ジーンズ大手のリーバイ・ストラウス(Levi Strauss&Co.)は8月5日、米国・ロサンゼルス発のヨガウェアブランド「ビヨンド・ヨガ(Beyond Yoga)」を買収し、アクティブウェア分野に参入すると発表した。今回の買収金額は明らかにされていないが、現金で取引され、2021年10〜12月の第4四半期中に完了する予定だ。また今回の買収により、2022年度の純利益は1億ドル(110億円* )以上増えると予想されている。

 「ビヨンド・ヨガ」は、「思わずほおずりしたくなるような上品な着心地」を特長とするヨガウェアブランドで、2005年にロサンゼルスで設立されて以来、海外セレブに人気のアイテムを展開している。あらゆる形状とサイズの品質、フィット感、快適さに焦点を当てた、ボディポジティブでプレミアムなアパレルブランドとして、他ブランドとの差別化を図っている。同ブランドは、ボディポジティブを促進し、XXSから4Xまでのすべての体型を尊重するというコンセプトのもと設立された。また、設立者も経営者も女性という、85%以上が女性主導の会社である点も特徴的だ。

 「リーバイス」の最高経営責任者、チップ・バーグ(Chip Bergh)は、「ビヨンド・ヨガが構築した基盤は、当社のリソース、規模や世界への影響力と組み合わされて、リーバイスの強力な成長エンジンになると確信しています。戦略的優先事項の推進を支援します。包括性と信頼性を中心とした、ヨガの価値観に基づくビジネスへのアプローチを超えて、当社のポートフォリオにマッチします。ビヨンド・ヨガチームをリーバイスに迎えることを楽しみにしています」とコメントしている。

  • 1ドル=110円換算(8月10日時点)

文・西岡愛華/提供元・SEVENTIE TWO

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