同じ、“サラリーマン”という肩書ながら、給与は人それぞれ。職業によっても年齢によってもバラつきはあり、受け取る金額によって将来設計や生活レベルは変わってくるだろう。このほど、株式会社ビズヒッツが、手取り20万円の男女500人を対象に「手取り20万円できついと思うこと関する意識調査」を実施し、ランキングを発表した。早速、1位から紹介しよう。

手取り20万円でキツイことランキング

「手取り」とは月収(基本給+各種手当)から社会保険料などを天引きした金額を指し、手取り20万円の月収はおよそ24~25万円となる。今回の回答者の属性は、女性が57.8%、男性が42.2%。年代は、30代が最も多く39.6%、20代が28.8%、40代が20.8%、50代が8.8%、60代が2.0%だった。

 『「手取り20万円ってキツイな」と思うこと』ランキングの上位を見ていくと、3位は「イレギュラーな出費への対応」(76人)。イレギュラーな出費とは「冠婚葬祭」「保険」「税金」「家電が壊れて買い替えた」などで、この場合、貯金を取り崩して対応しているようだ。
 そして2位は、99人で「貯金ができない」。その多くが「生活費でなくなってしまい、貯金できない」「目標の貯金額に届かない」という意見だった。なかには「口座残高を見て、お金が貯まっていない現実を突きつけられるときがツライ」という声も。将来を見通したライフプランを立てたいところだが現実は厳しいようだ。

 4位以下に目を移すと、4位にランクインしたのは「常に予算を気にする」(43人)。「何を買うにも何をするにも値段が気になるので、お金に細かい人だと思われてしまう」「たまの外食で、食べたいものより価格を見てしまうとき」といった声が上がった。しかし、「悩まないで購入できる収入になりたい」「たまには財布の中身を気にせず食べたいものを購入したいです」などの希望を寄せる声も見受けられた。
 次いで、5位「旅行ができない」(37人)、6位「外食ができない」(34人)、7位「生活費を払うと給料が残らない」(33人)、8位「遊びに行けない」(26人)、9位「生活費が足りない」(18人)、10位「将来が不安」(13人)と続いた。