世界の半導体受託生産(ファウンドリー)1位企業である台湾TSMCの中国の工場増設計画を受け、米国政府がTSMCに圧力をかけているとの報道が出ている。
11日、韓国メディアは、台湾デジタルタイムズ報道をもとに、米国政府が、TSMCの中国南京の12インチウエハ(半導体ディスク)ファウンドリ工場増設計画について、懸念し圧力を加えたと報じた。
TSMCは南京工場に28ナノメートル(㎚・1㎚は10億分の1m)級工程ラインを追加して車両用半導体の生産を増やす案を推進中だ。 28ナノ工程自体は最新の技術ではないが、米政府は、旧型の工程であっても許容しない構えであると伝えられた。
韓国メディアなどは、TSMCの工場増設に歯止めがかかれば、韓国のファンドリ企業が「漁夫の利」を得るという見方も出ているか、現時点ではどうなるかは分からない。
提供元・コリア・エレクトロニクス
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