2021年6月に国内で販売された新車(乗用車、軽自動車を除く)のパワーユニット別比率をまとめた(日本自動車販売協会連合会の資料をもとに作成)。
ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンだけで走行する「純エンジン車」は全体の57.7%を占めている。ハイブリッドを含めた電動車比率は42.3%、充電システムを搭載したECV(充電対応=EVとPHV)比率は1.9%である。
1年前の2020年6月のデータを見ると、ガソリン56.8%、ディーゼル5.5%で、純エンジン車比率は62.3%。1年間で純エンジン車比率は4.6ポイント減少し、その分だけ電動車比率がアップしている。なお、ハイブリッド比率は今年6月が40.2%で、前年同月が36.7%(前年同月のECV比率は1.0%)と、日本の電動車比率が高まっていることがデータに現れている。

メーカー別パワーユニットの販売比率は、電動車比率の高いメーカー/ブランドが順に並べた。電動車比率が最高だったのは日産で、88.8%。量産EV、リーフをラインアップする日産だが、販売の中心はハイブリッドモデル。日産独自のe-POWER(シリーズ型ハイブリッド)を搭載するノート・シリーズやセレナ・シリーズなどの実績がデータに現れた。


ディーゼルエンジンは、マツダと三菱、輸入車の比率が高い。中でもマツダはほぼ30%がディーゼルで、スカイアクティブDユニットをユーザーが高く評価している状況がうかがえる。


提供元・CAR and DRIVER
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