アルゴリズム、本当に影響を及ぼさない?

今回の調査では「おすすめ動画のアルゴリズムには、思想の偏向に導く効果はない(あるいは確認できない)可能性がある」とされたわけだが、これはあくまで今回の調査に限った話であってまだ結論とは言えないだろう。
例えば野球好きのユーザーが野球に関連する動画を見ればおすすめ動画には他の野球関連の動画が並び、それを延々見続けることだってあるだろう。野球の中でも特定のチームが好きで、東京ヤクルトスワローズのファン動画をエンドレスリピートしていれば、ヤクルト愛だって深まっていくことだろう。
YouTube以外のSNSでも、同じ考えの人ばかりフォローしてタイムラインがそうしたユーザーの声で埋まっていると「自分の考えがスタンダードなのだ」と感じてしまうことも少なくない。ヤクルトファンの声で埋まるタイムラインを見続けていると「ヤクルトは世界で一番人気のある球団に違いない」と思ってしまう可能性も否定できないのだ。
そうした様々なバイアスが、ユーザー本人の意図しないところでかかってしまうのが、YouTubeのおすすめ動画の問題点だということだろう。果たして長期的に見たときに、本当に影響がないのかどうか、さらなる研究を重ねていただきたい。
参照元:YouTubeの「おすすめ動画」アルゴリズムは人々の思想を偏らせるのか?【GIGAZINE】
※サムネイル画像(Image:A9 STUDIO / Shutterstock.com)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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