LGディスプレイが液晶表示装置(LCD)パネルの価格上昇などにより、今年の第2四半期に市場の期待を上回る実績を収めた。

LGディスプレイは第2四半期に連結で7,011億ウォン(約667億円)の営業利益を記録し、前年同期比黒字転換に成功したと28日明らかにした。前年同期に比べ1兆ウォン以上の改善された実績となった。第1四半期に比べて34%増加した。

営業利益率は10%で、16四半期ぶりに二桁を回復した。

第2四半期の売上高は6兆9656億ウォン(約6600億円)を記録し、前年同期比31.3%増加した。第2四半期の売上高基準で過去最大の実績を記録した。前期と比較して1.2%増加した。

当期純利益は4238億ウォンで、前年同期比黒字転換した。前期比では59.4%増の実績である。

法人税・利子・減価償却費控除前営業利益(EBITDA)率は25.4%(EBITDA 1兆7703億ウォン)で、2009年第3四半期以来の高水準を記録した。

第2四半期はOLEDを含むTV部門の売上拡大とIT部門の堅調な業績が全体的な損益改善につながった。

製品別販売比率は、ITパネルが39%と最も大きかった販売価格の上昇と出荷量の拡大が続いたTVパネルの割合が前期比7%増の38%、携帯電話のパネルの割合は、23%を占めた。

主な事業部門別OLED TVの場合、上半期の出荷量が350万台で、昨年の年間出荷量の80%を上回る販売好調を続けており、今年の年間販売800万台達成が可能と見ている。

下半期には超大型市場内OLED TVのポジションを継続強化して中型プレイミアム市場をさらに拡大する計画である。同時にOLEDだけの価値を実現することができる高収益・高成長分野を発掘して育成する方針だ。

提供元・コリア・エレクトロニクス

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