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YouTubeで数学の動画配信をしているプレッシュ・トーカーさん。彼がブログで紹介した、バナナテストという数学の問題が話題になっています。
99%の人が間違えるらしい「バナナテスト」。以下の問題が解ければ「天才」といわれています。
どうでしょうか?答えを導き出せたでしょうか。もしこの答えを導き出せたなら、あなたは天才的な頭脳の持ち主でしょう。
正解は次の画像の下に記しています。
正解は…38でした!みなさんわかりましたか?
解説
このテストでは、バナナや時計、図形の絵のわずかな変化を気づくことができるかどうかが重要です。
では画像をもう一度よく見てみましょう。
バナナの本数や時計の時刻、図形が、最後の行だけ微妙に変わっていることに気付いたでしょうか?
それでは、それぞれの図形が何の数を表しているか見ていきましょう。
まず、図形の絵に注目します。1行目を見てみましょう。図形の絵が3つ足されて45になっています。3つとも同じ図形なので、45÷3で、1つの図形は15という数字になります。
ここで、なぜこの絵が15となるのか、この絵と数の関係性を考えてみましょう。この図形、よく見ると六角形の中に五角形と四角形が描かれています。
もう気づいた方もいるのではないでしょうか。実は絵が表す15という数字は、図形の頂点の総数になっているのです。六角形に五角形、四角形…6+5+4=15。なので、図形の頂点1つで1という数になります。
では、次に2行目を見てみましょう。式中にある図形は1行目と変化はないので15。和が23になっていることから、残りのバナナの絵2つで8になることが分かります。ゆえにバナナの絵1つで4。
この4という数字とバナナの絵の共通点を見つけようとすると、バナナの本数がそれに当てはまります。
徐々にこの問題の考え方が分かってきそうですね。
3行目を見ると時計が3時を指し示しています。バナナ4本と3時を表す時計が2つ。これを計算すると、4+3+3=10。時計の時刻が時計が表す数となっていました。
問題となる最後の行を見てみましょう。時計の時刻、バナナの本数、図形の頂点の数に注目しましょう。2時の時計、3本束のバナナ、それと五角形と六角形が一緒に描かれた図形…ゆえに、2+3+3×11=38。答えは38になりました。
もし、図形の変化に気付かずに時計は3、バナナは4、図形は15と考えて答えを出していたら67になっていたでしょう。このテストでは、わずかな絵の違いを発見できる気づきがあるかが試されていました。
この問題以外にも、トーカーさんのブログでは様々な数学的な問題があるので、興味がある方は挑戦してみてくださいね。
プレッシュ・トーカーさんのブログ:https://mindyourdecisions.com/blog/
via:MentalFloss/ translated & text by ヨッシー
提供元・ナゾロジー
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