サムスンSDIが米国3位の自動車メーカーであるステランティスと米国内に合弁会社設立のため協議中であるとの報道が出ている。

東亜日報は7日、バッテリー業界への取材をもとに、「サムスンSDIとステルランティス幹部は先月中旬、ステルランティス本社があるオーバーンヒルズで会談を行うなど、両者の交渉を通じて詳細を調整中だ」とし、「3兆ウォン(約2900億円)台に達する合弁工場の詳細内容は確定していない」と報じた。

同紙によると、ステランティスはLGエナジーソリューションやSKイノベーションとも交渉したが、現在はサムスンSDIのみと交渉中であるとの業界関係者のコメントを伝えた。

ステルランティスは、グローバル4位の自動車メーカーであり、米国第3位の自動車企業だ。今年1月にフィアットクライスラー(FCA)とプジョーシトロエングループ(PSA)の合併によって誕生した。プジョー、シトロエン、フィアット、クライスラー、ジープ、マセラティなどのブランドを抱えており、世界市場シェアは約9%に上る。

東亜日報は、「サムスンSDIとステルランティスが合弁設立に最終合意すれば、米国の約30GWh規模の工場設立に乗り出すことが分かった」と伝えた。 30GWhは、電気自動車1台あたりのバッテリーの需要を70KWhと仮定したとき、約43万台に相当する。

提供元・コリア・エレクトロニクス

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