良品計画は、新宿区の中心部に位置する「MUJI 新宿」と「無印良品 新宿」の2店舗を、9月10日にリニューアルオープンする。
「MUJI 新宿」は、環境や社会の課題に着目した商品やサービスと、アートやデザインがテーマの雑貨や家具に特化した戦艦店にリニューアルする。リニューアルオープンに伴い、使用済みの商品を染め直し新たな価値を持つ商品に再生させる「Re MUJI」の、「無印良品」最大となる売り場が展開される。ここでは染め直しにおける色のバリエーションが増えるほか、対象アイテムが拡大され、今まで染めに回せていなかった素材や色も対象となり、洗い直され古着として販売される。また回収した衣料品の中で、ほつれや破れにより今まで規格から外れていたものも、パッチワークなどの加工が施されて再商品化される。そのほかにも不用品の回収活動の拡大、規格外商品の販売を行う「もったいない市」、家庭で余っている食品を店舗で回収しNPO団体を通じてそれが必要な人に届ける「フードドライブ」の取り組みの導入など、環境課題に配慮した取り組みが追加される。また多様なバックグラウンドを持つ利用客のための男女共用トイレの設置、車椅子のアテンドサービス、手話や多言語対応が可能なスタッフの配置なども行われ、様々な人が居心地の悪さを感じない店舗づくりが行われる。アート、デザインにおいても、店舗限定のデザインを軸とした商品を取り揃えた国内「無印良品」最大の「イデー(IDÉE)」売り場のほか、地域の作家やクリエイターを招き、アート、デザインと環境、社会課題をテーマとしたイベントを定期的に開催していく予定だ。
「無印良品 新宿」は化粧品や掃除用品、冷凍食品、日替わり弁当など普段の暮らしを支える日用品を拡充し「新宿通りのインフラ」を目指す。1階には冷凍食品や日替わり弁当、セルフサービスのコーヒーを初めて導入し、食品の品ぞろえを拡大する。2・3階では化粧品、キッチン用品、掃除・洗濯用品、収納用品の新宿地区最大規模の売り場を展開し、地下2階の衣服雑貨では靴下と肌着・ホームウェアの売り場面積が2倍に拡大される。また店舗入口には24時間利用可能な自動販売機が5台設置され、軽食や飲み物、マスク・歯ブラシなどのアメニティ、折り畳み傘などを時間を問わず購入できるようになる。
リニューアルオープンは9月10日。またそれに先駆け、9月9日に「MUJI 新宿」にてプレオープンが実施される。『MUJI passport』メンバーで「MUJI 新宿」と「無印良品 新宿」のどちらかを店舗フォロー、応募した人の中から抽選で招待される。
文・松井香里/提供元・SEVENTIE TWO
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