トヨタは2021年7月7日、「アルファード/ヴェルファイア」のアイドリングストップ・システムに不具合があるとしてリコールを届け出ました。

【5万台リコール】トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」のアイドリングストップ・システムに不具合
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

この不具合は2019年10月にリコールとして届け出されましたが、新たに原因が判明し、以前の改善措置の内容が不十分であったため、対象を拡大して再度届出されています。

不具合は22件の市場からの報告によるもので、アイドリングストップ搭載車において、制御プログラムが不適切であるとともに、バッテリーの断熱が不十分なため、長時間アイドリングによりバッテリー温度が高い状態で使用を繰返すと、劣化抑制のための充電が不足してバッテリが異常劣化することがあるというものです。そのため、アイドリングストップ後、再始動できなくなる恐れがあります。

【5万台リコール】トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」のアイドリングストップ・システムに不具合
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

対策は、該当車両のエンジン制御用コンピューターとアイドリングストップ用コンピューターのプログラムを対策仕様に修正するとともに、一部車両に対しては、バッテリ断熱カバーを対策品に交換することになります。また、バッテリーの劣化状態を点検し、異常がある場合は新品に交換することになります。

該当車両は2018年12月~2021年6月の間に生産されたアルファード、ヴェルファイアで、合計5万983台です。

【5万台リコール】トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」のアイドリングストップ・システムに不具合
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

提供・AUTO PROVE

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