現在、アップルファンの間で注目されていることのひとつに2021年に発売されるとみられる「iPhone 13(仮称)」があるだろう。世界中から注目されるiPhone 13は、毎月のように新たな仕様情報が全世界からリークされ続けている。今回は、台湾の電子部品業界情報誌・DigiTimesが報じたiPhone 13の通信規格など新たに判明した情報についてお伝えしていきたい。

iPhone 13、最新のWi-Fi規格に対応か

「iPhone 13(仮称)」Wi-Fi 6E使用で史上最速の高速通信が可能になる?
(画像=Image:ALDECA studio / Shutterstock.com、iPhone 12シリーズと同じくiPhone 13も4機種が登場するとみられる、『オトナライフ』より引用)

DigiTimesの記事によると、iPhone 13に搭載されるWi-Fiの規格が「Wi-Fi 6」から「Wi-Fi 6E」に進化するとみられている。Wi-Fi 6Eとは、Wi-Fi 6の拡張版(Extended)であり、2021年1月にアメリカのメーカー・Broadcomが対応チップを発表したばかりの最新技術だ。Wi-Fi 6EではWi-Fi 6で使用されていた2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数帯だけでなく6GHz帯も利用することが可能。これによりデータ伝送速度の高速化や低遅延が実現し、これまで以上に安定した通信ができるようになるという。

ただし注意点として、Wi-Fi 6Eに対応したデバイスを使用していても、同様にWi-Fi 6Eに対応した無線ルーターなどを用意しなければならない。真の実力を発揮させるためには、機種変だけでなく自身の周辺の通信環境も整備する必要が出てくることになりそうだ。

またDigiTimesは、「新型iPhoneが普及モデルに3D Face IDセンサーを採用し続け、ProシリーズにToF LiDARスキャナを採用し続ける」とも伝えている。「iPhone 12」シリーズではProとPro Maxにのみ搭載されていたLiDARスキャナ(3Dセンサー)がiPhone 13シリーズでは全機種に搭載されるという噂もあったが、引き続きPro・Pro Max限定の機能となりそうなことが判明した。