企業の“一貫性”を見定められるかが転職のカギに

20代転職経験者の調査でわかった、約9割が経営理念と人事評価の「一貫性のなさ」を理由にあげていたことが判明
(画像=ルールがあること自体に批判はないようだが、方針や報酬などがモチベーションに繋ながらなければ無意味と感じた人が多いようだ(給与アップ研究所)、『オトナライフ』より引用)

一貫性のなさを感じる具体的なポイントには、「会社の方針と報酬体系が連動していなかった」(44.2%)、「上司によって指示や方針が違った」(44.2%)、「理念が現場に浸透していなかった」(42.3%)などの回答が上位を占めた。大きな経営理念を掲げ、人事制度や評価制度などのルールを作ること自体に対する批判というよりも、そのルールが給与やモチベーションのアップにつながっているかといった疑問や、社員たちにいい影響を与えなければ無意味になってしまうと感じた人が多いようだ。

反対に、「経営理念と人事評価制度が一貫している会社に対して魅力を感じますか」という項目には「非常に魅力を感じる」(47.2%)、「少し魅力を感じる」(39.8%)と 90%近い人が魅力に感じると回答した。20代転職者にとっては、次の転職先を選ぶときの基準にもなっているのかもしれない。

若者の離職率は3割といわれる時代。厚生労働省が2020年10月に公表したデータによると、2017年卒の新規学卒就職者が就職後3年以内に離職した割合は、32.8%(大卒)だった。今や一般的となっている20代の転職。転職先選びに悩んでいる人は、企業理念や人事制度の一貫性を基準に考えてみてはいかがだろう。

出典元:20代初めての転職経験者へ調査【給与アップ研究所】

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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