海外に長期滞在するなどの理由によりしばらく車を使わなくなる場合、一時的に不要となる自動車保険の保険料を支払わなくて済む方法はないかと考える人もいらっしゃるでしょう。このようなとき自動車保険を解約せず、「中断・休止」するという方法を取ることもできます。今回は、自動車保険の中断・休止の手続き方法や注意点について解説します。

Chapter
ー 自動車保険って中断(休止)できるの?
ー 自動車保険の中断(休止)をするために必要な書類と条件
ー 中断証明書の発行方法と紛失した場合は?
ー 中断後の他社への乗り換えはできるの?
ー 自動車保険の中断(休止)の注意点

自動車保険って中断(休止)できるの?

自動車保険の中断(休止)方法とは?
(画像=『CarMe』より引用)

自動車保険は一度解約してしまうと、これまで積み上げてきた等級がリセットされてしまいます。これまでの実績が無駄にならないよう自動車保険には解約手続き以外に「中断制度」とよばれる制度があります。

中断制度はその名の通り、一時的に自動車保険の契約を休止する手続きのことで、一定期間内であればノンフリート等級を引き継ぐことができます。また中断中は保険料の支払いが発生しないので、長期間、車を利用しない場合に活用できる便利な制度です。再開できる期間は、一般的に5年以内か10年以内のどちらかで設定されています。

※参照元:中断証明書を発行するメリットは|ソニー損保|自動車保険のよくある質問

自動車保険の中断(休止)をするために必要な書類と条件

自動車保険の中断(休止)方法とは?
(画像=『CarMe』より引用)

自動車保険の中断・休止の手続きをするためには、いくつかの条件と必要書類があります。条件としては中断後の新契約の等級が7等級以上であること、車を手放していることなどがあります。解約日・満期日から一定期間内に申請するという条件もありますが、こちらは保険会社によって異なるので、事前に確認しておく必要があります。また手続きには中断証明書発行に関する依頼書、中断前の自動車保険証券のコピー、さらに前契約車両の売却やリース業者への返還・譲渡・廃車などを証明する書類が必要です。中断する理由によって必要な書類が異なります。

中断証明書の発行方法と紛失した場合は?

自動車保険の中断(休止)方法とは?
(画像=『CarMe』より引用)

自動車保険を中断・休止していることを証明するための「中断証明書」は、契約している保険会社もしくは代理店に申請して発行してもらいます。中断証明書は、契約を再開・新契約する際に必要となりますが、もし、紛失してしまった場合は再発行の手続きをすることができます。

中断後の他社への乗り換えはできるの?

自動車保険の中断(休止)方法とは?
(画像=『CarMe』より引用)

自動車保険を中断・休止している最中に、ほかの自動車保険に乗り換えたいという場合もあるでしょう。中断証明書を利用すれば、等級を保持したまま他社への乗り換えも可能です。手続き方法は保険会社によって異なるので、どのような手続きや書類が必要になるのかを保険会社に確認しましょう。なおインターネットでの見積もりや手続きができない保険会社もあるので、その点も確認しておく必要があります。

自動車保険の中断(休止)の注意点

自動車保険の中断(休止)方法とは?
(画像=『CarMe』より引用)

自動車保険の中断や休止に関する注意点としては、手続きをするために条件が設定されている点が挙げられます。また中断や休止した場合は等級が引き継がれるだけでなく、事故有係数適用期間も引き継がれる点にも注意が必要です。

自動車保険の中断(休止)方法とは?
(画像=『CarMe』より引用)

自動車保険は解約する以外にも中断・休止することで、等級を保持したまま自動車保険を再開することができ、他社へ乗り換えることも可能です。そのため、中断中にほかの自動車保険の一括見積もりを依頼しておき、再開する際の参考にするという方法もあります。

提供元・CarMe

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