ハナ金融投資のキム・ロッコ研究員は28日、サムスン電機の分析レポートを公開した。

MLCCと基板の好調でサムスン電機の21年第2四半期の売上高は2.47兆ウォン(約2300億円/YoY + 41%、QoQ + 4%)、営業利益は3,393億ウォン(YoY + 230%、QoQ + 2%)を記録しした。予想実績を上回った。

キム研究員は、「コンポーネントと基板のソリューションは、半導体の供給不足によるセット物量の減少にもかかわらず、売上高が前期比増加した。それぞれの業況は、需給がタイトな状況で高付加価値製品の比重拡大によるミックス改善が伴われるものと推定される」とし、「モジュールソリューションは、サムスン電子のスマートフォン量が既存の予測値を下回ったにもかかわらず、海外の顧客向け売上拡大のために予想よりも堅調な外形を達成した」と述べた。

キム研究員は、翌期の実績について、売上高は2.49兆ウォン(YoY + 12%、QoQ + 1%)、営業利益は4,034億ウォン(YoY + 31%、QoQ + 19%)となると予想した。

理由については、「コンポーネントと基板のソリューションは、まだタイトな需給状況が続く中で、前方産業の需要が増加する見通しである」とし、「特にパッケージ基板は、供給不足がひどく収益に貢献することが期待される。モジュールソリューションは、サムスン電子のスマートフォン量は回復するが、海外の顧客向け物量の減少で業績は前期比減少する見込みである。 18年第3四半期以来3年ぶりに四半期の営業利益が4,000億ウォンを超過することが期待される」と見込んだ。


提供元・コリア・エレクトロニクス

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