広告戦略の見直しも

メルカリは、広告や販売促進活動も見直ししていた。テレビCMだけではなく、既存利用者からの紹介を受けた人が初めて出品すると、両者にポイントが付与されるキャンペーンなどを実施。このキャンペーンがきっかけになって、子どもや孫からメルカリの使い方を指南してもらい、“出品デビュー”を果たしたという中高年層もきっと多いのだろう。この施策により、広告宣伝費を計画よりも抑えつつ、新たな顧客の獲得につなげることができたようだ。
そして、メルカリはアメリカでの事業も収益改善をして見せた。販売金額の10%の手数料に加え、20年10~12月期から決済手数料を約3%上乗せするなどして利益率を高めることに成功。それにより21年1~3月期の米アメリカでの流通総額は前年同期比99%増となった。また、プロフットボールNFLの王者決定戦「スーパーボウル」へのCM出稿などにより、現地での認知度も上げることが出来た。
これまで利用者は増え続けてきたが、広告宣伝費やキャッシュレス還元で出費がかさんだことで赤字続きだったメルカリ。巣ごもり効果や広告戦略の見直しによりやっと黒字化を果たしたものの、今期もこの好調を維持できるのだろうか。心配である。
参考元:メルカリが上方修正 上場以来、初めての黒字へ【東京商工リサーチ】
※サムネイル画像(Image:メルカリ公式サイトより引用)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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