コロナ禍ではありますが、万全の感染対策を施し、思い立って京都へ出かけて巡り合った特別拝観。

小さな古刹には、手入れの行き届いた見事なもみじが幾本も植えられ、春・秋2回の特別な期間のみ訪れる旅人を迎え入れてくれるそうです。

知らずに訪れた私は、見事な緑のもみじの美しさに、日ごろの自粛生活の疲れが一気に開放され、しばらくその場を離れられませんでした。

目次

  1. 瑠璃光院へのアクセス
  2. 瑠璃光院の中へ
  3. 打ち水された玄関
  4. 小窓から180度視線を移した途端
  5. 静寂のなかで

瑠璃光院へのアクセス

偶然巡り合った春の特別拝観 in 京都・瑠璃光院
(画像=<京都東山にひっそりと佇む瑠璃光院>、『たびこふれ』より 引用)

地下鉄烏丸線で国際会館前で降り、そこからバスに乗換え。三千院に続く道をバスで進むと、緑に囲まれた景色に変わっていく。緑が十分深くなった景色を7分ほど楽しんで、【八瀬駅前】で下車。

比叡山に向かうケーブルカーの駅をこえて少し進むと、数寄屋造の書院がありました。 

瑠璃光院の中へ

偶然巡り合った春の特別拝観 in 京都・瑠璃光院
(画像=<古刹の入り口に続く階段>、『たびこふれ』より 引用)

木戸を入ったすぐ横で拝観料を払い、中へ。庭木の生い茂った階段を上り進みます。

偶然巡り合った春の特別拝観 in 京都・瑠璃光院
(画像=<苔むした庭>、『たびこふれ』より 引用)

朝露が残る少し湿った空気間が、苔むした庭と相まって、緑の濃い香りがしました。

偶然巡り合った春の特別拝観 in 京都・瑠璃光院
(画像=<階段を上がった先の小さな橋>、『たびこふれ』より 引用)

打ち水された玄関

偶然巡り合った春の特別拝観 in 京都・瑠璃光院
(画像=『たびこふれ』より 引用)

打ち水された玄関から入り、2階へ続く階段へ。

偶然巡り合った春の特別拝観 in 京都・瑠璃光院
(画像=『たびこふれ』より 引用)

木の手すりはつややかに光っており、毎年の訪問客の多さがうかがえます。

偶然巡り合った春の特別拝観 in 京都・瑠璃光院
(画像=『たびこふれ』より 引用)

階段を上った先は小窓が開け放たれており、開放的な景色が広がっていました。屋根越しに見る窓の外は、思ったよりも山深く、大きく深呼吸をして、山の空気をいっぱいに吸い込みました。

小窓から180度視線を移した途端

偶然巡り合った春の特別拝観 in 京都・瑠璃光院
(画像=『たびこふれ』より 引用)

小窓から180度視線を移した途端に目に飛び込んできた、圧巻の緑の景色。

まるで湖面に映る緑の様に見えるこの景色は、つやつやに磨かれた漆塗の大きな座卓に映り込んだ庭木が、より幻想的な情景を醸し出しているのです!

偶然巡り合った春の特別拝観 in 京都・瑠璃光院
(画像=<湖面に映る景色の様に見える座卓の相乗効果>、『たびこふれ』より 引用)

瑠璃色に輝く浄土の世界をあらわしたとされる庭の景色に、目を奪われました。

静寂のなかで

偶然巡り合った春の特別拝観 in 京都・瑠璃光院
(画像=『たびこふれ』より 引用)

ひとしきり感動を写真に収め、心が洗われた気分になった後は、庭の見える縁側で写経を体験。丁寧にひとつずつ文字をなぞって、精神統一ができた?気持ちになりました。笑

庭の樹木の多くを占めるかえで。秋には真っ赤に染まり、春とは違う情熱的な景色を見せてくれるということです。

秋にもう一度訪れてみようと思います。真っ赤な景色は、公式HPでご覧いただけます。

瑠璃光院の基本情報

住所:京都府京都市左京区上高野東山55
TEL:075-781-4001

※2021年7月10日~8月17日まで夏の特別拝観(10:00~17:00/受付16:30まで、拝観料2,000円)が行われています。公式HPにて注意事項をご確認の上、お出掛けください。 

文・写真・Y.M/提供元・たびこふれ

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