アニメ作品に命を吹き込む重要な役割を担う、声優。近年、小学生のなりたい職業ランキングなどで上位に上がることも多くなった人気の職業だ。最近ではアニメだけでなく、ドラマや歌手など幅広く活躍する若手声優も多くなってきたことは記憶に新しい。
そんな人気若手声優が数多く活躍するなかでも、日本の数々の名作アニメを支えてきたベテラン声優たちの存在感は大きい。そこで、今回は日本を代表するベテラン声優・神谷明氏がこれまでに演じたアニメキャラの人気ランキングを紹介したい。
声優歴約50年、懐かしのアニメやあの名作のキャラを担当
長年にわたって数々の人気アニメキャラを演じてきた声優の神谷氏。リサーチ型メディアのねとらぼ調査隊は2021年7月に「神谷明さんが演じたテレビアニメキャラクターで一番好きなのは誰?」というアンケートを実施、集まった3,424票から人気キャラランキングトップ10を発表した。ここではそのうちトップ5を紹介する。
第5位は200票を集めた、「面堂終太郎(うる星やつら)」。主人公・諸星あたるのクラスメイトでライバル、財閥の御曹司だが、無類の女好きという役。それまで二枚目キャラが多かった神谷氏がギャグキャラを演じ、声優としてのターニングポイントになったという。続いて第4位は206票で「毛利小五郎(名探偵コナン)」。主人公・江戸川コナンの保護者で私立探偵、コナンの隠れた活躍により世間からは名探偵として知られるギャグ要素の多い迷探偵。2009年には声優の小山力也氏が引き継いでいるが、今でも神谷氏が演じた初代・毛利小五郎は高い人気を博している。
第3位は、「ケンシロウ(北斗の拳)」で340票。「北斗の拳」の主人公で「お前はもう死んでいる」の名台詞が有名。寡黙で強く優しいケンシロウは男女問わず人気のキャラだが、「アタタタタタタタタタ〜」と高音の掛け声を連続で発する必殺技・北斗百裂拳など、大変な仕事だったという。
そして420票を集め第2位となったのは、「キン肉マン(キン肉マン)」。落ちこぼれ超人ヒーロー・キン肉マンこと、キン肉すぐるの役で、普段は頼りないギャグキャラが、ここぞという場面では大活躍するストーリー。第5位の面堂の役を演じたことで、キン肉マンの役に繋がったと神谷氏は語っている。