「ナイキ(NIKE)」は7月17日、アメリカ、フランス、ブラジルに続き、日本のスケートボードのフェデレーションキット「NIKE SBフェデレーションキット」を発売する。様々なスポーツ競技が行われる今夏、ナイキSBチームはオランダ人アーティストのピエット・パラ(Piet Parra)とコラボレーションし、日本、アメリカ、フランス、ブラジルの地理に関連した色彩あふれるデザイン制作を行った。それぞれのプリントは、日本のアートに見られる風景へのこだわりに基づいており、馴染みのある都市風景が強調された。

フェデレーションキットを担当するドノヴァン・ハリス(Donovan Harris)は、「風景とスケートボードの間に自然なつながりを見出し始めました。スケートボードは何もないところでするものではありません。周りにあるすべてのものが、新しいスケートボードの場所を作り出しているのです」と語り、このインスピレーションがスケートボードコミュニティらしさを保ちつつ、新しいファンをスケートボードに招くようなキットを生み出したと述べている。

「NIKE SBフェデレーションキット」は機能性とデザイン性、サステナビリティに着目して制作された。使用する素材には、ライダーが涼しくパフォーマンスを行うために吸湿性のある糸が使用されている。アメリカ、フランス、ブラジル、日本で展開されるキットはそれぞれの国に馴染みの深いスポーツへのオマージュとなっており、日本分のデザインにはベースボールジャージが採用された。また、スリーブには国名の頭文字3文字、ボディにはアメリカ分は鷲、フランス分はオンドリ、ブラジル分はオオハシ、日本分は鶴、とそれぞれの国の精神性や個性を象徴するモチーフがプリントされた。さらに、再生ポリエステルを使用し、廃棄物削減にも取り組んでいる。

スケートボードの堀米雄斗選手は、「新しい代表ウェアは日本がデザインに象徴されていて、すごくかっこいいデザインだと思います。日本代表ウェアを初めて着るのですが、このウェアを着て、今年の夏の大会で滑れるのが楽しみです。Nike SB x Parraのジャージは、着心地が凄く良くて、スケートをして汗をかいてもすぐ乾く素材になっているので、すごく滑りやすいと思います。この夏は、世界のスケーター達がみんな集まるので、みんなの滑りを見てほしいし、自分の滑りにも注目して欲しいです」とコメントしている。

同じくスケートボードの白井空良選手は「日本のシンボルが象徴的に描かれており、且つ色鮮やかなデザインで、率直にかっこいいなと思いました。スケートボーディングのウェアでは、速乾性、ストレッチ性、着易さを重視しています。環境保全を意識したリサイクル素材が使用されていながら、機能性も備えている技術はさすがだなと思いました。持続可能な社会を作っていくためにも、リサイクル素材が使われているのは非常にいいことだと思います。このかっこいいユニフォームを着用して、大会に出場できるのが非常に楽しみです。常に自分にしかできないスケボーをしたいと思っているので、そこに大いに注目してもらいたいと思っています」とコメントしている。

同キットは7月17日より一部のスケートボード専門店にて先行販売を開始し、7月20日よりSNKRSアプリ、Nike.comそのほか一部の専門店で順次販売予定。

「ナイキ」が都市の風景がカラフルにデザインされた「NIKE SBフェデレーションキット」を発売
(画像=『SEVENTIE TWO』より引用)
「ナイキ」が都市の風景がカラフルにデザインされた「NIKE SBフェデレーションキット」を発売
(画像=『SEVENTIE TWO』より引用)
「ナイキ」が都市の風景がカラフルにデザインされた「NIKE SBフェデレーションキット」を発売
(画像=『SEVENTIE TWO』より引用)

文・藤田彩夏/提供元・SEVENTIE TWO

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