみちゃんの隣の水槽にはアザラシがいます。こんにちは!...ん?

寝ていました...(笑)。

レストラン・オフィシャルショップ
入館してすぐ右側に魚匠ダイニング「沖海月(おきみづき)」があります。

日本海を一望しながらの地物海鮮料理を食べることができます。クラゲグルメも楽しめるのですよ!

海獣コーナーにあるショップです。

エントランスホールにある御休処「波の華」です。屋台風の軽食売店です。ここでは軽食、ドリンク、クラゲソフトクリーム!などを食することができます。

ということで、バニラとチョコレートミックスアイスをいただきました。クラゲ入りです。無味ですが、食感がコリコリしていて楽しいです。

グッズショップ「海月灯り(つきあかり)」です。クラゲ関連のお菓子やグッズが所狭しと並んでいます。

鶴岡市立加茂水族館の基本情報

- 所在地:山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
- TEL:0235-33-3036
- 開館時間:9時00分~17時00分(最終入場は16時)
- 定休日:年中無休(※メンテナンスの為、臨時休業があります)
- 入館料:一般1,000円、小・中学生500円、幼児無料です(※年間パスポート、団体料金、減免入館料あり)
※新型コロナウイルス対策:1時間あたり入館者数240人を目安に制限されています。また、ゴールデンウイーク、お盆、長期連休などの繁忙期には整理券配布などによる入館規制が行われています。最新情報はSNSで確認してください。
- アクセス:庄内空港からタクシーで約20分(直行する公共交通機関はありません)、鶴岡駅から路線バスで約40分、タクシーで約30分、その他の詳細はコチラから、山形自動車道の鶴岡ICから約15分、日本海東北自動車道の鶴岡西ICより約25分
- 駐車場:あり(無料)※混雑時は離れた駐車場へ回されます。

周辺の観光地情報
加茂水族館の目の前は日本海です!

加茂水族館の目の前にある荒埼灯台です。

加茂水族館の駐車場から日本海越しに鳥海山を見ることができます。
※当記事は2021年7月・8月に訪問した時のものです。営業時間や臨時休館日に関しては必ず早めにSNSで確認してください。
文・写真 中尾勝/提供元・たびこふれ
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