毎週のように新商品が登場するコンビニのスイーツ。4月27日に、冷凍食品の開発に力を入れているローソンから新感覚の冷凍スイーツが新登場した。ローソンオリジナル冷凍食品「ティラミス」「アップルパイ」「ドライフルーツとナッツのカッサータ」の3種類である。いずれも2個入りで、価格は399円。発売直後からSNSで話題になり、各店舗で入手困難な状況となっているようだ。

ローソンオリジナル冷凍食品「ドライフルーツとナッツのカッサータ」などを試す 解凍不要でいつでも食べられる
(画像=解凍不要の冷凍スイーツ「ティラミス」「アップルパイ」「ドライフルーツとナッツのカッサータ」。ラインアップは他にもある、『BCN+R』より引用)

 共通するメリットは、「冷凍食品にも関わらず解凍不要、すぐに食べられる」「未開封であれば賞味期限は約1年間」。一般的な生のケーキとは異なり、キャンペーン期間中など、お得に購入できる時期にまとめ買いして冷凍庫に常備しておけるのだ。

 さっそく、1点ずつ紹介していこう。アップルパイは暖かいイメージがあるが、ローソンの冷凍アップルパイは、クリーム(カスタードクリーム・ホイップクリーム)と約1cm角のリンゴがぎっしり詰まっていて、冷凍庫から出したばかりでも全く凍っておらず、ひんやりとしていた。

ローソンオリジナル冷凍食品「ドライフルーツとナッツのカッサータ」などを試す 解凍不要でいつでも食べられる
(画像=パイ生地の食感とバターの香り生地いっぱいに入った滑らかなクリームの中から現れるリンゴがおいしいアップルパイ、『BCN+R』より引用)

 表面はサクサクしているので、崩れないように取り出す。早速食べてみると、ふわっとした生地の隙間からバターの香りが漂う。中のクリームは凍っておらず、滑らかな舌触り。食べる前はアイスシュークリームを想像していたが、このアップルパイは想像を超えた新しい冷凍スイーツだと感じた。新しいスイーツとして、ぜひ味わってみてほしい。

 次はティラミス。オリジナルのティラミスは、コーヒーを染み込ませた生地にマスカルポーネチーズを乗せ、上からココアパウダーを振りかけた、イタリア発祥のスイーツ。ローソンの冷凍ティラミスは、ココアパウダーとマスカルポーネチーズを使用したチーズクリームとスポンジ生地の3層がきれいに重なっており、アップルパイ同様、冷凍庫から出したばかりの状態でも凍っておらず、簡単にフォークが入っていく。

ローソンオリジナル冷凍食品「ドライフルーツとナッツのカッサータ」などを試す 解凍不要でいつでも食べられる
(画像=おなじみのティラミス。4cm程の厚みがあり、食べ応えがありそうだと感じた、『BCN+R』より引用)

 食べてみると、外側のパウダーと生地が口に入り、最初にほろ苦さを感じた。チーズクリームの部分はシャリシャリしていて、アイスのような食感が楽しめる。ほのかな甘味はあるものの、パウダーと生地やほろ苦い香りが先に口いっぱいに広がるため、大人向きの味わいを感じた。ワインなどのお酒にも合いそうである。

 さらに10分ほど常温で置いてから食べてみると、クリームの食感と風味が変わった。柔らかくなったクリームが甘味を増し、スポンジとパウダーのほろ苦さが全て混ざり合って、冷凍庫から出した直後とは全く違う感覚になる。甘いチーズクリームが全てを包み込むので、最後に濃厚な後味が残る。まさに1つで2回の味わいを楽しめる、新感覚スイーツである。

 最後に「ドライフルーツとナッツのカッサータ」を紹介しよう。カッサータとはイタリア・シチリアの伝統的なスイーツである。発祥の地にちなんで「カッサータ・シチリアーナ」と呼ばれることもある。果汁やリキュールなどで湿らせたスポンジ生地の上に、ドライフルーツやナッツを混ぜたリコッタチーズを型に流し込み、冷やし固めてから食べる。まさに暑い時期にぴったりのスイーツだ。

ローソンオリジナル冷凍食品「ドライフルーツとナッツのカッサータ」などを試す 解凍不要でいつでも食べられる
(画像=ドライフルーツやナッツがふんだんに使われたドライフルーツとナッツのカッサータ、『BCN+R』より引用)

 冷凍のドライフルーツとナッツのカッサータは、オリジナルと同様に、スポンジ生地の上にリコッタチーズを使用したチーズクリームを乗せ、表面とクリームの中にドライフルーツやナッツが入っている。ドライフルーツは、クランベリー・オレンジ・レモン・リンゴ、ナッツはピスタチオ・アーモンド・くるみなど。

 本家のカッサータを食べたことがないため、今回が初めての実食である。他のスイーツ同様、凍っていないため、フォークを入れるとサクッと切れる。口に運ぶとひんやりした食感とともにドライフルーツの風味が広がり、次にナッツの香ばしい香りがやってくる。

 食べてみて感動したのが、チーズクリームだ。甘さ控えめで口当たりも軽いため、数種類のドライフルーツやナッツの風味を引き立たたせ、包み込んでくれているようだ。チーズクリームの口当たりもさっぱりしていて、いくらでも食べられる。ひとすくいごとにトッピングが異なるため、口に入れるたびに味の組み合わせが変わり、新鮮な気持ちで味わえる。すでにカッサータを食べたことがある方も、初めて食べる方もぜひおすすめしたい一品である。

 洋生菓子を製造・販売するモンテールが発表した「スーパー・コンビニ スイーツ白書 2021」によると、スイーツの購入場所ランキングでは、コンビニはスーパーに次いで2位にランクインしており、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、在宅時間が増えたのか、スーパー・コンビニのスイーツを食べる回数・量ともに、およそ4人に1人が「増えた」と回答した。

 今回は紹介したローソンの冷凍スイーツは、定番のアップルパイ、ティラミス、あまり日本では馴染みのないカッサータの3種類のラインアップだが、それぞれに特徴があっておいしかった。しかも、どれも1個200kcal以下とカロリーは低めで、特にカッサータは1個84kcalと、ダイエット中でも罪悪感を感じず食べられる。今年はアイス・かき氷の他に、新しい夏のスイーツとして「冷凍スイーツ」を選択肢に加えてみてはいかがだろうか。

提供元・BCN+R

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