マイナポイントでのマイナンバーカード普及は限界か
度重なる延長の理由には、当然ながらマイナンバーカードの普及スピードが思わしくないことが関係している。2021年2月には平井卓也デジタル改革担当大臣が、1月の時点で「交付率25.1%」であり、「『マイナンバーカードを2022年度末までにほぼ全ての国民に普及させる』という政府目標の達成は厳しい」という見解を示していた。
その後、国がマイナンバーカード未取得者向けにQRコード付きの交付申請書を配布したことで、2021年2月以降に申請が急増したというが、すると今度は自治体のマイナンバーカード交付スピードが追い付かない事態に。確実なマイナポイントの付与のため、「マイナンバーカード交付→キャッシュレス決済登録」の期間を延長させたようだ。
確かに交付が遅れているのであれば、マイナポイントの登録期間を長く設定するのはユーザーとしてもありがたい配慮だ。しかしそれならば、マイナポイントの対象となるマイナンバーカードの申請期限も延長させたほうがよいのではないだろうか。当然、申請の期限が延びれば登録期間もその分後ろ倒しになることは避けられないが、より多くの国民にマイナンバーカードを持たせたい国にとっても悪い話ではないのでは…?
ちなみに今回の会見で武田大臣が伝えたのはあくまで方針であり、まだ延長が確定したわけではない。現在マイナンバーカードの交付待ちの人たちは、「どうせ延長されるから後でゆっくり登録しよう」とゆったり構えず、マイナンバーカードを受け取り次第キャッシュレス決済を登録していただきたい。
参照元:マイナポイント、事業期間延長へ。「確実に付与できるよう調整」【Impress Watch】
※サムネイル画像(Image:Koshiro K / Shutterstock.com)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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