LG電子とマグナ・インターナショナルの電気自動車、パワートレインの合弁会社であるLGマグナイーパワートレインが公式に発足した。

LG電子は7月1日、取締役会を開き、LGマグナイーパワートレインを設立するための物的分割を決議した。物的分割の対象は、LG電子のVS事業本部内のグリーン事業部門の一部で、マグナは4億5,300万ドル(約500億円)を投入し、新設法人の持株49%を買収した。

最終的な持分の買収が終われば、LG電子がLGマグナの持株51%、マグナが49%を保有し、この持分比率により、LG関係者3人、マグナ関係者2人など、計5人で取締役会を構成する。

初代CEOは、LG電子のチョン・ウォンソクVS事業本部グリーン事業担当(常務)が内定したという。チョン・ウォンソク常務は、大宇自動車、LG CNS、LGシナジーチーム、LG電子電装事業アジア顧客管理者、LG企画チームの常務などを経て、2018年にLG電子VS事業部に異動した。

LGマグナは、初代CEOの選任など法人設立の過程を終えて、今月中に発足式を行い、公式に発足を知らせる予定だ。

LGマグナの本社所在地は、韓国・仁川で、グリーン事業の一部と関連のある従業員約1,000人が、合弁法人に異動する予定だ。分割されるグリーン事業の一部は、電気自動車に入るモーターやインバータ、車両充電器はもちろん、駆動システム(モーター、インバータ、減速機がモジュール化された製品)などだ。

提供元・コリア・エレクトロニクス

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