何度失敗しても繰り返す謎の魔力。ア◯ゾンで購入した激安レザーグローブを使ってみた

Contents
繰り返す安物買いの銭失い買い物ライフ
 バイク用品に関しては激安品未体験
 ちょっと数日使えればと思い……激安グローブを購入！
アマゾン激安品おなじみの梱包で到着
 激安グローブ実物は意外とあっけないほど普通である
 異常に柔らか過ぎて薄すぎる山羊革
 突然脳裏によぎる昭和の記憶
 グローブに手を入れてみると何か異物が入っていた！
サイズがかなり小さかった……
実際にバイクに乗ってみる

繰り返す安物買いの銭失い買い物ライフ

今や生活の一部となったネットショッピング。ネット上のショッピンサイトからは生活にまつわるすべてのものが自宅に居ながら手に入るし、中には実店舗では売られていない、見たことも聞いたことも無いような商品が激安価格で販売されていて宝探し的楽しさもある。

かくいう私も今までそういった激安品を買った経験は数多い。主にカメラ関係のストロボなどはノーブランドの2000円代とかのものを使っているし、数回しか使うことが無いであろうバイク用の特殊工具などは最安品を選んだりもする。

しかし、安いからには必ず訳があるわけで、思ったのと違うものが届いて不良品を掴んで憤懣やるかたない思いを抱いたのも一度や二度ではない。

だが、いくら痛い目を見てもなかなか懲りないものである。

バイク用品に関しては激安品未体験

そんな安物GUY（買い）の私であるが、ヘルメットであるとか、グローブであるとか、ブーツなどバイクの装備品に関しては流石にノンブランド品は避けてきた。

使い心地が悪ければ楽しいバイクが不快に感じることもあるだろうし、なにより安全性に不安を抱いてしまうのが精神衛生上よろしくない。

ちょっと数日使えればと思い……激安グローブを購入！

先日、だましだまし使ってきたレザーメッシュグローブに穴が空いて使えなくなってしまった。しかし、数日後にバイクに乗る用事があったので急遽グローブを手に入れる必要に迫られた。

ほぼ無職フリーランスな私だが、数日立て込んでいたのでバイク用品店に足を運ぶ時間も取れず。じっくりネットでグローブを選ぶ時間も取れず。仕方ないので、とりあえずアマゾンでやっすいグローブを買ってみることにしたのだった。

何度失敗しても繰り返す謎の魔力。ア◯ゾンで購入した激安レザーグローブを使ってみた

（画像＝『Moto Megane』より引用）

「バイク」「スペース」「レザーグローブ」で最初のページに出てきたのが、ちょうどタイムセールで2000円に収まる価格の山羊革グローブである。

山羊革は柔らかいし、薄手なら夏場にも良かろうと即決購入すると、翌日午前中には届いたのだった。

アマゾン激安品おなじみの梱包で到着

（画像＝『Moto Megane』より引用）

激安輸入品にありがちなうっすいビニールチャック付き袋に入ってやってきた。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

さらにビニール袋に入っている。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

商品にタグが1枚。あやしいS1000RRに乗るライダーが激安グローブを買った私を睨みつける。

激安グローブ実物は意外とあっけないほど普通である

（画像＝『Moto Megane』より引用）

拳の部分に特別プロテクターは無いが、4本の指の背の部分にそれぞれ保護クッションが入っている。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

手の平のグリップに擦れる部分は革が二重になっている。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

手首には磁力で留まるボタンが付いており、2段階にサイズ調整可能。けっこうしっかり吸着するので、これは便利かも。

異常に柔らか過ぎて薄すぎる山羊革

グローブに触れてみると、革がものすごく薄いのに驚く。そして無茶苦茶柔らかいのだ。本当に革なのだろうか……。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

グローブの内側を見る限り合皮では無いようだが……。

突然脳裏によぎる昭和の記憶

触った感じは昔、昭和のおじさんが持っていた、イトーヨーカドーとかで売ってたような、妙に柔らかすぎる薄くテカテカした革の小銭入れのようである。

もしくは、イトーヨーカドーとかでお母さんが買っていた妙に柔らかすぎる薄くテカテカした革の手袋のようなあの感じだ！

つまり、丈夫で頼りがいのある素材感ではまったくない！

グローブに手を入れてみると何か異物が入っていた！

（画像＝『Moto Megane』より引用）

早速グローブに手を入れてみると、中指の先に何か硬いものが触れた。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

取り出してみると、手首のところと同じボタンである。

まあ、2000円だしこれも愛嬌だ。

サイズがかなり小さかった……

（画像＝『Moto Megane』より引用）

私は手も足も大きいので、グローブは問答無用でXLを選ぶのだが、2000円グローブはまったく小さかった。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

だが、薄く頼りない革はよく伸びて、無事手を入れることはできた。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

柔らかいだけに着け心地自体は悪くないし、手の動きを阻害されるような革の硬さも無い。それが良い悪いは別にして。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

人差し指はスマホ対応ということであったが

（画像＝『Moto Megane』より引用）

反応はいまいちで、動いたり、動かなかったり。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

グローブを裏返してみると、縫製自体は悪くないような気がする。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

人がミシンを使ってこれを縫っていると思えば激安だ。良いのか悪いのか。

実際にバイクに乗ってみる

（画像＝『Moto Megane』より引用）

ものすごく柔らかいし革が薄いので、良く言えば操作のダイレクト感は抜群である。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

一方で掌の要所の皮が2重になっている部分もいかんせん革が薄いため、クッション性がまったく無く、エンジン振動がモロに伝わってきて、手が疲れるし、痛くなってくる。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

また、革表面のベタベタ感と言うか吸着しすぎる感じがあり、妙にグリップが良すぎるのでスロットルを戻す時などは意識的にハンドルグリップから手を離さないとならない。ゆえに操作感は良く無い。

なんというか、ものすごい欠陥とか、本革では無いとかの不良や製品の偽りみたいなものは決して無かった。しかし、これがバイク用として過不足が無いかと言われれば、私としてははっきり不足である。

もちろん、この2000円グローブで充分事足りる人もいるだろうし、製品自体がバイク専用と謳ってない以上バイク用途以外に様々な使い道もあるだろう。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

全く使えない訳では無いので、このまま持っておいて気の向いた時に使ってみようとは思うのだが、これひとつで満足行くわけではないので、やっぱり今度はバイク用品メーカーのしっかりしたレザーグローブを購入したいと思う。

残念ながら今回も安物買いは銭を失ったのであった。

提供元・Moto Megane