サムスン電機が今年下半期に電装用MLCC(積層セラミックコンデンサ)を製造する中国の新工場稼動を控えている。
13日、ニューデイリー経済によると、サムスン電気は、早ければ第3四半期中に電装用MLCC海外生産拠点である中国天津工場の量産を本格的に開始するという。
電装用MLCCは、イ・ジェヨン=サムスン電子副会長の肝いり事業で、サムスン電機が約5700億ウォンをかけて、中国天津に新工場増設を準備してきた。
業界では、天津工場の量産を控えているなか、サムスン電機が北米電気自動車メーカーから5000億ウォン規模の電装用カメラの初期物量を受注したというニュースが出ている。
同紙によると、サムスン電機側は、天津工場やカメラ受注の件を否定したとのこと。
業界では、サムスン電機が下半期に天津工場の稼動を開始すると、電装用MLCCの売上高の割合は、今年の7.6%から2024年20.9%に拡大すると見ている。昨年、サムスン電気全体の売上高は8兆2000億ウォン水準であり、このうちMLCC事業は44%(3兆6450億ウォン)を占めた。
提供元・コリア・エレクトロニクス
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