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財布に収まりきれないクレジットカードなどを、スマートに収納して持ち歩ける便利な「カードケース」。
カードケースは、多種多様なデザインや機能性の商品が販売されているため、自分に合ったカードケース選びに悩んでいる人も多いのではないだろうか。
見た目がお洒落だからという理由でカードケースを選ぶ人もいるが、クレジットカードなどを収納する人は防犯機能に焦点を当てる必要もあるだろう。
そこで今回は、カードケースを新調したい男性に向けて、購入時に注目すべきポイントを詳しく紹介していく。
カードケースはプライベートでもビジネスでも活躍
カードケースは、クレジットカードや免許証などさまざまな種類のカードを収納できる便利アイテムだ。
財布と別に持つ必要はあるが実用性が高く、以下のようなカードを収納するために使われている。
- クレジットカード
- キャッシュカード
- ICカード(suica・nanacoなど)
- 免許証
- 保険証
- 診察券
- ポイントカード
これだけ多くの種類のカードでもスマートに収納できるのがカードケースであり、財布がパンパンになる心配もないのだ。
勘違いされやすい名刺入れとの違い
カードケースも名刺入れもカードを収納するという役割は同じだが、それぞれ収納するカードの大きさに合わせて規格されているのだ。
カードケースは、クレジットカードや免許証のサイズである「縦85.6mm×横53.98mm」のサイズが収まるようにつくられており、あらゆる種類のカードを収納できる。
一方で、名刺入れの場合は一般的な名刺のサイズである「縦9.1cm×横5.5cm」のサイズでつくられているのだ。
カードケースに名刺を入れて使っている人もいるが、数十枚の名刺を持ち運ぶ場合には、やはり名刺入れの方が適している。
また、ビジネスマナーを考えた場合にもカードケースと名刺入れは別々で使い分けた方がいいだろう。
財布とカードケースを使い分けるメリット
カードケースを使っていない人は「カードケースがなくても不便じゃない」「財布とカードケースのそれぞれを持つのが面倒」と考える人もいるだろう。
しかし、財布とカードケースを使い分けることには複数のメリットがあり、プライベートでもビジネスでも便利なアイテムとして活用できるのだ。
具体的に、どのようなメリットがあるのかを説明していこう。
財布の型崩れを防げる
財布の中に収納しているカードをカードケースに移すことで、財布の幅が薄くなり、型崩れを防ぐことができる。
クレジットカードと免許証、店舗のポイントカードなどをすべて財布に収納している人は、パンパンに膨れ上がっているのではないだろうか。
たとえば、ブランド品のお洒落な財布を使っていた場合、カードによってパンパンに膨れ上がった見た目はどうしても不格好になる。
また、型崩れを起こして財布に癖がついてしまう可能性もあり。
そんなときこそ、カードケースを購入して財布からカードを移し、財布の見た目をスタイリッシュにするのがおすすめだ。
二つ折り財布の留め具をとめられないくらい財布が膨れ上がっている人は、今がカードケースを購入するタイミングといえるだろう。
シチュエーションに応じて使い分けができる
財布とカードケースを常に両方持つ必要はなく、シチュエーションに応じて使い分けることで持ち物を最小限に抑えられるメリットもある。
たとえば、近くのコンビニでICカードを使って買い物をする場合はカードケースを持ち歩き、一日中出掛ける場合は、現金払いに対応できるように財布を持つといった使い分けができるのだ。
ポケットに収まらない大きな財布を使っている人は、「大きな財布を毎回カバンに入れて持ち歩くのが面倒だ」と感じたことはあるだろう。
カードケースは、そんな人のストレスを解消させる便利アイテムにもなるのだ。
防犯対策になる
財布には現金、カードケースにはカードという収納の仕方をすれば、万が一財布を落としてしまった場合や盗難に遭った場合に、すべてを失ってしまう最悪の事態を回避できる。
過去に財布を落とした経験がある人は、現金とカード類、身分証明書のすべてを同時に失い、経済的なダメージだけではなく面倒な対応に追われたことがあるのではないだろうか。
また、クレジットカードの情報を盗まれるスキミングを防止できるカードケースも販売されているため、防犯対策としてカードケースを購入するという選択肢もあるのだ。
財布とカードケースを使い分けるデメリット
財布とカードケースの使い分けは生活に新たな利便性をもたらしてくれるが、いくつかデメリットがあることも理解しておかなければならないだろう。
具体的に、どのようなデメリットがあるのかを説明していこう。
貴重品を紛失する機会が増える
現金とカード類を同時に紛失する機会が減っても、財布とカードケースの二つを管理が必要になるため、貴重品を紛失する機会自体は増えてしまう。
そのため、財布とカードケースそれぞれを慎重に管理して、外出の際は必要な方だけを持ち運ぶといった対策が必要になるだろう。
コストが発生する
カードケースを購入する時点でコストが発生するのは言わずもがなだが、財布もカードケースも使用年数によって劣化が進むため、数年単位で買い替えのコストが発生する可能性あり。
たとえば、革製品のカードケースを使っていた場合、徐々に表面が乾燥していき、見た目に変化が現れてくる。
味のある変化を好む人もいるが、美しい見た目をキープするためには定期的なメンテナンスが必要となるのだ。
カードケース選びで注目のポイントを紹介
カードケースは見た目がお洒落なものから、高機能性ものまで選びきれないほど種類が豊富だ。
財布とカードケースを使い分けたい人、もしくはカードケースの新調を考えている人は、購入時にどのようなポイントに注目すべきか悩むだろう。
そこで注目したいのが、以下のようなポイントだ。
- 形状ごとの特徴を把握する
- 用途に応じた容量を選ぶ
- 持ち歩きを想定したサイズを選ぶ
- 素材の違いを把握する
- 磁気防止機能の有無
- スキミング防止機能(RFIDブロッキング)の有無
デザイン性もカードケース選びの決め手になるが、人によって好みが大きく変わるため、機能性や利便性にフォーカスして詳しく紹介していこう。
形状ごとの特徴を把握する
カードケースの形状は、二つ折りタイプやスライドタイプなど複数あり、カードの取りやすさを考えて選ぶ必要がある。
具体的にどのような形状と特徴があるのかを説明しよう。
スタンダードな長方形タイプ
カードケースのスタンダードな形状が長方形タイプで、ボタンやファスナーが付いていない二つ折りのかぶせ蓋になっている。
片手で開くことができ、左右にカードの収納スペースがあるが、最大収納枚数は少ない。
コンパクトで持ち歩きしやすく、支払いの際に使いたいカードをスムーズに取り出すことができるのが特徴だ。
ボタン・留め具付きの長方形タイプ
長方形タイプにボタンや留め具が付いたタイプは、スタンダードな長方形タイプより厚みがあり、収納枚数も多くなる。
カードを取り出す際にボタンや留め具を外す必要があるが、モデルによっては片手で外して開くことも可能。
お洒落なカードケースがほしい場合は、ボタンや留め具のデザインもチェックしよう。
ロングタイプ
スタンダードな長方形タイプよりも縦に長いロングタイプは、お洒落な見た目で大容量のカードが収納可能。
二つ折りの中央の部分にインナーポケットが付いているモデルもあり、複数のクレジットカードやポイントカードを種類ごとにきれいに並べて使うこともできる。
長方形タイプのように使いたいカードを取り出しやすいというメリットがあるが、長財布くらいのサイズになるとポケットからはみ出てしまうため、持ち歩き方には注意したい。
ファスナー付き大容量タイプ
二つ折りの長方形タイプに、端から端まで閉められるファスナーが付いたモデルは、大容量のカードを収納可能。
カードポケットが10枚以上付いているモデルが多く、さまざまな種類のカードを収納できるのは便利だが、取り出す際にファスナーを開ける手間がかかる。
かぶせ蓋式のスタンダードな長方形タイプよりは、カードの取り出しが面倒になるが、実用性は高い。
小銭入れ・マネークリップ付属タイプ
留め具やファスナー付きの大容量タイプの一部には、小銭を入れられるポケットや紙幣を挟めるマネークリップが備わっている。
本格的な財布のようには使えないが、カードではなくキャッシュで支払いたい場面では活躍するだろう。
カードの取り出しやすさはファスナー付きのタイプと変わらないが、小銭を入れすぎると型崩れするので使い方には注意しよう。
ICカード収納スペース付きのタイプ
カードケースの外側に1枚〜2枚のカードポケットがあるタイプは、ICカードを取り出さずに使用可能だ。
公共交通機関でPASMOやSuicaを利用する際、ポケットからカードケースを取り出してそのままカード読み取り部分にかざすことができるため、通勤・退勤のシーンで快適さをもたらしてくれる。
コンビニでICカードを使った決済をよく行っている人も、ICカード収納スペース付きのモデルは重宝するだろう。
スライドタイプ
アルミなどを素材にしたスライドタイプは、本体についているレバーをスライドするとカードの頭が飛び出る仕組みになっている。
近代的なデザインで販売されている種類も少ないが、薄型で数枚程度のカードをワンタッチで取り出せる手軽さが魅力的だ。
用途に応じた容量を選ぶ
カードケースを選ぶ上で基本中の基本となるのが、普段持ち歩いているカードをきちんと収納できるかどうかだ。
所有している枚数がぴったり収めるものではなく、ある程度の余裕を残せる容量を選ぶのがポイントとなる。
モデルによって収納可能な枚数は異なるが、最大50枚以上収納できるような大容量モデルも販売されている。
とはいえ、大容量にこだわりすぎるとその分サイズも大きくなるため、注意が必要だ。
クレジットカード以外に、店舗のポイントカードなどを大量に持ち歩いている人は、必然的に大容量のモデルを選ぶことになるだろう。
逆に数枚のカードしか持ち歩かない場合には、収容枚数10枚のコンパクトなカードケースが丁度いいだろう。
カードの収納タイプもチェック
容量と一緒にカードの収納タイプもチェックしておこう。
取り出しやすさに優れているのが、カードケースをアコーディオンのように開き、ポケットにカードを収納するジャバラ式だ。
ただし、カードの上部しか目視できないため、同じ色のカードを収納した場合に見分けがつきづらくなる可能性あり。
カードの全体を目視できるのは、透明なフィルムに入れて収納するタイプになる。
フィルムタイプの場合、ジャバラ式よりもカードを取り出しにくいため注意しよう。
持ち歩きを想定したサイズを選ぶ
カードケースを購入したのに、持ち歩きが面倒になってしまっては本末転倒だ。
普段どのようなシーンで持ち歩くかをイメージして、カードケースをしまうスペースに合ったサイズ選びをしよう。
たとえば、ポケットに入れて持ち歩く場合は、ポケットのサイズに収まる小さめのサイズを選び、バッグに入れて持ち歩く場合には大きめのサイズも選択肢に入れることができるだろう。
注意しなければならないのが、サイズというのは縦横の幅だけではなく、厚さも含めて考える必要がある。
収納枚数が多く厚みのあるカードケースを選んだ場合、ズボンのポケットに入れると形が浮き出てしまって不格好になってしまう。
財布とカードケースの両方を使用することも想定して、スマートに持ち歩けるサイズ選びを心がけよう。
素材の違いを把握する
カードケースの素材は革やアルミなどさまざまな種類があり、素材によって耐久性や機能との相性が異なる。
カードケースに使われている代表的な素材と特徴は以下のとおりだ。
革製 | 表面が美しく、耐久力が高い。使用し続けると変色やシワなどの味が増していくため、経年変化を楽しめる。 |
---|---|
フェイクレザー | 表面を革製に似せたもので、革製とは違い光沢がある。水を弾き、汚れにくいため手入れの手間がほとんどない。種類が豊富で価格も安い。 |
アルミニウム | 1円玉と同じ素材で、頑丈かつ軽い。アルミニウムが使われたカードケースは、スキミング機能や磁気防止機能が備わっていることが多い。 |
ステンレス | アルミニウムよりも硬くて傷に強く、錆びにくいという特徴がある。ただし、重さはアルミニウムの倍以上になる傾向にある。 |
アルミニウムやステンレスを素材にしたカードケースは見た目がクールで、このあと紹介する磁気防止機能やスキミング防止機能と相性が良い。
磁気防止機能の有無
一般的なクレジットカードやキャッシュカードの情報は磁気で記録されており、磁気を発するものに近づいたときに磁気不良を起こす可能性がある。
磁気不良になったカードは情報を読み取ることができず、最悪の場合、使用不可となってしまうのだ。
そんな厄介な磁気不良を防止できる機能が、一部のカードケースに備わっている磁気防止機能だ。
磁気不良はクレジットカードなどを重ねているだけで発生する可能性があるため、財布に大量のカードを収納しているような人は、磁気防止機能がついたカードケースを選ぶといいだろう。
スキミング防止機能(RFIDブロッキング)の有無
一部のカードケースには、スキミング防止機能が備わっている。
スキミングとは、磁気ストライプが付いたクレジットカードやキャッシュカードの磁気情報を盗み取る犯罪の手口である。
スキミングの被害に遭うとカードを不正利用されてしまい、最悪の結果、財産を失ってしまう可能性もあるのだ。
スキミング防止機能は、各種クレジットカードと各種ICカードに対応しており、海外旅行や満員電車などのシーンで防犯対策として活用できる。
この機能は「RFIDブロッキング」とも呼ばれているため、防犯対策を万全にしたい人は商品を購入する前にかならずチェックしよう。
まとめ
カードケースは財布をスタイリッシュにするだけではなく、コンビニや飲食店でのキャッシュレス決済がよりスムーズになり、防犯対策としても活躍する。
これからカードケースを購入しようと考えている人は、形状ごとの特徴を把握して、用途に合わせた容量やサイズを選ぶのがポイントになる。
キャッシュレス化が進む現代では、クレジットカードやICカードを何枚も持ち歩くシーンがさらに増えてくるだろう。
そこでこだわりたいのが、カードを磁気不良から守る磁気防止機能や、スキミング被害から守るRFIDブロッキングだ。
高機能且つ実用性の高いカードケースを選びたい場合は、活用シーンをしっかりとイメージし、防犯機能などにもこだわってお気に入りの一点を見つけてみよう。
男の隠れ家デジタル編集部
いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。
我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。
提供元・男の隠れ家デジタル
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