コーセーは、6月28日からコーセーグループに勤務し接種を希望する従業員を対象に、新型コロナウイルスワクチンの職域接種を開始した。接種初日となった28日には、コーセーの従業員を始め、アルビオンの従業員やコーセー美容専門学校の生徒らがコーセーの王子研修センターで接種を受けた。職域接種とは、ワクチン接種に関する地域の負担を軽減し、接種の加速化を図っていくため、企業や大学などにおいて、職域単位でワクチンの接種を行うものだ。企業側としては、従業員が安全に安心して働ける職場環境を整備することに繋がり、コーセーグループも積極的に取り組んでいる。

 接種会場となったコーセーの王子研修センターでは、コーセーとアルビオンの保健士らが中心となって応対しており、接種希望者はスムーズにワクチン接種ができる。また、健康面で不安がある従業員は接種と合わせて保健士から健康指導を受けることもできる。さらに、健康上のリスクを持つ従業員のために、接種後に安静にしていられる部屋を設けるなど、健康面におけるケアは万全だ。

 実際にワクチンを接種した従業員は、「筋肉注射だと聞いていましたが、痛みも痒みもありませんでした」と感想を語り、さらに「これまではマスクやアクリルボード、手指消毒といった対策を施して、お客さまには見た目での安心をご提供してきましたが、ワクチンを接種したことでさらに安心してお買い物を楽しんでいただけるのかなと思います」と語っている。

 コーセーは7月25日から2回目のワクチン接種を実施する予定だ。ワクチンを接種した日は勤務扱いになり、接種会場までの交通費は会社負担だ。従業員の自己負担がかからない形で職域接種を実施していく。コーセーのこうした取り組みがコロナ克服の一歩に確実に繋がっていく。

文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO

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