メルセデス・ベンツの親会社であるダイムラーは2020年に中期経営計画の「アンビション2039」を掲げ、2022年から世界中のすべての生産拠点をカーボンニュートラルにすると発表した。また、2030年までに新車販売の50%をPHVやBEVにする目標を掲げている。
2021年第1四半期の実績では、欧州で販売されたメルセデス・ベンツとスマートのうち、4台に1台が電動車。グローバルでは全販売台数の1割をPHVとBEVが占めるという。
メルセデス・ベンツのBEVは2018年に発表されたミドルクラスSUVのEQCのみだったが、ここに来て矢継ぎ早にニューモデルが登場している。国内ではコンパクトSUVのEQAが発表済み。
EQシリーズのフラッグシップとなるEQSと、3列シートのコンパクトSUV、EQBは2022年年央以降に導入の予定だ。また、ミドルクラスサルーンのEQEとEQS、そしてそのSUVバージョンの導入が予定されている。PHVのバリエーションも増やす予定で、2021年末までには30車種程度に拡大する見込み。

(画像=▲EQA 価格:640万円 最高出力190psのFF 航続距離はWLTCで422km、『CAR and DRIVER』より 引用)

(画像=▲EQSはSクラスのBEVで2022年年央日本上陸予定 最高出力333㎰ 航続距離770㎞、『CAR and DRIVER』より 引用)

(画像=▲新型CクラスはEVモードで100km走れるPHVを設定する予定 登場が楽しみだ、『CAR and DRIVER』より 引用)
文・世良耕太/提供元・CAR and DRIVER
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