SNEリサーチによると、2021年第1四半期(1~3月)、世界で水素燃料電池車の販売台数が大幅に増加する中、トヨタが1位を記録した。 「ミライ」第2世代新モデルが米国や欧州などで本格的に発売され、市場立地が大幅に拡大した。 これまで1位を続けてきた韓国のヒュンダイ(現代)自動車は2位に押しだされた。
2021年第1四半期に世界各国に登録された水素燃料電池車の総販売台数は4千台に迫ったが、これは前年同期比90%近く急成長した水準である。 モデルの老朽化で2020年に販売量が大幅に減ったトヨタの「ミライ」の第2世代の新モデル発売を受け、販売量が6倍以上も伸びたことが、市場成長を牽引した。
メーカー別ではトヨタが1位に跳ね上がり、シェアが半分に迫った。 ヒュンダイ車はトップから下がったものの、今年1月にネッソ(第1世代)の2021年型モデルを韓国市場に発売し、30%弱の販売成長を実現した。
SNEリサーチによると、「主要メーカーの一つと認識されてきたホンダは、看板モデルのクラリティーの老朽化で販売が持続的に減少し、シェアが下落した」とし、「トヨタとヒュンダイという2大メーカーが水素自動車市場シェア90%代を占める状況で、ホンダが反発の機会をつかむのは容易ではないと判断される」と分析した。
2020年のグローバル水素自動車市場は、ヒュンダイ車が市場を席巻していたが、2021年に入ってから、トヨタの「ミライ第2世代」の新モデルが多く発売され、市場の勢力図が急変している。 2023年にネッソの第2世代モデルが発売されまでは、この構図が続くが可能性があるとSNEリサーチは伝えている。
提供元・コリア・エレクトロニクス
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