エス・ピー・エム(愛知県名古屋市、代表江原正純)が7月1日付で破産申請した。2020年6月期の決算時の負債総額は13億273万円だった。同社は1999年の設立以来、メンズカジュアルウェアのODMやOEM生産を中心とした輸入、卸売業を手掛けていた。アジア各国の企業に製造を委託し、Tシャツからアウターまで扱う品は多岐に及んでいた。中国や韓国、ミャンマー、バングラディッシュなど海外との取引実績は100社以上で、低コストを売りに事業を拡大してきた。同社はメンズウェアが主力であったが、近年はレディスウェアも一部扱い、2019年6月期の売上高は25億1291万円を計上していた。
エス・ピー・エムは、2020年6月期の売上高は24億8611万円を計上していたが、2021年6月期に入ると、コロナ禍の影響で受注の下落が著しく、資金繰りが悪化していた。さらに取引先のコイケ社が5月14日、約67億円の負債を抱えて東京地裁に民事再生法の適用を申請したことで、もろにその影響を受けた。
文・西岡愛華/提供元・SEVENTIE TWO
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