保険代理店で保険の相談をする際は、事前準備が必須だ。何も用意せずに行っても、いろいろと聞き取りしながら相談にはのってくれるが、以下のものを準備しておいたほうがよりニーズに合った見積もりが出てくる可能性は高くなる。

注意点1 相談に行く前に以下のものを準備しておく

  • 現在加入している保険の内容がわかるもの(証券や保障内容のお知らせなど)
  • 世帯年収
  • 子供に必要な教育資金
  • 自分や妻に万一のことがあった場合に必要な保障額
  • 毎月の生活費の概算

注意点2 必要な保障について優先順位をつけておく

保険代理店に行く前には、どの保障を優先して考えるのか、という点について夫婦で話し合っておいたほうがいいだろう。優先すべき保障は、家庭によってそれぞれ異なるからである。

例えば、40代後半の夫婦で子供がまもなく自立するという世帯では、医療保障や老後への備えに重きを置いて検討すべきだろう。一方、子供がまだ小さくこれから教育資金がかかるという世帯では、ある程度まとまった額の死亡保障を用意しておく必要があるだろう。

優良な保険代理店を見分けるためのチェックリスト

納得のいく保険選びをするには、さらに、契約後も満足のいくアフターケアを受けるには、優良な保険代理店を選ぶ必要がある。保険代理店選びをする際は、以下のようなポイントをチェックしてみてはどうだろうか。

  • 開業からどのくらい経っているか
  • 保険内容について、メリットだけでなくデメリットについても説明してくれるか
  • 予算に応じたプランニングをしてくれるか
  • 自分たちの希望を理解してくれているかどうか
  • 担当者の勤続年数
  • 担当者が退職した場合の引継ぎの体制はどうなっているか

    保険に関する知識やプランニング能力は、経験を重ねることで培われる部分もある。また、ライフステージに合わせて適切な提案をタイミングよくしてもらうためには、同じ担当者と長く付き合えるほうがいい。保険代理店選びをする際は、適切なプランニングができるかどうかという点についてはもちろん、「長く付き合っていけるかどうか」という点についてもチェックしておきたい。

    文・曽我部三代(保険業界に強いファイナンシャル・プランナー)

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