東京都の福生市には、東京で一番アメリカに近い場所と言われる、ベースサイドストリートがあります。
ベースサイドストリートは、日本の航空自衛隊とアメリカ軍の基地である横田基地に沿ったストリートで、アメリカの雰囲気が漂うかわいいお店がたくさん並んでいます。
今回は、その中でも特にアメリカに行った気分になれる、かわいらしいお家「福生アメリカンハウス」をご紹介します!インスタ映えも狙えるスポットなので要チェックですよ~!
福生アメリカンハウスとは?
昔、基地内に収まらなくなった米軍の人達が実際に住んでいたアメリカ様式のお家です。1958年に建てられたこの「福生アメリカンハウス」には、当時4人のアメリカ人が住んでいました。

全盛期には、この辺りに約2,000棟ものアメリカンハウスが並んでいましたが、現在残っているのはわずか150軒ほど。一般住居として残っているものもあれば、レストラン、カフェ、撮影スタジオとして活用されているものもあります。
その中でも、自由に見学ができるアメリカンハウスは珍しく、福生アメリカンハウスは2014年に地域の振興組合により一般公開されてから、訪れる人に当時のアメリカンな雰囲気を伝えています。
福生アメリカンハウスへのアクセス
最もアクセスしやすい駅はJR青梅線の「牛浜駅」です。駅からは徒歩約10分で福生アメリカンハウスに到着です。

牛浜駅では福生市のマスコットキャラクター「たっけー」がお出迎えしてくれます。牛浜駅にはJR中央線の直通電車もあるため、東京駅からは乗継なしで1時間ほど。都心からアクセスしやすいのはありがたいですね。
また、横田基地沿いのアメリカンチックなストリート「ベースサイドストリート」を楽しみながら行きたい方は、JR八高線の「東福生駅」からのアクセスもおすすめです。東福生駅からだと徒歩約15分になりますが、通りに並ぶカラフルな雑貨屋さんや古着屋さんを見ていくとあっという間です。
平日にベースサイドストリートを訪れると、迷彩柄の軍服を来た米軍さんに遭遇することもありますよ。
福生アメリカンハウスの見どころ
遠方からわざわざ買いに来るファンもいるというベーグル屋さんHOOPのパーキング内に、福生アメリカンハウスの入り口があります。



中に入っていくと「YES WE'RE OPEN」と書かれたボードがあり、奥にかわいらしい水色のお家と、左手側にアメリカのシンボルである自由の女神が見えてきます!

裏庭のようになっているこの場所には、海外の家庭にありそうなバーベキューセットも置かれていました。

2つ並んだベンチには「16 FUSSA BASE SIDE STREET」と書かれています。この16という数字は、国道16号線から来ています。ベースサイドストリートが国道16号線沿いにあるため、通りのいたるところに16という数字を見ることができます。水色、黒、黄色の組み合わせがかわいいですね!


スリッパはきれいですが、衛生面など気になる方は靴下を持っていっても良いと思います。


リビングには大きなラジオがあり、横田基地内から電波を受信しているというアメリカ現地のラジオが流れています。この時はアメリカの音楽番組が流れていて、より海外に来たような感覚になりました!

そして、福生アメリカンハウス一番の見どころはこちらのお部屋。

白と黒の模様がとってもおしゃれです!置かれている赤いテーブルやイスもポップな雰囲気を出していて絶好のインスタ映えスポットになっています!

福生アメリカンハウス内に置かれている家具やおもちゃの多くは、近隣住民や、アメリカに帰国される米軍家族の方から寄付された物なんだそうです。展示されているアイテムに着目してみるのも面白いですよ!

もう1つの部屋は福生市の資料室のようになっており、パンフレットが並べられています。

「ご自由にお持ちください」の中に「たっけー」のシールがあったのでいただいてきました~笑

ちなみにこちらの部屋の窓からは、お庭にあった自由の女神が見えます。

福生アメリカンハウスのまとめ
気軽に海外旅行へ行けない中で、アメリカの雰囲気を味わうことができる福生アメリカンハウスは、意外と知られていない穴場でもあります。
- 海外旅行不足!
- アメリカが好き!
- 人と被らないインスタ映えの場所を探している!
- 写真が好き!
といった方にはとてもおすすめのスポットです。
また、施設の方がアメリカンハウスの歴史などを教えてくださるので、大人から子供まで楽しめると思います。
開館日は金、土、日、祝日のみなので訪れる際はご注意ください。
ぜひ、アメリカを感じに行ってみてください!
福生アメリカンハウス
- 住所:東京都福生市福生2476−14
- 電話:042-513-0432
- 開館時間:金、土、日、祝の11時~17時
- 定休日:月~木
- 入館料:無料
文・写真 イカの街生まれのMM/提供元・たびこふれ
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