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日本に住んでいるとなかなか見えてこない「ここがヘンだよ日本」。
ここでは、海外メディア “culture trip” が海外向けに紹介した「クレイジーな日本の鉄道システム10選(The 10 Crazy Facts About Japan’s Rail System)」を逆にご紹介。
私たちにとって身近な「鉄道」がいかにクレイジーなのか、気付かされます。
1.新宿駅は世界一忙しい駅
「ダンジョン」として知られる新宿駅にひとたび迷い込んでしまえば、あなたは迷宮入りしてしまったも同然。地元民でさえ、ここでは迷子になってしまいます。そして迷子たちにも残酷に押し寄せる人の嵐は、「世界で一番忙しい駅」と呼ばれるのも納得の密度です。
2016年にはJR東日本が「新宿駅・東京駅専用」のアプリを公開しているほど。1日の乗客は、なんと約360万人です。
2.「世界の忙しい駅トップ51」の中に「日本の駅が45」もある
新宿のカオスに慣れてしまえば、他は大したことないように感じるかもしれませんが、忙しい駅は日本各地に存在しています。トップ51のうち45を日本の駅が占めています。ほぼ日本の駅です。ちなみにトップ・ファイブは1位から「新宿」「渋谷」「池袋」「梅田(大阪府)」「横浜」となっています。
3.1年のうち2日しか営業しない駅がある
忙しい駅があれば、その逆もあります。それにしても365日のうち2日とは、おそれいりました。香川県にある「津島ノ宮駅」では、8月4日と8月5日にだけ、津島神社のお祭りのために列車が走ります。
4.「逆さ」に走る最長の路線がある
「レトロ」と「近未来的」が共存するモノレールが、千葉にあります。懸垂型モノレールとしては営業距離世界最長の15.2km。下を歩いていたら落っこちてきそうです。
5.多くの都市で「女性専用車両」を採用している
最近物議を醸している「女性専用車両」。日本のパンパンの満員電車の中では、よからぬことを考える輩もでてきます。そんな変態さんから女性を守るために、朝と帰りのラッシュの時間のみ「女性専用車両」を設けている鉄道が多くあります。
6.「鉄オタ」がたくさんいる
「オタク」といえばすぐ思い浮かべるのはアニメかもしれませんが、この世には様々な「オタク」が存在します。日本の「鉄道オタク」もその一つ。そして驚くべきことに、その鉄道オタクはさらに36のタイプに分かれるそうです。たとえば「降り鉄」は、駅を降りて周辺をぶらつく人。「撮り鉄」は電車の写真を撮りまくる人たちを指します。
7.新幹線は地震が起こると自動で止まる
何を隠そう日本は「地震大国」。それゆえ「最も地震対策が進んだ国」でもあります。家屋に耐震設計がされてあるように、新幹線にも安全対策がなされています。全ての新幹線とつながったメイン・システムが地震を探知して、ブレーキをかけることができます。
8.世界一長い「電車が通れる橋」がある
岡山県と香川県を結ぶ「瀬戸大橋」は、全長9,368メートル。本州と四国を結ぶ重要な交通ルートです。橋には主に車が走っていますが、なんと電車も走っており、将来的には新幹線が走る可能性もあります。
9.「ハローキティ駅(通称)」がある
東京都にある「京王多摩センター駅」はキティちゃん一色に染まっています。キティちゃん電車にキティちゃん改札、天井にはステンドグラスのキティちゃんがあしらわれています。キティちゃん好きは間違いなくノックアウトされてしまう駅です。
10.予定より「20秒」早く出発すると大騒ぎになる
東京都・秋葉原と茨城県つくば市を結ぶ「つくばエクスプレス」は、その日9時44分40秒出発の予定でしたが、誤って9時44分20秒に出発してしまいました。運営する首都圏新都市鉄道はこの「暴挙」に対して公式に謝罪。ご想像のとおり、海外のネット上では、日本の時間の考え方に対して驚きの声があがりました。
いかがでしたでか?日本人でも知らないことがあったのではないでしょうか?
外国人の目には新鮮に映るこういった「日本ならでは」の鉄道文化。たまには客観的に見直してみるのも、面白いですね。
提供元・ナゾロジー
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