東京オリンピック・パラリンピックの開幕までいよいよあとわずかとなった。なんと言ってもオリンピックの花形競技のひとつはマラソンだが、8月7日に女子マラソン、8月8日に男子マラソンがそれぞれ北海道・札幌で行われる。コースは、大通公園がスタート・ゴール地点で、さっぽろテレビ塔をバックにスタートしたのち、すすきのや北海道大学、北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)などを通過する。日本代表は、男子選手が中村匠吾、服部勇馬、大迫傑、女子選手が前田穂南、鈴木亜由子、一山麻緒が選出されており、メダル獲得への期待がかかる。そんななか、今年は「アシックス(asics)」「ナイキ(NIKE)」「プーマ(PUMA)」といった各スポーツブランドも厚底スニーカーを発売し、最新モデルが出揃っている。それぞれ履き比べてみた。

まず、東京オリンピック・パラリンピックのゴールドパートナーでもある「アシックス」の「ノヴァブラスト 2(NOVABLAST 2)」だ。トランポリンから着想を得たスニーカーで、デザインは日本の折り紙からインスピレーションを受けているという。「ノヴァブラスト 2」は厚底特有の反発力が実感できて、弾むような感覚が走っていて心地よい。「アシックス」が開発してきたなかで最も高反発の素材を使用しているだけあって、自然と足が前に送り出され、走りをサポートしてくれる。シューレースにも注目だ。柔らかい素材ではあるが、がっちり結ばれ、ほどけてしまう心配がほとんどない。そして、ランニング用マスク「アシックスランナーズフェイスカバー」もおすすめしたい。マスクにしては高額だが(4,180円)、走行中の呼吸が本当に楽だ。価格は17,600円。

「アシックス」「ナイキ」「プーマ」の2021年最新厚底スニーカーを履き比べ!
(画像=「アシックス」の「ノヴァブラスト 2」、『SEVENTIE TWO』より引用)

次に紹介するのが、「ナイキ」の「ナイキ エア ズーム ペガサス 38(NIKE AIR ZOOM PEGASUS)」で、こちらは飛ぶように走れるのが特徴だ。38年前に誕生した定番のランニングスニーカー「ナイキ ペガサス」の最新モデルで、フィット感にこだわって改良されている。38年にわたって愛され続ける定番シリーズだけあって、履いただけで気分も上がる。反発性もほどよく、足裏全体でしっかり接地するような安定感が感じられる。さらに、4つの独立したミッドフットバンドを採用していて、シューレースの締め方によって自分好みのフィット感に調整できる。エリートランナーはもちろんファンランナーにもおすすめの一足だ。価格は14,300円。

「アシックス」「ナイキ」「プーマ」の2021年最新厚底スニーカーを履き比べ!
(画像=「ナイキ」の「ナイキ エア ズーム ペガサス 38」、『SEVENTIE TWO』より引用)

そして、今年1月に発売した、「プーマ」にとって初となる厚底スニーカーの「ディヴィエイト ニトロ(DEVIATE NITRO)」だ。履いてみてすぐに実感できるが、反発性が高くて足運びが良く、さらにしっかりと沈み込むのが大きな特徴だ。足も包み込まれているような感じで、走っていて疲れを感じにくい。非常に柔らかい「ニトロ フォーム」をフルレングスで使用した、超ソフトな厚底スニーカーだ。価格は19,800円。

「アシックス」「ナイキ」「プーマ」の2021年最新厚底スニーカーを履き比べ!
(画像=「プーマ」の「ディヴィエイト ニトロ」、『SEVENTIE TWO』より引用)

今回、「アシックス」「ナイキ」「プーマ」の厚底スニーカーで走る楽しみを改めて実感できた。コロナをきっかけにランニングで気分転換をする人が増えているが、そういった方にもおすすめだ。

文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO

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