視界良好なジェットヘルメット!メガネライダーにもおすすめな「NOLAN（ノーラン） N405」のサイズ感/安全性/着脱性などをレビュー

Contents
メイド・イン・イタリアのNOLANヘルメット
 決して派手ではないがハイセンスなデザインが光る
 サイズは国内メーカーとほぼ同じ印象
 眼鏡ライダーに最適な着脱性
 インナーバイザーも眼鏡に干渉することなく出し入れできる。
肉眼よりも良好な視界が広がる！
シールドの脱着も非常に簡単シンプル
 万人におすすめできる基本性能の高さ
 NOLAN N405

メイド・イン・イタリアのNOLANヘルメット

着脱が容易で視界の広いジェットヘルメットは多くのライダーから支持を得ている。

かくいう私もフルフェイスヘルメットと共にジェットを永く愛用しており、フルフェイスよりも圧倒的に登板回数が多いのはやはり気軽さが勝るということだと思う。

ヘルメット市場を見ても様々なメーカーから数多くのジェットヘルメットが販売されており、その人気が伺える。その中で国内老舗メーカーに並ぶ価格帯にあるのがデイトナが取り扱っている「NOLAN」だ。

イタリアのNOLANは72年創業の歴史あるヘルメットメーカーでMotoGPやスーパーバイクレースでも活躍している。また、欧州CE規格はもちろん、日本のSG規格をクリアする安全性能を有しているので、品質に対する安心感は非常に高い。

決して派手ではないがハイセンスなデザインが光る

NOLANツーリングジェットヘルメットN405は、超高強度軽量素材LEXAN™ポリカーボネートを採用し、安全性を確保すると共にインナーバイザー付きで装備にも不足はない。

視界良好なジェットヘルメット!メガネライダーにもおすすめな「NOLAN（ノーラン） N405」のサイズ感/安全性/着脱性などをレビュー

（画像＝『Moto Megane』より引用）

ここで紹介するのはスクラッチドクロームというカラーリングで日本限定色だ。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

いかにもヨーロッパらしいデザインは好印象。国内メーカーの商品だと派手派手なグラフィックか単色ソリッドのどちらかになりがちで、ちょっとだけ個性を演出できるようなものは少ないのだ。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

アウターシェルの形状もシンプルな中にベンチレーションがアクセントになっていて、洗練された印象だ。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

ベンチレーションは1箇所のみになるが、風の流入をしっかり感じることができた。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

あごひもは着脱が容易なラチェット式。着脱時は頼り強い感触が伝わってくる。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

内装はあごひものカバーまで含めて脱着可能。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

シールドの曇りを防止するピンロックシールドが付属する。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

オプションのバイザーを装着するとアドベンチャーモデルにも似合うデザインに変身する。

サイズは国内メーカーとほぼ同じ印象

実際に被ってみると普段国内メーカーのMサイズを愛用している筆者の場合、サイズはそのままMがぴったりだった。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

内装全体が頭にフィットする感覚で、長時間の着用でも頭が痛くなることは無かったし、安全確認で頭を左右に大きく振ってもヘルメットがずれることも無かった。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

眼鏡ライダーに最適な着脱性

何よりうれしいのは、ヘルメットを脱着する際に、眼鏡を外さなくて済む点だ。眼鏡ライダーにとって、休憩のたびにいちいち眼鏡をはずしてからヘルメットを脱いだり被ったりするのは地味に面倒なのだ。それに外した眼鏡をバイクのシートなんかにちょこんと置いておくのだが、それがなにかの拍子に地面に落ちたりするとまた最悪なのである。

しかし、N405なら眼鏡をいちいち外さずに済むので、これはかなりストレスが軽減される。

インナーバイザーも眼鏡に干渉することなく出し入れできる。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

肉眼よりも良好な視界が広がる！

実際に走ってみて、まず最初に感じたのは視界の良さである。

かぶった状態でも視界にヘルメットは入ってこないので、周りの交通状況が良く視認できる。ただし、これは多くのジェットヘルメットでも共通する部分だろう。だが、N405はさらに視界が良いのだ。

シールドの歪みが感じられないし、薄くスモークが入っていることもなくて、とにかく視界がクリアなのである。

（画像＝『Moto Megane』より引用）

また、度付きサングラスを持っていない眼鏡ライダーにとって非常にありがたい装備であるインナーバイザーも好印象だった。しっかり濃いスモークなので真夏のギラギラした日差しの下でも、ものすごく目が楽なのである。

肉眼よりも明らかに視界は良好になるので、太陽の方を向いて走るような場面も苦にならない。これは安全にも直結する部分であるし、疲労軽減にもなるし、それだけでN405が気に入ってしまった。

さらに風切り音も非常に少ない部類で、ジェットヘルメットとしてはかなり優秀だ。

シールドの脱着も非常に簡単シンプル

ヘルメットのシールド脱着は、簡単だけどコツが必要なことも多くて、苦手に思う人も少なくないと思うのだが、N405の場合、工具もコツも一切不要だ。

（画像＝ロックを起こして、『Moto Megane』より引用）

（画像＝シールドカバーを回転させる、『Moto Megane』より引用）

（画像＝簡単にシールドを外すことができる、『Moto Megane』より引用）

出先でシールドを洗ったり、拭いたりしたい場面でも、気楽に行うことができる。

万人におすすめできる基本性能の高さ

海外メーカーの製品ということで、デザイン優先なイメージを勝手に抱いていたのだが、実は細やかな気遣い溢れる装備が満載だった。

特に眼鏡を外さずに脱着ができる点やインナーバイザーを通した良好な視界は、非常にポイントが高い。ツーリングから街乗りまで、シーンを選ぶこと無く永く付き合えるジェットヘルメットと言えるだろう。

NOLAN N405

価格	ソリッドスクラッチドクローム36,850円(税込）・ソリッドカラー30,910円(税込）
サイズ	S(55-56)・M(57-58)・L(59-60)・XL(61-62)
アウターシェル材質	ハイファンクション・ハイグレードLEXAN™ポリカーボネート
内装	脱着洗濯可能（チークパッド一体型）
あごひも	マイクロロック

発売元:DAYTONA

提供元・Moto Megane